一応こちらのURLに日本の代表的なヒップホップ・グループがずらずらと紹介されています。両者も登録されていて、そこからそれぞれの公式サイトや配信されている有料/無料の楽曲が登録されているのを聞き比べてみるのもいいかもしれません。改めて言えば、四人のMCと一人のDJで構成されているのが前者で、ラッパー三人でとりあえず構成されているのが後者。ちなみに前者のILMARIはドラゴン・アッシュの降谷建志とBOTS、そしてスケボーキングのSHIGEOと一緒にSteady&Co.というグループを組んでいます。
http://www.kickthecancrew.com/
KICK THE CAN CREW
極々個人的な意見を書いてみます。
私自身は、おなじヒップホップであることや、日本のヒップホップ自体にまだ明確な流派の違いがあまりリスナーに伝わってこない(もちろん流派みたいなもの、あるいは音楽性の違いは存在するのですが)こともあり、明確な「音楽ジャンルの違い」という点で両アーティストを区別するのは難しいと思っています。
ですので、非常に抽象的なたとえになってしまうのですが…。
たとえて言うなら、リップスライムは「おもしろい>たのしい>かっこいい」であるのに対し、キックザカンクルーは「かっこいい>たのしい>おもしろい」…という感じでしょうか。
リップスライムは、往年のスチャダラパーのような「オモロラップ」の片鱗を感じさせてくれます。カッコつけるよりも、面白さや楽しさを優先するような印象。事実、彼らのライブパフォーマンスはエンターテイメント的な側面で定評があります。「Funkastic」「楽園ベイベー」などはそういったカラーが良く出ていますね。
それに対してキックの場合は「面白さのなかにかっこよさをにじませている」という印象でしょうか…。「アンバランス」「SAYONARA SAYONARA」ではかっこよさを前面に押し出している一方で「マルシェ」「地球ブルース〜337〜/DJDJ[for RADIO]」といったような面白さを前に出した曲も作る…という特徴があるように思います。
あと、リリック(歌詞)にもその特徴が出ているように思います。リップの方は言葉遊びのようなものが多く、メッセージ色は薄めです。反面キックの場合はその逆で、比較的メッセージ色が強い感触を受けます。
私自身は、このような違いを感じますね。ちなみに私はリップスライムのほうが気負いがなくて好きです。キックも良いアーティストだと思いますよ。
RIP SLYME OFFICIAL HP
おお、私もリップスライムの方が好きなんですけど、alicebooさんの意見でなんだか分かりました。楽しいそう感がリップスライムの方が強いんですね。あとメッセージがほとんどないっていうのもいいのかも。テキトーで楽しそう、っていうのが今、なかなかないですもんね。回答どうもありがとうございました。
どうもありがとうございます。
CDは二つとも持っていて、音は聞いてます。
でも音楽は私にとって大変似ていると思えてしまうので、ルックスとかその他の特徴で区別するなら、何だろうなぁと思ったのです。リップスライムの法が楽しそうとかそんな感じの区別の仕方を教えてください。