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このURLは入力の必要上便宜的に付したものです
小学校ではありませんが、児童館に関わっておりますので、
「子供」と「地域」の双方に接する立場におります。
さて、民話教材・物語教材・説明文教材を地域の素材の資料をもとに作成する、
とのご質問ですが、これですと、
・国語科における「郷土文学への理解」に主眼を置いた副教材作りのノウハウ
・国語科における「PC活用指導」に主眼を置いた郷土文学などの取り入れ方のノウハウ
の二つが考えられてきます。
が、いずれにしても郷土に伝わる民話や伝承といったものに興味を抱かせ、
そこから目的とする単元の到達にプラスして郷土愛を育んでいく、
文字に依らない伝承の存在とそれを文字として記録していくことの重要性を発見させる、
地域の古い言葉などに触れることによって言語学的興味を引き出していく、
といった目的意識が重要になってくるものと思われます。
そこでご提案したいのが、他教科との連携です。
どのような教科との連携を図るかについては学年によって変わってくると思いますが、
たとえばまず国語科の中で郷土の文学について触れ、
続けて総合学習の中で土地の歴史に詳しい人を取材、リポート作成、
そして国語科に戻り、教師が用意した物語形式の土地の民話のプリントを配布して
そこから読解力や想像力を養う授業を展開していくなり、
さらに図工の時間に取材時に得た物語の印象を絵で表現させ、
教師が用意したテキスト(テキスト入力が主眼なら紙媒体で提供する)に
スキャニングした絵を添えながら絵本形式のファイルに仕上げていく、
といった授業を展開していく。
こうした多教科にわたるコラボレーションが、
子供たちに興味深い授業と印象的な学習成果をもたらしていきますし、
さらに学校で学ぶことはみんなひとつながりなんだ、
どれを頑張ればいいではなく、みんな頑張ると楽しくなるし身になるんだ、
といった学習態度の根本を形成していく指導にもつながってくるのではないかと思います。
漠然とした提案で申し訳ありませんが、
具体的な指導案については学年により激しく違ってくると思われますので
敢えてそのあたりは避け、指導案作りの目的意識ということに絞って
ご提案させていただきました。
なんにせよ、子供たちの目が輝く授業への取り組みに、
土地土地の伝承や民話を取り入れていくことは
素晴らしい効果をもたらしていくことでしょう。
聞く、考える、書く、表現する、まとめる、色々な自覚的な作業を通じて
子供一人一人が主人公になって取り組んでいく授業。
そうした指導案を通じた実践記録を、ぜひいつかWebに発表してください。
次に同様のご質問があった時、ここにこんな実践例がありますと
ご紹介できる日がくることを楽しみにしています。
以上、意に添わない文章でしたらお詫びします。
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