珍・加湿器
http://www.tepco.co.jp/corp-com/elect-dict/file/ju_001-j.html
TEPCO : 電気・電力辞典 | ジュール熱
http://www.tepco.co.jp/corp-com/elect-dict/file/de_034-j.html
TEPCO : 電気・電力辞典 | 電解液
面白い装置ですね。ニクロム線ヒーターのように、「抵抗体に通電すること」で発熱して、その熱で水を蒸気にしているようです。塩はNaCl → Na+ + Cl- のイオン性物質なので、水に入れると、その(食塩)水は電気を通すようになります。それで作動・発熱できるようになると思われます。
http://www.asahi-healthy.com/contents/vicks.htm
VICKS スチーム式加湿器〜アサヒオンラインショップ
【食塩を入れる理由】 VICKS・スチーム加湿器は、プラス極とマイナス極に、電極棒と呼ばれる炭素の棒を水に
浸すすことによって、電気を流しお湯を沸騰させ、蒸気を放出させる仕組みになっています。水またはぬるま湯に
入れる塩は、電気の流れを良くし、加湿をより促すためのものです。
加湿器が蒸気を放出しても、塩分はタンク内に残りますので、安全上全く問題ありませんのでご安心ください。
とのことです。
良いソースがなかったので手間取りました。
水に通電することによりジュール発熱、沸騰させると言う仕組みだと思います。
御存じのように、蒸留水は絶縁体であり、水道水もいくらかは通電しますが、塩を入れることで塩化ナトリウム水溶液になり、電解質になります。
こちらは炭素電極をなぜ使うのかのせつめいです。
きっと先発の方はヴィックスのページを示されていると思いますので、
ここでは塩水がなぜ電気を通すのかのご説明のページをご紹介しておきます。
日本ではその昔、明治か大正の頃だと思いますが、
これそのままの原理でパン種に電流を通してパンを焼く、
という凄まじい機械もありました。
構造は四角い木枠の内側を剥き出しの電極が取り巻いていて、
それが100ボルト電源に直につながるという恐ろしいモノ(^-^;
焼いている最中のパンに触ると感電の恐れがあったそうです。
ちょっと脱線しましたが、要するに電気が通れば熱が発生する。
こういう原理だったんですね。
お使いの加湿器は水に交流電流を流して直接水を加熱するタイプのようです。電流の流れ安さは、抵抗値に依存します。抵抗値は電解質(塩など)の量に依存します。塩を加えない場合、抵抗が大きすぎて電流が流れず、加熱しないものと考えられます。
塩の量で電流量を調節しているようです。
え?やっぱり陽極からは塩素がでるの?OH-がはどうなっているのかなー?
陰極もイオン化傾向からすれば水素がでるような?
もうポイントがないよー。