ある自作ソフトを作成した友人が、ある企業からそのソフトの特定業務用途での使用許可を求めるメールが届いたそうです。
その主な内容は、以下の承諾を求めるものでした。
1.業務を用途とした使用の許可
2.プログラムのソースの公開
3.プログラム改変の許可
4.ソースについての質問対応
の承諾を求められて、どうしようか迷っています。
お金を出してくれるそうなので相場が知りたいんですが、見積もりはどのくらいになるかという情報がありましたら教えてください。
あと、何か気をつけたほうが良いこと等あったら、教えてください。
http://www.asahi-net.or.jp/~vr5j-mkn/soft.htm
> インターネット上には無料で利用できるフリーソフトがたくさんありますが,
著作権は持ち続けたほうがよいと思います。契約相手の使用本数、回数、日数に応じて、報酬が得られるような契約にするのがよいと思います。
http://oss.mri.co.jp/reports/wheeler/oss_fs_why.html
Why Open Source Software / Free Software (OSS/FS)? Look at the Numbers!
URLはダミーです
選択肢としてですが
1.ソースを販売する&サポート料を貰う
2.ソースは販売できないので、ライセンス販売にしてロイヤリティを貰う。改変委託に対しては応じる
と言う方法があります。
ソースの販売はともかく、質問対応は、大変ですよ。プログラムの規模にもよりますが
ちょっとしたツール程度のものなら数万、おおがかりなものなら数十万貰ってもいいと思います。
実際に、ソースの販売ではなく、ロイヤリティ方式の場合は、販売数に応じて1本当たり¥20〜100とか、ちょっとしたカスタマイズ版を作ってもらうと言う契約をフリーソフト作者としたというプロジェクトに関わっていました。
最初にも言いましたが、一番厄介なのは質問対応です、時間や対応回数で、予め取り決めをしておいた方がいいです。
Yahoo!
プログラミングで得る単価は
1ヶ月の作業にて50万から100万くらいが適当です。
さらにソフトとしての付加価値に対して2倍から3倍が適当かなと思いますが、
ソフトの種類・機能がわからないとなんとも言えないですね。
業者としては、個人だから安いと思っているでしょう。
高ければお金で似たものを作ることもできますし。
また、4番に関しては、月額いくらといった契約にするべきですね。
下手すると無償で永遠に対応させられることもあるかもしれません。
あと、必ず著作権は放棄しないで下さいね。
http://www.unilink.co.jp/tcptrans/tcptrans.htm
Windows版TCP/IPファイル転送ライブラリTRANSWave | ユニリンク株式会社
URLは参考程度のダミーです
なるほど。アルゴリズムなんですね。
だとしたら、相手企業にもよります。
信頼できる企業ならいいのですが、そうでは
ない企業も多いですから。
いっそのこと、ライブラリや、DLLにしてしまって、商用価格で提供する。と言う選択肢もあるのではないでしょうか?
その企業に限定しないで、フリー版ライブラリも公開して、他の人にもつかえるようにすると利用範囲も広がるかとは思いますが。
ライブラリやDLLで関数としてExportするの
ならば、製品1つに組み込むごとに¥5000〜数万円のロイヤリティを貰って、バグや、バージョンアップには対応する
という契約を結ぶと、そのまま盗用される心配も少ないのではないかと思います。
対応は、前述の通り、1つの問題ごとにいくらって決めておくとよいでしょうね。フリーソフトだと数千円が相場でしょうか。(問題点でなく改変依頼なら1桁増えますが)
さりげなくライブラリに文字列や、暗号化処理をいれて、ライブラリを使っているソフトは分かるような識別コードを入れておく・・・というのは実際に私やっています。
実際に、一度提供したら、どのソフトでも使っていいということにされてしまうと、ちょっと困る場合もあります。
・・・ということで、参考にして下さい。
http://hp.vector.co.jp/authors/VA015622/
Index of /authors/VA015622
私も,企業から2回ほど同様の事例を受けたことがあります。このような場合はぶっちゃけたところ,大金を掴むチャンスです。まず注意することは,ソースの公開は必ず入金を確認してから行うことです。(最初の会社はソース公開したけど入金されませんでした。※300万円)
2社目は,基本的に先方の条件をすべて受け入れました。ただし著作権の放棄はしていませんので,ベクターでの販売は継続して行っております。最初の会社の場合は,正直なところ「欲の皮をつっぱらせすぎたため」先方も調整とかいやになったのではないかと思います。相場としては,先方の言い値で特に問題はないと思いますが,一応目安として,3万ステップのソース公開で1000万くらいだったです。(C言語で1ステップ300円ですね)
※こういう話は,一回見送ると次は一生ないかもしれませんので,早めに決めることをお勧めします。
http://oooug.jp/start/licence/copyright.html
著作権・ソフトウェアライセンス・オープンソース
著作権云々はこの辺りをご参考に
アルゴリズムも1つの商品ですから、別にクライアントライセンスを主張しても問題はないかと思います。(もう期限切れましたがGIFとかがまさにそのような例ですね)
だいたい金額的には1人月100万くらいがプログラマの相場なので、それに応じた作成手間賃である基本ライセンスがあってそれ以外に、このアルゴリズムが組み込まれた商品1パッケージにつき300円というような方式が無難かと思いますね。
その他企業は規約等に書いてないことは許可されていると認識しますので、嫌な事は全て規約に書くことをオススメします。
以下私の感覚です。
ただし正直申し上げると何処まで細かく請求するかは本アルゴリズムの質にもよりますね…。
1.業務を用途とした使用の許可
→これはベース価格を操作して調整
2.プログラムのソースの公開
→アルゴリズムということで本来ならソースなしですよね?
アルゴリズムを売る場合はそちらがメインですのでソースはサンプルというイメージになると思います。
3.プログラム改変の許可
→著作権は自分にあることを最終的な製品に明記した上で改変するのは許可等きちんと条件をつけるべきと思います。
4.ソースについての質問対応
→メール対応のみで5回で3万有効期限3ヶ月。ただし、バグの場合は回数はカウントしない。
のような方式のほうが自分の手間が省けますよね。ちょっと管理大変ですが。
サポートも考え様によっては商品ですから。
ありがとうございます。この辺で終了します。
ありがとうございます。
質問に(販売)と書いたのが悪かったのですが、自作ソフトというのは画像処理に関する制御ソフトで、アプリというよりはアルゴリズムが対象になります。
その企業はおそらくそのアルゴリズムを自社製品に組み込むのか、あるいは単純に性能がいいから自社での業務処理に使用したいということだと思いますので、おそらく販売数という概念はないと思います。
もうしばらく回答を受け付けますので、特に実際に経験された方の成功・失敗談などありましたらよろしくお願いします。