スティーブン・キングの原文を確認していませんが、もし、”they were sharpening a stick at both ends” のような表現であるとしたら、まず間違いなくウィリアム・ゴールディングの『蝿の王』(Lord of the Flies)の引用でしょう。無人島に漂着した少年たちの物語の最終章に出てきます。
一般にはこの部分は、もともと文明人であった少年たちが野蛮になっていき、ついには邪悪な獣性を帯び、相手を殺すための道具としてこのようなものを作ったとされます。ところが、武器としての槍なら一端を削げばよいのに、両端を削ぐことで狙う相手だけでなく武器を揮う本人にも危険が及びます。そのような武器の破壊性の象徴と一般には解釈されています。日本語で似た表現を探せば「両刃の剣」でしょうか。参考 URL は『蝿の王』についての kagami さんのページです。
ありがとうございます!!本文にも2,3個同じような文章が出ていてずっと気になってましたが、これですっきりしました。