Googleで検索されたのであれば、URL自体は御存知かもしれません。私は介護保険制度に関わる職業についておりますので少し説明させてください。
これは、介護保険で新たに顕在化した問題に対応する苦肉の策なのです。
施設ではなく在宅で介護を行っている家族がもっとも必要とするのは、滞在型のホームヘルパーなのですが、現行の介護保険制度では十分な配慮がなく、巡回型(短時間で訪問して歩く)ホームヘルパーの確保が精一杯の状況です。経済的に余裕のある家庭では従来から存在した家政婦を自腹を切って雇っていることが多いです。
ドイツの介護保険制度では、現金給付の形で、こうした問題に対処していますが、日本では現金給付が制度化する可能性は薄そうです。
そこで、旧知の家政婦さんとか、親戚の人とかに依頼して自薦ヘルパーとして登録してもらい、可能ならヘルパー研修を受けてもらい、滞在型ホームヘルパーとして介護保険からの給付も可能にしよう、ということが目的です。
このURLの中にも触れられているように、家族の場合は、別居していてヘルパーの資格を持っていたとしても、介護行為は禁止されるという見解(厚生労働省)ですので、家族による介護は、将来も給付の対象となる可能性は薄そうです。
いずれにせよ、信頼のおける団体であることは保証できます。財源については、公開された情報がないので説明できませんが・・・。
http://www.kaigoseido.net/ko_iki/index.shtml
全国ホームヘルパー広域自薦登録協会
こちらも、きっと御存知なのでしょうが、広域協会そのもののHPです。
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2003/05/s0526-4b.html
障害者(児)の地域生活支援の在り方に関する検討会委員名簿
こちらは、厚生労働省の検討委員会名簿です。この中の「中西委員」さんが、ご質問の団体の発起人の中に入っていらっしゃるので、信頼のできる機関ではないかと思います。
理事の方々は立派な肩書きを持ってますが、だからと言って信頼できるとは限りませんよね。
名前だけ貸してる場合もあるし、当初は真面目に活動していて後で胡散臭くなる場合もあると思います。
理事の一番上にある、CIL札幌(http://www.jvun.org/)の方もここの理事ですね。こちら活動状況がわかりますし、同じような活動をされている方が多いので信頼できる感じがします。
この協会は活動範囲が広いわりに情報が少ないと感じました。
ま、過去の質問からわかるとおり割に心配性ですので杞憂かもしれません。
ありがとうございました。
専門家の視点からの回答を得ることができて幸いです。
知人が知り合いの視覚障害者の人から、ここに登録して欲しいと頼まれたのですが、聞いたことがない組織なので不安だと相談を受け質問した次第です。
ありがとうございました。