「すれ違いものドラマ」(小説、映像作品いずれも可)について、物語研究・分析を詳しく取り上げているページを紹介して下さい。イチファンの感想文ではなく、学識者やプロのライターの方による記事を希望します。

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回答3件)

id:so-shiro No.1

回答回数594ベストアンサー獲得回数1

ポイント10pt

昔の映画です。1940年のイギリス映画『哀愁』を大東文化大学国際関係学部国際文化学科の田辺清教授が分析したものです。

「テーマは一級の男女の出会いと悲しい別れであり、1949年に日本で公開されると大変な反響を呼んだ。舞台のウォータールー橋を数寄屋橋に置き換えて戦時下の男女の出会いをつづった菊田一夫の『君の名は』(1953)に明らかにその影響がみられ、映画・舞台・テレビドラマで今日でも世代を越えて親しまれている」

ということで、「冬のソナタ」まで続く「すれ違いものドラマ」の源流ともいえる作品です。

田辺教授の個人サイト。

id:YOW

この先生の視点に既に「よろめき」入ってます。そういう点でちょっと興味深いです。ありがとうございました。

昨夜、私の映画のはてなに御回答を頂いてたので、

質問の付け足し、というのでもないのですが、

ブニュエルの一連の作品も「すれ違いもの」なんですよねー

---質問文補記---------------------------------

やはりご回答の際の条件を一部変えます。

学識者やプロライターでなくて素人の方でも、しっかりした分析的な内容でしたら可です。スミマセン。

2004/10/25 09:25:09
id:so-shiro No.2

回答回数594ベストアンサー獲得回数1

ポイント20pt

作者の対象範囲が広がったので、これは、というサイトを。

「めぞん一刻」という「すれ違い」というか「くい違い」で延々と読者をひっぱった(どうも、この作者、この手のテーマを延々と書き続ける傾向あり。『犬夜叉』もそんな感じ)作品の研究サイトです。

最盛期にはいくつも分析・物語研究のサイトが立っていましたが、現在も続いてるという点で最強のサイトと思います。

管理人は「ひろゆき」と名乗ってますが、あの「ひろゆき」さんとは別人と思いますが・・・

id:YOW

そうなんです、「めぞん一刻」も念頭にありました。

BSマンガ夜話で取り上げた時見たのですが、

「恋愛もののすれ違い」の引っぱり方についてはもっと色々掘りさげられるのでは、

と思って、物足りなかった記憶があります。

有り難うございました。

2004/10/25 11:45:36
id:komasafarina No.3

回答回数1662ベストアンサー獲得回数4

ポイント30pt

http://www.note-to-tone.tv/hiyoshi/research/1993_graduate/soturo...

トレンディ・ドラマにみる現代社会とマス・メディア

こんなのめっかりまひた。

第5章「101回目のプロポーズ」の構造テクスト分析

第一節 登場人物の指標 〜主体と構造〜

第二節 映像的諸要素の指標 〜モノと生活〜

第3節 感情的諸要素の指標

第1項 恋愛的相互作用の集合表象的側面

第2項 集合表象的「愛」の記号的表出

第3項 集合表象の受容の記号的表出

第4項 互酬と非互酬の記号的表出

第4節 構造から現実へ 〜指標の比較研究への視座〜

第5節 結婚観の意味作用

第1項 20代OLの持つ「結婚」観の現在

第2項 テレビドラマ内の「結婚」観

第3項 視聴者と検証行為

第4項 結婚行動の現在

第6節 指輪の意味作用

第1項 宝飾品に関する消費者意識

第2項 ドラマ内の指輪の意味

第3項 視聴者と検証行為

第4項 達郎と薫の指標比較から見た消費行動

第7節 「101回目のプロポ−ズ」の構造分析を通じて

「東京ラブストーリー」の言説分析

第1節 登場人物の行為分析(簡易版)

第2節 言語/恋愛/記号

第3節 主体の無意識の指標分析 〜恋愛言表の分析〜

第1項 「カンチ」の恋愛言表の分析

第2項 「リカ」の恋愛言表の分析

第3項 「三上」の恋愛言表の分析

第4項 「関口」の恋愛言表の分析

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4537049812/250-3110011-...

Amazon.co.jp: 小説から遠く離れて: 本: 蓮實 重彦

(付録)参考書

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/462200481X/250-3110011-...

Amazon.co.jp: 物語の構造分析: 本: ロラン・バルト,花輪 光

(付録)参考書

id:YOW

一番上のページは、当時の企画制作側の意図における各々のドラマツルギーと

マーケティングとがいかに連携とってたかに粘着し、

登場人物のマンション見取り図や乗っていた車の車種について等々、

「いかにしてモノを売らんかな」姿勢で操作されていたかを書き斬った、という

とてもナイスなリポートでした。

お薦めの本も、参考になりました。ありがとうございました。

2004/10/27 16:10:59

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