普通の青年漫画雑誌あたり(ビッグコミック系・モーニング系等…)しか
読まない成人男性がやおい要素の入ったレディースコミック(ディアプラス位で)を
内容が楽しめる程のレベルになるにはどういう漫画を順番に読ませて
慣らすべきだと思いますか?
なお、あくまで仮定の話ですので
「読ませる相手の趣味云々」
「男性にやおい要素は見せるべきではない」
等の意見は必要ではないので宜しくお願いいたします。
スタートは…少女漫画とかから入って
ゴールはトリビアでも取り上げられた影木栄貴くらいで考えてみてください。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592881516/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 風と木の詩 (第1巻) (白泉社文庫): 竹宮 惠子: 本
や老い漫画の源流ともいえる作品でありながら
少女漫画の不朽の名作ともいわれる風と木の詩などを
まずごらんになってはいかがでしょうか?作品としての
完成度も高く入門としてはよいかと思います
なるほど。
私は男ですが、まだ影木栄貴が同人でしか活動してなかった頃から知ってました。
恥ずかしながら本も買ってました!
そんな私におまかせください(笑)
まず導入は、やおいを感じさせないくらいの所からいきましょう。
TONOさんの「チキタ★GUGU」。
人喰い妖怪と少年の物語ですが、そこはそれ、
どっぷり同人の世界に漬かり込んでいるTONOさんですから、
同性同士が人生を重ねながら生きるというシチュエーションを通して、
ライトな筆致ながら、シッカリやおいの基本は押さえています。
全く恋愛要素は絡みませんが、それがまた入門者にはお勧めです。
普通のまんがとして違和感無く読める作品です。
続いてお勧めは 戸川視友の「レバダン・希望の花」。
これはbk1に登録が無いとのことですので話だけ。
若き工学博士・神無佐保は、聖者の張った結界に守られた幻の王国、レバダンに漂着します。
そこで血生臭い権力抗争に巻き込まれながらも
暴君・父王ヘンリーに代わって平和な治世を築こうとする
若き現国王エドワードと恋に落ち、その愛を貫いていくというドラマです。
生々しいシーンは出てきませんから、入門者には好適です。
やおい界の純愛大河ドラマと言えるでしょう。
出版元は冬水社です。
長編がだめなら、秋里和国弐の「TOMOI」、いってみましょう。
これは硬派です。これで泣ければ、もう十分。
絵柄さえ好みに合えば、そのままレディコミに移行できます。
男の場合、やおいは純愛路線から入らないとだめなんです。
男がやおいで萌え〜、となることはまずありませんから、
考え方の基本として、思いが深ければ性別は関係ないな、
というところに持っていかないと、
過激な描写に生理的な拒否反応を示します。
そんなわけで、純愛路線から入っていくやおい入門、
ということでご紹介してみました(^-^)
自分の場合はストーリーが立ってるギャグ路線から入り込めた、って感じなんですよ。
具体的な作品名を挙げれば「西洋骨董洋菓子店」なんですが。
アレもまだライトな部類(…ですよね)ですから、入門としてはいいんじゃないかなーとか。
Tonoさんですか。初めて聞いた作者さんです。いつかチェックしときます。
花より男子(だんご) (1) (マーガレットコミックス (2028))
これで少女マンガの世界に抵抗なくなると思いますよ〜
レディースコミックだと、ハッピーマニアとか、OLヴィジュアル系とかが入りやすいと思います。
お、スタートライン近いとこの作品ですね。
アニメ化されてる作品はやっぱり入りやすいんでしょうかね?
のだめ、最近よく話は聞くんですがまだ未チェックなんですよね。
内容があれば「読ませる」力たりうる! と思いますが、流れとしては
(0)作品の内に男女恋愛を含み、他にテーマがあるもの
羅川真里茂『しゃにむにGO!』
(1)登場人物達の感情が主題として構成されているもの
津田雅美『彼氏彼女の事情』
(2)その主題が友情を描くに留まっている(またはそう取れる)もの
あとり硅子『黒男』
なるしまゆり『少年魔法士』
(3)物語で読ませる性質があり、BLを含むもの
よしながふみ『西洋骨董洋菓子店』
杉本亜未『ANIMAL X』(全編)
絵柄とかも重要ですよね。
(x)少女漫画絵で、少女漫画でないもの
山下和美『天才柳沢教授の生活』
(a)躍動感があるが線の細い絵柄
森永あい『山田太郎物語』
和泉かねよし『そんなんじゃねえよ』
(b)雰囲気も落ち着いた静的な絵柄
紺野キタ『SALVA ME』
(c)何かもう見ただけでやおいっぽい絵柄
……。?
また、少なからず上に挙げた漫画家はBLとそうでないものを共に描いているので、気に入った作者によって横滑りさせる方法も強力だと考えます。
パターン別に詳しくありがとうございますー。
横スライドでの入門ですか。確かにそれは読ませやすいかも。
(x)→(a)or(1)→(2)→(3)のルートが使いやすそうですね。
百合姉妹 Vol.5 (SUN MAGAZINE MOOK)
センチメントの季節 (1) (Big spirits comics special)
みなさんの回答がやはりアクションとかはいった少女漫画とかアニメ化、ドラマ化されたのからということだったので、それも思いついたのですが一緒になるので
少女漫画とは言いにくいかもしれませんが
やおいも書いている作家さんの絵とかから
なじんでもらうというのはどうでしょうか
冷たいお菓子を書いている作家さんは
本作品は成人男性向けですが
同人ではNARUTOとか描かれていて
女性でも好きというかたがいるので
いいのかも知れません
百合姉妹は蔵王大志名義でユリのほうをかいています
ユリがOKならやおいもとなるかもしれませんし
同じ絵柄で漫画を書いているのでやおいも抵抗なくなるかもしれません。
それと同じ理由でセンチメントの季節とか高河ゆんとかがはいりやすいのでしょうか
どちらかというと少年漫画系ですが
少女漫画より抵抗が少ないかもと・・・
あまり役立ちそうにない意見かも
男性向けからのスライドもアリですねぇ。
初めに読むなら、やはり書かれているようにアニメ化されている作品が良いと思います。
「フルーツバスケット」は意外と男性ファンも多いので、読みやすいかもしれません。ほのぼのと、でもシリアスに話が進みますし。まだ完結していないが、ちょっと対象外になるかもしれませんが;
そして「ぼくの地球を守って」もおすすめです。若干ふるい漫画ではありますが、凄く好きです。また、何故か私の友人(男性)にはこの作品のファンが多いです・・・。中学の友人から、オタ友まで;なので、男性の方にも受け入れやすい作品なのかな?と思っています。内容もしっかりしていますので、楽しめると思います。
やおいの入門としては、南野ましろ先生の「好きじゃないけど愛してる」はいかがでしょうか?
さらっとギャグで、うっかりやおい・・・な感じです。絵が可愛い系なので、ビックコミックやモーニングをいつも読んでいる方には衝撃かもしれませんが;
少女マンガですので、可愛いイラストもアリかな?と思いましたので。
特に非難されているわけでもなく、当たり前に「男同士」なので・・・エロエロ〜!なシーンも特別ないので、入りやすいかな?と思います。
私は、やおい系を読まない友人には初めにこの辺りを勧めます。
あー確かに。南野ましろさんは読みやすい絵柄ではありますよね。
今のところ、
・徐々にステップアップ派
・絵柄スライド派
・同作者横スライド派
・別メディア露出派
この4個が主な意見でしょうか…
http://nagoya.cool.ne.jp/suzu1155/annaidaisan.htm
第三の帝国ってどんなお話?
「花咲ける青少年」
まずは、この辺から。少女漫画=美少年がいっぱい出てくるのは当然だということから理解していただきましょう。この漫画は、美少年美少女ばっかりなのもありますが、何よりストーリーが良いのです。一人の少女(実は、ある王族の血縁なわけです…そこらへんがもう少女漫画)が、自分の父親と始めた或るゲームから物語が始まります。これにはやおい要素全くナシ。主人公が、自分の恋愛相手を探す物語なので「恋愛的要素」もそれほど高くありません。
はい、そこから、
『ときめきトゥナイト』あたりを抑えます。
初恋&純愛!!!です。
次に、
『東京バビロン』です。
ちょっとダークサイドも覗いてもらいます。やおいではありませんが「美少年×美少年」という状況に慣れさせます。
「アーシアン」
はい、ここからいきなり、やおい入ります。と言っても、これはドラマ的要素が強く、直接的な場面は「ちょっと」しかありません。精神的な結びつきが強く描かれていますので、肉体はそのオマケみたいなものです。
次は同じ作家つながりで、「源氏」あたり行ってみたいところですが単行本では完結してませんので、微妙ですね。
ここから一気に「第三の帝国」あたりを読まれると、もう何も怖いものはありません。残念、ISBNはありませんのでURLで紹介します。画像がなくて残念…。
或る日突然、裏社会の帝国「オデッサ」の皇帝となるユーリ。彼を守る美しい暗殺者「冬彦」。この二人のすれ違いっぷりは見事です。
第三の帝国が読めれば、「ツーリング・エキスプレス」も大丈夫です。徐々に進むのが、ポイントです。
お、CLAMP作品きましたね。東京BABYLONとかXとかが該当書になるのかな。
高河ゆんとCLAMPは挟みやすい漫画家さんですよね。青年誌でも見かけますし。
ヤマトナデシコ七変化 11 (講談社コミックスフレンド B)
グラビテーション 12 (バーズコミックス ガールズコレクション)
ヤマトナデシコ七変化は四人の素敵な男の子に囲まれて暮らすというありきたりな設定なのですが主人公がものすごく変わっていて見てとても面白いです。
つだみきよさんの革命の日は少女漫画のようなBLなので少女漫画のような感覚で楽しめます。
村上真紀さんのグラビテーションはこゆいBLですが、それにもましてギャグのほうがもっとこゆいのでかなりスムーズに読め、かなり楽しめると思うのでお勧めです。
入り口からちょっと進んだ人向けですね。
ステップを踏んでプランを組む能力は無いのですが、ノンケ(?)ノーマルな男性が読んで抵抗の少ない男色漫画といえばパタリロではないでしょうか。ほどよいギャグ、ほどよいストーリー性、そしてほどよいヤオイ。しかもアニメにもなっていて知名度があり(10代だとわからないか・・・)最初の抵抗感も低めだと思われます。(私は今でもヤオイNGですが、パタリロは抵抗感なかったです、というかむしろ好き。)
とりあえず「バンコラン・・・」「マライヒ・・・」の世界から入ってもらいましょう。
だ〜れがころしたクックロビン♪
入門には最適かもしれませんね、パタリロ。とっつきやすいし普通に読んでても違和感ないしちゃんと耐性(?)もつく。最初の1冊として言う事ないかも。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4403660517/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 恋は異なもの妙なもの (ディアプラスコミックス): 蔵王 大志: 本
エロイカより愛をこめて (17) (プリンセス・コミックス)
Banana fish (1) (別コミフラワーコミックス)
青年漫画しか読んだことがない男性ならば、まず、少女漫画に慣れてもらうことから始めましょう。
①ストーリー的に男性でも取っ掛かりやすいもので、絵に慣れてもらう。
「BASARA」 小学館 田村由美
絵は目玉がでっかく、モロ少女漫画系。
でもストーリーはジェットコースターなみの展開で一気に読ませる。
「エロイカより愛をこめて」 秋田書店 青池保子
女性からみても好き嫌いの分かれる絵。しかし、背景など細かい描きこみがある。
また、カラーは質感が魅力。
ストーリーは何気に世界情勢などが盛り込んであったり、脇キャラが楽しい。
連載が長いので、とりあえず真ん中の巻あたりから読んでも良いでしょう。
「BANANA FISH」 小学館 吉田秋生
絵的にはすんなり入れると思います。
ストーリーも最高に良いです。
②ちょっと少女漫画に慣れてきたら下準備に・・・
つだみきよ著 新書館
「プリンセス・プリンセス」
「ファミリー・コンプレックス」
「革命の日」
この三作品は世界が繋がっているので、一冊読んで面白ければ次、次、といけるので良いかなと。
また、ここで作者が気に入れば同じ人が描いたもので妖しい世界へ行きやすいかなと・・・
③いよいよ本命です。
「恋は異なもの妙なもの」 新書館 蔵王大志
②のつだみきよさんのもう一つのペンネームです。
・・・どうでしょう?
②まではイケルと思うのですが、なかなかここまでは・・・難しいですね・・・
具体的な組み立て、ありがとうございます。
慣らし技とスライド技の複合ですね。
Banana fish (1) (別コミフラワーコミックス)
入門としては吉田秋生ははずせないでしょう。
「バナナフィッシュ」は友情とも愛情とも言いがたい男同士の結びつきを描いています。随所に男色っぽい表現や言及がありますがあまり直接的なものではないですし、少女漫画にしてはハードボイルドなストーリーなので割ととっつきやすいかと思います。
「ラヴァーズ・キス」は男女・男同士・女同士の3つの恋模様の話ですが、いやらしくなく繊細で切ないです。どのタイプの恋も同じくらいの重みで描かれているので抵抗なく受け入れられるんじゃないでしょうか。
同作者スライドですね。
皆様、回答ありがとうございました。真夜中にふと思いついためっちゃくだらない疑問にこんなにもマジメに取り組んでくれてくれ強いです。私も初めて聞く作者さんもいくつかあったので読んでみようかと思います。ありがとうございましたー。
おまかせコースですか。
できればオススメコースとか順序立てて書いてもらえると有り難いかも。
再回答しても構いませんので待ってます〜。