<ハードSFの名作、いきましょう>


質問 http://www.hatena.ne.jp/1108190116 にしげきされました。

おすすめの、ハードSFをよろしく。
SF冬の時代ですので、長編・短編問わず、また入手困難なものでもかまいません。
作品に対する熱い思いを語っていただけるとありがたいです。

ちなみに質問者は、上記質問の回答に出てきた作者の『太陽風交点』が日本のベスト1と思っています。

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回答28件)

id:So-Shiro No.1

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ハイウェイ惑星―惑星調査艇ヒノシオ号の冒険 (徳間デュアル文庫)

ハイウェイ惑星―惑星調査艇ヒノシオ号の冒険 (徳間デュアル文庫)

  • 作者: 石原 藤夫
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • メディア: 単行本

かつての「ハードSF研究所」所長、現「SF資料研究会」会長の元玉川大学教授であらせられます石原藤夫先生のデビュー作の入った『ハイウェイ惑星』をおすすめします。

堀晃氏を見いだしたのも石原先生の功績と思います。

id:snobby

ありがとうございます。

惑星調査艇ヒノシオ号の冒険、思い出しました。

ハードSF研は、わたしがSFを読み始めたころは、すでに伝説の存在でした。何か情報があれば、おねがいします。

shampoohatさん、はやばやと「のっかり」ありあがとうございます。今回は長くオープンします。

2005/02/13 06:21:36
id:sanzi24 No.2

回答回数600ベストアンサー獲得回数1

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ファウンデーションの誕生(上)―銀河帝国興亡史〈7〉 (ハヤカワ文庫SF)

ファウンデーションの誕生(上)―銀河帝国興亡史〈7〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: アイザック アシモフ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

うーん。やっぱりこれでしょうかね。

(もし質問の意図がはずれていたら申し訳ない)

個人的にはオリジナルの3までで終わりだと思っています。

id:snobby

おはようございます。

たしかに、心理歴史学は(実現できれば)ハードサイエンスですよね。変数が多すぎてまだ処理不能という感じですが・・・。

ありがとうございました。

2005/02/13 09:47:04
id:kurawan No.3

回答回数53ベストアンサー獲得回数0

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映画にもなっていますが、哲学的なテーマはみごとですね

id:snobby

ありゃー、HTML文のままになってますよぉ。

これ、bk1のブリーダー・プログラムでやると、

ソラリスの陽のもとに(ハヤカワ文庫 SF 2005/02/13 10:08:12
id:co_met No.4

回答回数50ベストアンサー獲得回数0

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タイム・シップ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

タイム・シップ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: スティーヴン バクスター
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

プランク・ゼロ (ハヤカワ文庫 SF―ジーリー・クロニクル (1427))

プランク・ゼロ (ハヤカワ文庫 SF―ジーリー・クロニクル (1427))

  • 作者: スティーヴン・バクスター
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

ハイペリオン〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ダン シモンズ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

日本じゃなくてもいいんですよね。

タイムマシンの遺族公認続編「タイムシップ」:スケールの大きさにまさにセンスオブワンダーって感じです。自分の時代に帰ってくるときの描写が圧巻。

同じ作者の「ジーリー」シリーズ:ここにあげたのは短編集ですが、「天の筏」「フラックス」「時間的無限大」「虚空のリング」といった長編があり、どれも壮大な未来史を形成しています。長編を読んでから短編集を読むと良いです。これも壮大です。ハードSFといえばこれってくらいハードSFしてます。

「ハイペリオン」シリーズ:描写がすごいです。よいハードSFは綿密なロジックを組み立てて、その上に大飛躍を行いますが、この作品の大飛躍も見物です。

id:snobby

もちろん、日本の作家に限りません。質問者は、むしろ外国作家から入ったヒトですので、日本の作家の作品はいがいと欠落してます。

バクスターのジーリー・シリーズーいいですよね〜。『タイム・シップ』や『天の筏』なんかも大好きです。

ハイペリオンはストーリーテラーとしてのシモンズの力量に脱帽、なんですが、設定そのものも確かにハードSFの王道ですよね。

ありがとうございました。

2005/02/13 10:13:06
id:fanatic_white No.5

回答回数159ベストアンサー獲得回数5

ポイント15pt

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))

  • 作者: フィリップ・K・ディック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

 質問を見て頭に浮かんだのがこれです。もうお読みになられたかもしれませんが。

 暗い話だった・・・と思います。多分ご存じのように、フィリップ・K・ディックの作品でして、SF映画の原作によくなっている作家さんです。ばりばりの重厚なSFかと思います。

id:snobby

おお、ディックきましたね〜。

『火星のタイムスリップ』のふんいきも好きですが、もちろんブレードランナーの原作のこれも好きです。決して暗いばかりだけでなく、ラストは何となく救われる気がしたのですが・・・

ありがとうございました。

2005/02/13 10:42:04
id:moritamasahiro No.6

回答回数190ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

邪神復活―忍者レイ・ヤマトの目覚め (角川文庫)

邪神復活―忍者レイ・ヤマトの目覚め (角川文庫)

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

悪魔転生 (ハルキ文庫―〈忍者レイ・ヤマト〉シリーズ)

悪魔転生 (ハルキ文庫―〈忍者レイ・ヤマト〉シリーズ)

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • メディア: 文庫

迷宮決戦 (ハルキ文庫―〈忍者レイ・ヤマト〉シリーズ)

迷宮決戦 (ハルキ文庫―〈忍者レイ・ヤマト〉シリーズ)

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • メディア: 文庫

井沢元彦氏の忍者レイ・ヤマト シリーズです。

伊賀忍者の末裔、大和零がクローン人間を使って世界征服を目論むハワード・ジェンキスの野望を阻止するというのがテーマです。

最近、氏は歴史ものや宗教ものに傾倒しているようですが、その片鱗は見えつつも、単なるクローン人間ネタにとどまらず、アクション、ミステリーの要素も盛り込まれています。

挙げたハワード・ジェンキス編3点の続編として「アーク殲滅 ISBN: 4894563673)の全4作品です。

id:snobby

井沢 元彦さんってほんとはSF畑の方だったんですね〜。

「逆説の日本史」シリーズはそろそろ終わりにして、正道にもどってほしいですぅ。

ありがとうございました。

2005/02/13 10:46:16
id:seihou No.7

回答回数60ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)

愛はさだめ、さだめは死 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジェイムズ,Jr. ティプトリー ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150102244/hatena-q-22

Amazon.co.jp: 地球の長い午後 (ハヤカワ文庫 SF 224): ブライアン W.オールディス, 伊藤 典夫: 本

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150102015/hatena-q-22

Amazon.co.jp: 人類皆殺し (ハヤカワ文庫): トマス・M.ディッシュ, 深町 真理子: 本

「地球の長い午後」「人類皆殺し」はどちらも「人類の後」の地球を描いたSFです。人類後の世界の描写がとても迫力がありました。(二つとも「植物に支配された世界」を描いているのが要因か。)

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアは、これは他の作品にも共通していることですが、ぬめっとしたところがあって、それが触感みたいにリアルに感じられるようなところが好きです。

id:snobby

オールディス、ディッシュ、ティプトリー・ジュニアというと、もう人類の感覚をこえてしまってますよね。

「地球の長い午後」「人類皆殺し」ともラストが好きです。

ティプトリーはお母さんの書いた「ジャングルの国のアリス」も面白いですよね。「すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた」とあわせて読むとおもしろいです。

2005/02/13 18:34:51
id:YoshinobuMimura No.8

回答回数7ベストアンサー獲得回数0

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http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/

オロモルフのページ

太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

  • 作者: 野尻 抱介
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

創世記機械 (創元SF文庫)

創世記機械 (創元SF文庫)

  • 作者: ジェイムズ・P・ホーガン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • メディア: 文庫

コンピュータが死んだ日 (徳間文庫)

コンピュータが死んだ日 (徳間文庫)

  • 作者: 石原 藤夫
  • 出版社/メーカー: 徳間書店
  • メディア: 文庫

まあ、定番ばかりですが、最近の日本人作家だと野尻抱介「太陽の簒奪者」は外せないでしょうな。短編版、長編版ありますが、どちらでも。石原藤夫「惑星シリーズ」的なエンタティメント性もある佳作です。「ふわふわの泉」(ISBN:4757704054)はライトノベル的ですが、ハードSFとしての骨格はしっかりしているから「惑星シリーズ」が好きな人には此方もよろしいかと。

ホーガンも定番中の定番ですがその中で敢えて「創世記機械」をチョイスしてみました。たった一つの小さな拡大解釈だけで、後は現代物理学の上に成り立つ推論を展開していくという事に徹している作品と思っています。

石原藤夫は「コンピュータが死んだ日」をあげて置きましょう。ネットワーク、コンピュータに対する記述の古さはオリジナルのハヤカワ版の出版が1976年なのでしょうがない事ですがね。(苦笑)

堀晃だと、「太陽風交点」もいい作品ですが、「バビロニア・ウェーブ」(ISBN:4191238027)も外せないでしょう。リアルタイマーとしてはこの2作の間に産み出された筈の作品が不毛な裁判で作者が消耗してしまい世に出なかったのが惜しまれてなりません。

参考URLは石原藤夫さんの頁です。

id:snobby

ありがとうございます。

石原先生、堀晃氏、野尻抱介氏と並ぶだけで目がくらくら、というところです。

ホーガンの「創世記機械」も、もうちょっとでコレはほんとの物理理論か、って信じちゃいそうでした。

オロモルフのページ「ハードSF研究所とSF資料研究会の掲示板」の表示がかすれているのがかなしです。

2005/02/13 18:40:14
id:sugiyasato No.9

回答回数157ベストアンサー獲得回数2

ポイント15pt

太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

太陽の簒奪者 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

  • 作者: 野尻 抱介
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

  • 作者: 林 譲治
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

海を見る人 (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)

  • 作者: 小林 泰三
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

トリニティはその後どうなったのだろう..などと書き出すときりがないので,手に入り易い日本のもの(早川書房)から少し。

回答というより通りすがりの人へのアピールになってしまうかもしれませんがお許しを>質問者さま。

・「太陽の簒奪者」野尻抱介

 燃えも萌えもカバーした,いまの日本ハードSFの最良の部分だと思います。

・「ウロボロスの波動」林譲治

 社会システムまで含めた緻密な組立が快感です。

・「海を見る人」小林泰三

 不思議ファンタジーかとおもいきや,背景は超ハード。(非SF者が読んで面白いと思います)

・「パンドラ」谷甲州 ISBN:4-15-208609-2

 航空宇宙軍シリーズで有名な作者の最新の収穫です。

(3つしかISBN入れられないのか。)

世界的にも極北と思うのは「オロモルフ号の冒険」石原藤夫です。イ−ガン,チャンなにするものぞ。

燃えと萌えなら「時の果てのフェブラリー」山本弘なんかも好きです。

(どっちも絶版かBK1取り扱いなし)

海外ではクラーク(「楽園の泉」は落とせませんね),バクスター,イ−ガン等のほか,古めですがポール・アンダーソン(「タウ・ゼロ」など),ジェイムズ・ブリッシュ(「宇宙都市」シリーズなど),ロバート・L・フォワード(「竜の卵」など),チャールズ・シェフィールド(「マッカンドルー航宙記」など)がお気に入りです。

人物描写がうんぬんなどとも言われますが,私にとって良質のハードSFとは,物語and/orバカ話として勝れて楽しめるものです。

あああ,やっぱりきりがないので終わります。失礼しました。

id:snobby

あはは、こんなに出されちゃうと、後の回答者が。。。

なんて、ややこしいことはいいませんが、ジェイムズ・ブリッシュが出ているところにsugiyasatoさんの造詣の深さを見るおもいーブリッシュは「宇宙播種計画」なんて極めつけの名作もありますよね〜。

「時の果てのフェブラリー」はbk1では「絶版も検索するよ」モードにしないと表示できないようですが、書誌は残っていて、書評を読んでいたらダンゼンほしくなってしまいました。

ちょっと、古書サイトをあたってみます。

ありがとうございました。

2005/02/13 18:51:43
id:reply No.10

回答回数787ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

デューン砂の惑星 (1) (ハヤカワ文庫 SF (76))

デューン砂の惑星 (1) (ハヤカワ文庫 SF (76))

  • 作者: フランク・ハーバート
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

挿し絵に騙されて中学生の頃読みました。

今にして思えば、本当に内容を理解できていたのか疑問ですが(^^;;;

お奨めです。

映画から入っても良いでしょう。

id:snobby

デューン・サーガも実はエコロジーを扱った先端的ハードSFだったんですよね〜。

石ノ森章太郎先生のイラストもすてきでした。

2005/02/13 18:54:13
id:morningrain No.11

回答回数824ベストアンサー獲得回数2

ポイント15pt

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: グレッグ イーガン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

グレッグ・イーガン『順列都市』

数ある仮想世界ものでも、アイディアのつまり具合だとこれが一番だと思います。”仮想世界における人間のあり方”という点に関してもさまざまなアイディアに満ちた本ですし、さらに金持ちの登場人物たちがつくろうとする「不死の世界」と、そのからくり。イーガンの作品の中でも一番力強いアイディアがあると思います。

ただ、これは絶版なんですよね。「なぜ?」という感じです。

id:snobby

そーなんです。イーガンも売れない状況がいまのSF界を象徴しているかのようです。

「売れない→訳されない」では英語に弱いわたしのようなファンには困るので、山岸真先生にがんばってもらうしかありません。

2005/02/13 18:58:18
id:nemuneko No.12

回答回数9ベストアンサー獲得回数0

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彗星の核へ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

彗星の核へ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: グレゴリイ ベンフォード デイヴィッド ブリン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

スチール・ビーチ〈上〉

スチール・ビーチ〈上〉

  • 作者: ジョン ヴァーリイ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

第六大陸〈2〉 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 小川 一水
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

●「彗星の核へ」グレゴリイ・ベンフォード&デイヴィッド・ブリン

ハレー彗星に乗り込み、軌道を変えて地球に水資源をもたらすプロジェクトが発動!

果たして彼らは無事生き延び、70年後の地球を見ることは出来るのか?

(レビューって難しい... 駄文ですいません)

話の展開がとても面白いです。次々と襲い掛かる事態にスピーディーに物語が進んで行くので

長編でも一気に読めました。

この本ですごいと思ったのは、狂牛病が話題になったころ。

「変形プリオンによる神経伝達の異変」に罹った○○を治療するシーンが出てきます。(一瞬ですが)

そのほか面白いガジェット、人間関係が盛りだくさん♪でオススメです。

(もちろん2003年にやっと一区切りついた”知性化戦争”シリーズもオススメです。続巻待望中♪)

● 「スチール・ビーチ」ジョン・ヴァーリイ

地球を追われた人類が月に作ったユートピア。何でも出来る社会で一流新聞記者が遭遇する危機とは?

技術的に満ち足りた、人間に対して何の制約のない「ユートピア」な社会が実現されても

人(?)が起こすやりきれない事件は後をたたない。でも、それでも、人は癒され生きていく。

私も癒されます。ガジェットもとても好きです♪

● 「第六大陸」小川一水

巨大レジャー企業の孫娘が、建設会社と(元国立)研究機関に発注した建物の建設地は、月。

やがて世界を巻き込んでいくこのプロジェクトの本当の意味は?

久しぶりに日本のSFを読んだらアタリでした。登場人物のプロ意識がかっこいいです♪

読んでいてブリンに近い作風だと感じました。(ぶりんよりとっつきやすかったです。)

● 「ドゥームズデイ・ブック」コニー・ウィリス

(質問者の方の「ハードSF」の定義に合わなかったらすいません。)

泣けます。ナウシカなみにこころにじーんと来ました。

この質問嬉しいです♪ 他の方の回答の本、探してみます♪

id:snobby

小川一水さんは「復活の地」は読んでいるのですが、「第六大陸」は未読です。B&Bは、やっぱりファウンデーションの続編なんか書くより自分のシリーズを大事にしたほうがいいですよね〜。

ヴァーリィは「残像」という短編が大好きです。

コニー・ウィリスも「わが愛しき娘たちよ」なんてスゴイ作品を書いちゃうヒトなので、時間旅行理論が詰めてなくたって、「ドゥームズデイ・ブック」のストーリーはスバラシイのひとことですよね〜。

ありがとうございました。

ハードSFは限りなく現実を予測する、という典型みたいな作品ですよね、「彗星の核へ」は。実際にこうしたプロジェクトが計画されていてもふしぎじゃないくらいです。

2005/02/13 19:12:51
id:yukkuriikuyo No.13

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ポイント15pt

「ブラッド・ミュージック」Greg Bear, BLOOD MUSIC, 1985 小川隆訳 ハヤカワ文庫SF 1987

80年代の『幼年期の終り』といわれた傑作。人によってつくりだされた知性をもつ細胞が・・・。前半は、ホラーのように恐く、後半は、福音の訪れかと…。実に複雑な読後感をもたらしてくれる。

id:snobby

「ブラッド・ミュージック」!!

出たー、っていうかキター、っていうか。

これは生物学的ハードSFの極北ですよね〜。

ベアってやっぱりスゴイひと・・・

2005/02/13 19:14:21
id:salam No.14

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パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)

パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)

BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)

BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)

  • 作者: 瀬名 秀明
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

日本ホラー小説大賞を受賞したために、瀬名秀明氏の作品はホラーに分類されてしまいがちですが。

科学者瀬名秀明氏の作品は、大脳生理学、分子生物学、人工生命、臨死体験時の心理学など最新の学術的知見を駆使している、立派なハードSFだと思います。

id:snobby

salamさんが暗示するように、瀬名秀明氏が書きたいのはハードSFだと、わたしも思います。

問題は、出版社や編集者が、それを受け入れずにホラーを書かせようとするところにあるのかもしれません。

ありがとうございました。

いつのまにかマイナーと呼ばれるようになってしまったハードSFファンの熱きおもいが伝わってきます!!

しばらくオープンしておきます。

2005/02/13 19:18:47
id:kimari No.15

回答回数1288ベストアンサー獲得回数33

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星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

  • 作者: ジェイムズ・P・ホーガン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • メディア: 文庫

すみません、ものすご〜くベタなのですが。

やっぱり、この作品。

何度読み返しても、アクション部分なんて皆無なのに、血湧き肉踊ってしまいます。「ロマン」を感じます。

id:snobby

いや、これはSFファンの語りぐさになるくらいショーゲキ的な日本初デビューだったらしいですよね。

ホーガンの作品をいろいろ読みましたが、やはり「星を継ぐ者」、とくにラストのすばらしさをこえるものはないのではないか、と・・・

ありがとうございました。

2005/02/13 19:39:55
id:tamiino No.16

回答回数4ベストアンサー獲得回数0

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ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)

ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)

  • 作者: スタニスワフ・レム
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

エデン (ハヤカワ文庫SF)

エデン (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: スタニスワフ レム
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

砂漠の惑星 (ハヤカワ文庫 SF 273)

砂漠の惑星 (ハヤカワ文庫 SF 273)

  • 作者: スタニスワフ・レム
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

自慢出来る程、SFは読んでいませんが、駄作?にはあまり巡り会わなかったような気がします。 好きな作家は、ベタでしょうけれど、スタニスワフ・レムの3部作(と決めてしまうのはマズイかな?)。

 ベルヌの地底探検なんかも、古典では有るけれど、いまだに読めば、ワクワクして来ます。

スウィフトのガリバー旅行記なんかも、猿の惑星の元ネタ?現代にもその風刺が通ずると思いますが、ハードSFの範疇では無いですね、書き出したら切りがないかな汗。

id:snobby

>自慢出来る程、SFは読んでいません

なにをおっしゃいます、レムの「エデン」「砂漠の惑星」を「ソラリス」と並列させたところで、もうSFのひとつの神髄をつかまれてるじゃないですか。

センス・オブ・ワンダーも重要ですが、スペキュレーションの巧妙さもハードSFの大事なファクターと思います。

スウィフトのガリバー旅行記だって、たしかにスペキュレーションのたまものですよね。

ありがとうございました。

2005/02/13 22:04:59
id:kichine No.17

回答回数13ベストアンサー獲得回数1

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星は、昴 (ハヤカワ文庫JA)

星は、昴 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 谷 甲州
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

谷甲州のノンシリーズ短編集から。すでに品切れのようですが……。

表題作は遠く離れた観測基地どうしの通信のやりとりから生まれた友情の行方がキーになります。

ハードな物理法則の中にほろりと描かれる人間味が好みです。どの作品も冷たい宇宙の中に独りで立っている気がします。

9番の方も書かれていますが、私も「オロモルフ号の冒険」が極北だと思います。

id:snobby

谷甲州さんは「終わりなき索敵」の男っぽさに感動したことがあります。航空宇宙軍史シリーズとは別の短編集なのでしょうか?

ありがとうございます。「オロモルフ号の冒険」は石原博士の業績のひとつに数えてもいいのではないでしょうか?

2005/02/13 22:16:39
id:usashi No.18

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蒼いくちづけ (ハヤカワ文庫JA)

蒼いくちづけ (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

戦闘妖精・雪風(改) (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

「虎よ、虎よ!」アルフレッド・ベスター ハヤカワ文庫SF227

   これは外せないと思います。

   一言で表現するとしたら、とってもお下品にした「モンテ・クリスト伯」SF版。

   ビジュアル的にも映画などにしても面白いと思うのですがいかがでしょう。

「蒼いくちづけ」

   日本のSFではずせないのは神林長平さんだと思います。

   神林長平といえば「戦闘妖精・雪風<改>」のイメージがありますが、この作品も個人的には好きです。    暗いといえば暗いストーリーですが、ロマンティックで良いですよね。

「星を継ぐもの」

   既に挙げている方もおりますが、とにかくスケールが大きくて、これぞSFといった感じがしますよね。

   特にこの作品はSFファン以外にも是非読んで欲しいです。

ひねりが無くて申し訳ないのですが、「SFといえば!」というとどうしてもこの辺の作品が思い浮かんでしまうんですよね。

id:snobby

「虎よ、虎よ!」の映画化!!ー考えただけでとりはだがたちますね。

神林長平さんは読んでいないので、挑戦してみます。

「星を継ぐもの」ーこれは落とせないんでしょうね〜。

わたしが「ハイペリオン」を読んでSF開眼したのと同じように、同時代的に生きてきたかたは感動の度がちがうんでしょうね〜。

ありがとうございました。

2005/02/13 22:22:05
id:akapon No.19

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楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

楽園の泉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: アーサー・C. クラーク アーサー・C・クラーク
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

回答でベタベタなのが少ないようなので、クラークのこの作品をお薦めします。

たまたまコンタクトをとった異星の機械知性によりキリスト教の教義の誤謬が論理的に指摘されてしまい、地球上の宗教が壊滅状態になってしまう冒頭部からして刺激的でワクワクしました。そしてそんな贅沢な設定を単に時代背景として使い、軌道エレベーターの建設に邁進する技術者の姿を描いた物語はとてもカッコいいのです。この本を読んでいると、軌道エレベーターなんてすぐにでも出来そうな気になってくるんですが、実際にはここ50年くらいの間にはとても無理なんでしょうなあ。

セイロン島の位置が現実とは違っていたりとか、多少ファンタジー風味も混じっているんですよね。しかし、人類の知性に寄せる楽天的な期待に満ちあふれ、高らかに科学の勝利を歌い上げたこの作品をSFと言わずして何とする、と個人的には思っています。

bk1で検索して驚いたんですが、この本も品切れなんですね……。

id:snobby

ありがとうございます。

クラークの近未来ものは、静止衛星がそうであるように、ちゃくちゃくと実現されつつあるかんじですよね。

>bk1で検索して驚いたんですが、この本も品切れなんですね……。

ほんとだ!アマゾンのマーケット・プレイスでは1,500円なんて値段が付いてます!!

早川さん、復刊して!!って感じです。

2005/02/13 22:27:03
id:Nana_Shinano No.20

回答回数63ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)

あなたの魂に安らぎあれ (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

帝王の殻 (ハヤカワ文庫JA)

帝王の殻 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

膚(はだえ)の下

膚(はだえ)の下

  • 作者: 神林 長平
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

「あなたの魂に安らぎあれ」「帝王の殻」「膚の下」

神林長平の3作品(3部作)を推します。

いずれもアンドロイドが出てくる物語なのですが、読んでいるうちに「結局、人間って何よ。」と問いかけられてしまう、そんな作品です。

(ハードSFってことですから絶対に神林長平の作品がたくさん出てくると思ったのに、案外出ないものですね。)

id:snobby

神林長平さん続きますね。わたしはあまり読んでないので、この際挑戦してみたいです。

ありがとうございました。

2005/02/14 05:55:07
id:keii-i No.21

回答回数206ベストアンサー獲得回数4

ポイント15pt

極微機械ボーア・メイカー (ハヤカワ文庫SF)

極微機械ボーア・メイカー (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: リンダ ナガタ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

幻惑の極微機械(ナノマシン)〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

幻惑の極微機械(ナノマシン)〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: リンダ ナガタ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

幻惑の極微機械(ナノマシン)〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

幻惑の極微機械(ナノマシン)〈下〉 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: リンダ ナガタ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

極微機械(ナノマシン)ボーア・メイカー

文庫になって入手性はいいですね、ハードでも少し毛色の異なるものとして。

幻惑の極微機械も文庫化(上下)されましたが、こちらはちょっとハード色は薄いかなぁ…

id:snobby

極微機械(ナノマシン)ボーア・メーカーーこれは新しい流れですか。オールドタイムにはなかった発想ですものね。

面白いと思います。

ありがとうございました。

2005/02/14 05:57:08
id:mk18 No.22

回答回数47ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi/420227a905dde0...

オンライン書店ビーケーワン:たそがれに還る ハルキ文庫

たそがれに還る (ハルキ文庫)

たそがれに還る (ハルキ文庫)

  • 作者: 光瀬 龍
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • メディア: 文庫

「たそがれに還る」

日本の古典的な作家、光瀬さんの作品です。

コンピュータが電子頭脳と呼ばれていた時代の作品です。

星間文明史が出てくる宇宙年代記の1つになります。

これとは別な「アンドロメダー・シティ」も良い。

私の中では一番の作品です。

id:snobby

光瀬 竜さん、そうでした、ロン先生を忘れてました。『百億の昼と千億の夜』もすばらしい作品ですが、やはり「宇宙年代記」シリーズですよね〜。

カドカワ・ハルキ氏のおかげで、「宇宙年代記」の作品の多くが復刊されていることもありがたいことです。

ありがとうございました。

2005/02/15 06:20:41
id:noda073 No.23

回答回数123ベストアンサー獲得回数0

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万物理論 (創元SF文庫)

万物理論 (創元SF文庫)

  • 作者: グレッグ・イーガン
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • メディア: 文庫

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

しあわせの理由 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: グレッグ イーガン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)

祈りの海 (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: グレッグ イーガン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

うーん、まだ出ていないのですが、万物理論。

とりあえず、グレッグ・イーガンは読んでおきましょう。

ついでに小松左京はお勧めしておきます。

あんまハードではないのですが、大原まり子などは。

id:snobby

イーガンは「しあわせの理由」がいいですね。

「万物理論」はイントロでちょっと違和感があって挫折。

小松左京氏、大原まり子氏は「おすすめ」の作品をあげていただけるとありがたかったです。

小松左京氏は、日本を沈没させるのにも一応納得のいく新理論を展開しますが、やはりアイディアが活きるのはショート・ストーリィですものね。

2005/02/16 04:27:29
id:saezae No.24

回答回数9ベストアンサー獲得回数0

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たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

たったひとつの冴えたやりかた (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジェイムズ,ジュニア ティプトリー 浅倉 久志 ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

チグリスとユーフラテス

チグリスとユーフラテス

  • 作者: 新井 素子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 単行本

宇宙戦争 (講談社青い鳥文庫)

宇宙戦争 (講談社青い鳥文庫)

  • 作者: ハーバート・ジョージ ウェルズ
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 新書

「たったひとつの冴えたやりかた」

 ・ティプトリーは上でも出てましたが……この短編集の表題の作品。好奇心旺盛な少女がずっと秘めていた計画をついに実行。一人で宇宙旅行に出かけ、辺境で出会った小さな小さな宇宙人とファーストコンタクト、そしてその後の交流を描いた物語。……とこんな書き方するのはズルイかな?(^^;; 少女の機転と頭の良さに感心させられると共に、そして結末には涙を隠せませんでした。

「チグリスとユーフラテス」

 遠い未来、遙か彼方での移民星で生まれた最後の子供の物語。誰しもが一度は考える、生きる意味。小説の題材としては使い古されてますが……それを真正面から捕らえてるかと思えば、斜め後ろ45度や虚数方向からも切り裂いていて、読み終わった時には何か考えるよりも、生きる意味を感じてしまってる様な作品。

 章仕立てで過去の話が新しい順に語られていき……それが一つの流れとなって、話が見えた時、パズルを仕上げた様なスッキリとした感動も覚えられます、多分。ただ、好き嫌いは別れるかもしれないです。

「宇宙戦争」

 小学生の時、この本を読まなければ、SF好きにはなってなかったかもなあ。言わずもがなの古典的名作。最新CGを使っての映画化記念ということでピックアップしてみました。

 スピルバーグが監督するということで、ある意味楽しみでもありますが、不安も一杯。数年前映画化された、もう一つの古典名作、タイムマシンの映画に匹敵しそうな予感も、ちらほら!?

しかし、トム・クルーズ主演とは……アクション映画にならなきゃいいですが(苦笑)

id:snobby

「宇宙戦争」−さきほどヤフーのニュースで予告編のCM画像が日本独自に配信されるというニュースを見たところでした。

<参考URL>

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/entertainment/hollywood_star...

ティプトリーが女性である、とわかった途端に解けたナゾ、というのも同時代の読者にはあったのかもしれませんね。

新井素子さんも、女性ならではの作品を書く、という印象があります。小川洋子さんとは違った雰囲気ですが。

2005/02/16 19:30:56
id:Taka_Joker No.25

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聖者の行進 (創元SF文庫)

聖者の行進 (創元SF文庫)

  • 作者: アイザック・アシモフ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • メディア: 文庫

古典ではありますがアシモフのロボットもの。結構人として考えさせられる部分があります。

長編もいいんですが、短編の切れ味も捨てがたいということで、一押しは「聖者の行進」収録の「バイセンテニアルマン」だったりします。

付記:「鋼鉄都市」も挙げたかったんですが、bk1に登録がないようで。

id:snobby

「鋼鉄都市」「はだかの太陽」がない・・・・

いや、そんなことはないようです。早川SF文庫で登録されてます。

リニューアル不全状態のbk1は、検索に時間を要することがあるので、そのせいかもしれません。

そうですよね。アシモフのロボットものは、短編で補完されているところもあって、「われはロボット」「ロボットの時代」(どちらも幸い品切れではないようです)も読みあわせるといいですよね。

ありがとうございました。

2005/02/16 23:31:21
id:jinc No.26

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パンドラ〈上〉

パンドラ〈上〉

  • 作者: 谷 甲州
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

パンドラ〈下〉

パンドラ〈下〉

  • 作者: 谷 甲州
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

谷甲州『パンドラ』上下巻 発端は宇宙ステーション、その後、アジアの密林、を経て最後はまた広大な宇宙空間へ、人類の未来をかけた戦いはやはりSF、またリアルな宇宙での戦闘シーンも圧巻

そしてもう1冊はisbnコードはないのですが

『カンガルー作戦』豊田有恒 平行世界ものですが、生物の進化の過程で有袋類から進化した人々との戦いと交流を描いたもの、あったかもしれないもう一つの世界としては最大の規模ではないでしょうか。大昔にジュブナイル版がでたあと徳間で文庫されています

id:snobby

ありがとうございます。

谷甲州さんて、幅の広い作家ですね。「パンドラ」は未読ですが、ぜひ読んでみたいと思います。

>有袋類から進化した人々との戦い

これも『モンゴルの残光』の豊田有恒さんなではの設定ですね。なんとか手に入れたいと思います。

2005/02/20 11:15:41
id:kaien No.27

回答回数3ベストアンサー獲得回数0

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http://bungei.net/sf/

森下一仁のSFガイド

神は沈黙せず

神は沈黙せず

  • 作者: 山本 弘
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 単行本

重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫SF)

重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫SF)

  • 作者: ジョージ・アレック エフィンジャー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

闇の左手 (ハヤカワ文庫 SF (252))

  • 作者: アーシュラ・K・ル・グィン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

山本弘「神は沈黙せず」はライトノベルの領域で渋いハードSFを書き綴ってきた著者の待望の大長編SF。イーガンみたいなところもありますが、あそこまで破天荒ではなく、ロジック型の推理小説を思わせる解決となります。ちなみに「時の果てのフェブラリー」は徳間デュアル文庫から新しいのが出ていますよ。あれ、ひょっとしてそっちも絶版かな。

「重力が衰えるとき」は22世紀の爛熟の町ブーダイーンを舞台に、探偵マリード・オードラーンの活躍と堕落を描いたシリーズの第一作。サイバーパンクともちょっと違う退廃的なハードボイルド・ロマンです。作者の逝去によってシリーズ完結編が読めずに終わったことはかえすがえすも残念。

アーシェラ・K・ル・グィンがまだ出ていないようなので代表作「闇の左手」を。いま読むと多少ボーイズ・ラブっぽい気がしなくもありませんが(笑)、いわずと知れたダブルクラウンの名作です。ル・グィンは短編集「風の十二方位」もいいですね。ほかにも勿論いろいろありますが、とりあえずこんなところでしょうか。

id:snobby

山本弘さん、徳間デュアル文庫の古本で手にいれました。

エフィンジャーの作品はさすがに続編が手に入らないですね。

と、まるで品切れ・絶版本探索サイトみたいになってきましたが、最近の本の世界の動きの早さは困ったもので、質がいくら高くても売れなければ市場から消えてしまうんですよね。

某ノンフィクション・ライターじゃないけど確実に良書は淘汰されていますよね。

ル・グィンほどの大御所になれば、まさか、とは思いますが・・・。

山本弘さんの「神は沈黙せず」、面白そうです。

これからも期待したいと思います。

ありがとうございました。

2005/02/20 11:24:21
id:pikka No.28

回答回数72ベストアンサー獲得回数0

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エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

エンダーのゲーム (ハヤカワ文庫 SF (746))

  • 作者: オースン・スコット・カード 野口 幸夫 Orson Scott Card
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

死者の代弁者〈上〉

死者の代弁者〈上〉

  • 作者: オースン・スコット・カード
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

ゼノサイド〈上〉 (ハヤカワ文庫)

ゼノサイド〈上〉 (ハヤカワ文庫)

  • 作者: オースン・スコット カード
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

オースン・スコット・カードのエンダーシリーズです。

ディック命!なのですが既出なので、、

エンダーのゲームはハード感に欠けますが、その後の続編では異種族との共存をテーマに、壮大な物語が楽しめます。

自我をもつコンピュータや、昆虫型エイリアン、超高速通信などSFアイテムが目白押しで楽しめると思います。

id:snobby

オースン・スコット・カードのエンダーシリーズも、SFアイテムを楽しむ、という点では楽しいし、サイバーパンク・ムーブメントの影響なのか後になるほど思弁的になってきますよね。

さて、持ちポイントの関係もあって、今回はここで終わりたいと思います。

画像を貼り付けて、好きなSFを語る、というのはすごく楽しくて、くせになってしまったので、また何かテーマを考えて再登場したいと思います。

回答者のみなさま、どうもありがとうございました。

2005/02/20 11:29:01
  • id:moritamasahiro
    井沢元彦氏を紹介したものです。

    彼は元々ミステリー作家でデビュー作の猿丸幻視行は若干SFのスパイスが効いた歴史物ミステリーでした。
    ハードSFではないですが、ミステリーがお嫌いでなければこちらもお勧めです。
  • id:noda073
    大原まり子と小松左京

    ことば足らずですみません。
    大原まり子ならば、別の質問で出ていますがやはりハイブリッドチャイルドでしょう。一瞬、荒唐無稽に見えるのですが、よく読むとちゃんとしているのです(この辺、多かれ少なかれ大原まり子作品には共通)。

    小松左京は、おっしゃるとおり短編ですね。
    特に私が良書と想ったのは角川のホラー文庫に入っている小松左京「霧が晴れた時」です。これはぜひお勧めします。

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