自動車メーカーのカタログ画像ってどこも大体

これを可能にするのは、「フィルタ」 と呼ばれる機能です。

一口に 「”絵”っぽいタッチ」 と言っても色々ありますが、

とりあえず 「写真画像を絵画調に変換する機能」 が備わったソフトなら、

フォトショに限らず、たくさんありますよ。

細かい指定を除けば、ボタン１個で可能なソフトもあります。

ご紹介先には、写真を絵画調に変換する機能に的を絞ったフリーソフトがあります。

「印象派倶楽部」 や 「Sharaku」 がそうです。

絵っぽい…とは私は余り思わないのですが。

彩度が高くてコントラストが強い、鮮やかな画像なので、

色調補正をすれば同じような雰囲気になります。

例えばこの画像なら

イメージ＞色調補正＞トーンカーブ　でコントラストを強くして（S字カーブ）

イメージ＞色調補正＞色相・彩度　　で彩度を上げました。

元画像（

）

多少はらしく変わっているでしょうか？

後は、撮影時からライティングをしっかりやっているのだと思います。

以下おまけですが…

”絵っぽい”でなく、実際カタログ等にはイラストを使うことが

良く有ります。カタログだけでなくって食品のパッケージや

マンションの広告、図鑑等もイラストですよね。

たぶんイラストの方が、鮮やかさや本物らしさを自由に表現できる

からイラストを使うのだと思います。

車とかモーターとか時計とか工業製品を、精密機器まではっきりと

リアルに描くイラストを『テクニカルイラストレーション』と

言うようです。

絵っぽい、というのは、エッジの効いたシャープな写真群のことを指しているのでしょうか？

もちろん、Photoshopのアンシャープマスクをかけたり、コントラストを上げることで、ある程度はシャープな印象を与えることはできると思います。

私の知り合いに、大手デザイン会社で、主に自動車の広告を手がけているデザイナがいます。

彼に見せてもらったことがあるのですが、ああいう写真は、自然光の下でナチュラルに撮影された雰囲気のものでも、相当に時間をかけて、ライティングスタッフなどの多くのスタッフの尽力の元に、それ専門のプロの写真家が撮影しているので、生写真の段階でかなりメリハリの利いたシャープな写真に仕上がっています。

普通の人がデジカメで撮ったような写真とは、出だしから違うようですよ。