高河ゆん「アーシアン」の中で（話タイトルは「きみに花束」）、さやかが、手袋を取ったのが誤って投げてしまい、決闘→独房入り、というエピソードがあるのですが、これって、何か元ネタがあるのですか？例えば軍人が手袋を取って投げると失礼にあたる、とか。それとも作者の創作なんでしょうか。

>騎士においては、手袋を相手に向かって投げ捨てる

>ことにより「決闘」を申し込 むことができました。

という事です.

ここでは西洋の決闘について書いてありますが，中世ではこのような

ことがあったようですね．紳士な貴族同士でも行われていたようです．

アーシアン，懐かしいですね．私もこれを読んでいたころは，手袋だけは投げない

ようにしようと思ったものですｗ

決闘の社会文化史―ヨーロッパ貴族とノブレス・オブリジェ

• 作者: 山田 勝
• 出版社/メーカー: 北星堂書店
• メディア: 単行本

中世の騎士において、手袋を投げるのは決闘を申し込む際の儀礼。意思表示で、決闘状を送る場合もあるそうです。

アーシアン最高ですねー。大好き。

中世ヨーロッパでは、騎士が手袋を相手に投げることにより、決闘を申し込むことができました。

この風習によるものではないかと思います。

ツーリング・エクスプレス (第12巻) (白泉社文庫)

• 作者: 河惣 益巳
• 出版社/メーカー: 白泉社
• メディア: 文庫

河惣益巳「ツーリング・エクスプレス」にも似たような場面があります。

そこでは

「女王様の騎士達に手袋をなげつける」=「決闘の申込」と書かれています。

URLは「決闘の文化史」というWord文書です。

「西欧やロシアで頻繁にみられた、決闘の挑戦として手袋を相手に投げる行為。「

本当のところはわかりませんが、貴族間では手袋を相手に投げる行為＝決闘という図式があったようです。独房に入れられたのは『アーシアン』では決闘が禁止されていたから。いかがでしょうか？

巌窟王〈1〉 (MF文庫J)

• 作者: 神山 修一 アレクサンドル デュマ
• 出版社/メーカー: メディアファクトリー
• メディア: 文庫

手袋を片方投げるをいう行為は、古い西洋の習慣では『決闘を申し込む』と言うことを意味します。

最近のアニメでも巌窟王で手袋を投げて決闘を申し込むシーンがありました。