携帯電話も届きにくいような山中を想定しています。(物語創作の為の調査です)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn050107...
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400MHz帯の場合、車側の出力は3~5Wで、
これは同程度の一般的なアマチュア無線用車載無線機の1/5~1/2程度ですから、
通達距離はいわゆる「見通し距離」程度と考えられます。
簡単に考えれば、タクシー会社の営業範囲。
だいたい基地局(タクシー会社)から隣接市町村くらいまでが
実用的範囲といったところです。
特に障害物に弱いUHF帯の電波ですから、
山に隔てられた所などでは、ほぼ絶望的です。
800MHz帯MCAを使っている場合は、
MCA基地局の設備に助けられて、
わりあい広いサービスエリアが確保できますが、
使っている電波がちょうど携帯電話と隣り合った周波数帯ですから、
携帯の電波が届かないような山中では、
これも届かない可能性が高くなります。
ただし、400MHz、800MHz帯共に「物に遮られやすい」ということは
同時に「物に反射される」ということでもありますから、
山中などでは、スポット的に特別な条件で、
山肌からの反射を繰り返した電波や
山と山の隙間をくぐり抜けてきた電波が
うまく届く場所があることがあります。
数10センチ動くともう聞こえなくなってしまうような
クリチカルなものですが、
小説のネタとしては使える現象かもしれません。
なお、タクシー無線を警察無線や電話回線など
他の通信系統に接続することはできません。
これは無線局の免許状に記載された通信の相手方以外とは
一切交信が許されないからで、
タクシーに限らず、ほとんどの無線局でこれは共通です。
あくまでタクシー会社の方で間接的に警察に通報する、
といった形になってきます。
とても的確かつ、創作の助けとなる名解答でした。ありがとうございます