僕は基本的に小説を読むのを苦手にしております。
そんな僕に小説を”面白く”推薦してください。ジャンルは何でも構いません。
ただ、今回は「その本を読みたくなった」かよりも「いかに面白く紹介した」をポイント配分の評価基準にさせて戴きます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4835615360/hatena-q-22
Amazon.co.jp: 雲のむこう、約束の場所 新海誠2002-2004: 新海 誠; 渡辺 水央: 本
ほしのこえ The voices of a distant star (MF文庫J)
|-`).。oO(やっぱりほしのこえしかないよなぁ・・・)
∩( ´Α`)< 先生、「参照URLのレビューにある『たったひとりでつくったアニメ{ほしのこえ}』」ってどうよ?
・・・_| ̄|○・・・はうぅ・・・スゴすぎですねぇ・・・
( ´∀`) これは読むしかないね (´;ω;`)ウン…
私は、普段ミステリー小説を読まないのですが、よく行く個人HPさんの日記に興味を惹かれ、この作者「内田康夫」さんの小説を読むようになりました。
(はっきり言ってこれ以外のミステリ小説読まんよ.../汗)
「浅見光彦シリーズ」と聞いて少し聞き覚えがある場合もあるかもしれませんが、よく2時間ドラマで放送される原作です。---で、小説の内容なんっすけど、それは…(汗)
ハマれば一気に読めるが、そうでないとぉ…って感じです。
旅が好きなら情緒たっぷり、景色やその土地の歴史がわかりやすく書かれています(自分的評価です)
面白い!と感じるのは主人公「浅見光彦」のオトボケぶりと、あとがきです。
「あとがきってお前…(汗)」
と思うかもしれませんが、作者の性格がうかがえて本編とは別で楽しいかもしれません。
オススメポイントのあとがきとは?
執筆中のエピソード等ですかね。新聞連載中「変だ」「何かおかしい」と感じつつ周りの人は「そんな事ないですよ」と言っていたが気になって連載最初の方を読むと、今現在(第○章執筆中)出てくる名前の人(同姓同名どころか同じ人)がすでに死んでいた---という、プロットを立てないままに書く事の代償が書いてある場合もある。というか、書評を本人が書くってどうよ?とも感じます。
小説が面白い!ではなく、小説を書く人が面白い!という所から本を好きになるのも良いかと思います。
かく言う私は漫画が好きで、漫画の最後にある作者自身の体験で書かれた四コマが好きで集め始めた作者が2名程いますので(汗)
ありがとうございます。
申し訳ございませんが、僕は「本が苦手」ではなく「小説が苦手」なんですね。
浅見光彦が来ましたか。TVだったら中村俊介と沢村一樹だったら中村俊介の方が好きです。あと『コナン』の光彦君にはもっともっと哀ちゃんへの想いを伝えてほしいと思ってます。
あ、すいません。閑話休題。
いいですね、「小説が面白い!ではなく、小説を書く人が面白い!」というアングルは。
「書評を本人が書くってどうよ?」スマッシュヒットです。
そう、今回僕が求めていたのは本そのものではなく、回答の中身なんです。
今けっこうその”あとがき”が読みたくなってます。
はじめましてmimibukuroです。こんにちは。
では早速ですが紹介させていただきます。
貴志裕介「クリムゾンの迷宮」
記憶を失った一人の男が見知らぬ大地で目を覚ますシーンから物語は始まります。コレ!非常に面白いです!!衝動買いした数十冊の小説の中に混じっていて、それほど期待せずに読み始めたのですが……冒頭はSFっぽい雰囲気で始まります。あれ?SFかな??と思うと実は大違い。スピーディーな展開&想像もつかない内容!!昔なつかしいゲームブックの要素を交えて物語は進みますが、物語の中の熱気や、苛立ちや、恐怖が、そりゃあもうリアルで、ドキドキさせられまくり!!
ぜひぜひ!オススメです。
※ただし一部グロテスクな部分があります。そこら辺もかなりリアルに表現されちゃってますので、そういうお話を受け付けられない場合は面白さが半減してしまうかもしれません^_^;
野沢尚「破線のマリス」
こちらは映画化もされてるので御存知かもしれませんがコレもまた非常に面白いのでご紹介します♪
映画も良かったですが、小説は更に更に面白いですよ~!一本のビデオテープから始まる物語は、どんどん大きくなり予想外のラストを迎えます。ラストは……ラストは余りにも切ないです…。ううう。普段全然小説を読まないウチの旦那が(十年ぶりに)小説を読みきったという点からも面白さが伺える逸品です。ぜひ!
はじめまして、こんにちは。ご丁寧な挨拶ありがとうございます。
『クリムゾンの迷宮』−mimibukuroさんの文章を読んで深作監督に生き返ってもらって映画化してもらいたいように思いました。で、クリムゾンってやっぱりキング・クリムゾンと関係あるのでしょうか。
『破線のマリス』−『ベイカー街の亡霊』の(おいおい普通『その男凶暴につき』とかでしょう)の野沢尚さんですね。
「普段全然小説を読まないウチの旦那が(十年ぶりに)小説を読みきった」とは!
こういう文章に出会えただけで今回の質問をした甲斐があったと感じられます。
bk1に取り扱いなく、版元のurlで失礼を。
椣平さま、お初にお目もじいたします。
小説が苦手でいらっしゃるとのことですが、音楽はお好きでしょうか。
音楽の中でもクラッシックなどは如何でございましょう。
たとえ、クラッシックがお嫌いでも、ベートーヴェンだのワーグナーだの、名前に聞き覚えがあったり小学校の音楽室にかかる肖像をご覧になったり、もしかしてその動かないはずの肖像にじろっとにらまれたりなどしたご経験はございませんでしょうか。
いやいや、怪談もどきはよしにしましょう。
この現代日本、毎年年末になればベートーベンの第九が響き、映画でテレビでもワーグナーのワルキューレが飛び交って、その名、そのタイトルを知らずとも、メロディを聴けば「ああ、あれか!」と御膝を叩きなさること請け合いの、この両者はクラッシックの大家でございます。
さて、その片方、ワーグナーが五線譜に音符の代わりに文字を連ね、小説など書いてものしておりますのをご存じか。
その邦題も「ベエトオヴェンまいり」、ベートーベンに憧れて憧れて憧れて、憧れぬいたワーグナーが、ひたすらベートーヴェンに会いたくて彼の住まうウィーンへ向かう、という道中記。
なんだそれは、旅行記か随筆の類に入るべきものであって小説ではない、と言われそうですが、これは立派な、れっきとした小説でございます。なにしろ、ベートーヴェンは実際にはワーグナーがウィーンに上京する5年前に亡くなっておりますのでね。
架空の旅行譚ではありますが、これがあの蒼々たる重たい悲劇をオペラに仕立てたワーグナーの筆かとは一概に信じられぬほどの軽妙さ、滑稽さ。
一心にウィーンのベートーヴェンの家に向かって旅を続けるワーグナーに、横から猪口才なイギリス人が絡んできては「あなたは私ほどベートーヴェンを尊敬していませんねッ」となどと威張りたがる、歩を競う、ライバルになりたがる、とにかく行く先々で邪魔をする。
そのたびにワーグナーの苦り切った顔が、小学校の音楽室に並ぶあの肖像画よりもっとなさけなーく目の裏に甦ってきて、読み手の此方は思わずくすっと笑ってしまいます。
そこを乗り越えて、憧れのベートーヴェンと出会えたそのシーンにはさすがにしみじみとしたものがございますが、あはは、ふふふ、と笑う内に短き30ページはすらっと読み終えてしまおうというもの。
この中身の面白さを伝えんと、無き才を必死に振り絞って紹介文もこの本文に似せて書いてはみましたが、さて上手くいったか滑ったか、ご笑覧あれ。
ありがとうございます。
なんといってもURL辿ると「品切れ」というところがとってもこの質問の趣旨にぴったりという気がして興奮してます。
まあこの質問自体が非常にちょこざいですけど。
あのー別の質問の答えと混同されてないでしょうか、しかも小説じゃないし。