http://beetech.web.infoseek.co.jp/faqdi_001.htm
FAQ ダイオード スパイスモデル 逆回復特性について 株式会社ビー・テクノロジー
2回目ですが。
前回又は上に挙げたURLの内容は、ビー・テクノロジー社さんの宣伝みたいなものだと思います。
結局、以下のようなことを言いたいのでしょう。
・シビアなことを言わなければ(1)のモデルでそれなりのシミュレーションできます。
・厳密なことをやりたい人はビー・テクノロジー社のデバイスモデルを御購入ください。
いや、電子回路の教科書なんかみても、逆回復時間だけは計算できるような事が書いてあるので、波形が正しくないってのは、納得できるんですよ。ただ説明のくだりで、スイッチング時間がでてくるのが納得できないんですよ。スイッチング時間が異なると、波形への誤差がますます大きくなるからとても駄目だと言いたいのか、それとも別な要因があって、逆回復時間も本当は別なファクターを考えるとのびてっちゃうよと言いたいのか、そのへんがすごく気になりました。このへんの値が信用おけないようだというのは、感触的につかめたんですが。要するに、逆回復時間だけは、ある程度信用できるのであれば、損失がでかいとか、少ないとかの大まかな目安にはなるのかな?という気もしますけど、L成分のノイズは別にして、、という意味で、です。しかし、スイッチング時間で、逆回復時間も簡単なモデルの予想と大きく違うよという話になると、こりゃーどうにもならないですね。という話になります。
URLみて意味がわかりました。すいません。ようするに、逆回復時間のどーんと落ちたあとに、ぐにゃーともどる時間が簡単なモデルでは表現できない。これが、我々の考案したモデルでは正しく表現できて、スイッチング時間によってかわる部分だとそう言いたいんですかね。それだったら納得できます。
ダイオードのパラメータで逆回復特性を表現しているパラメータは、TTです。このTTの抽出方法は、あくまでもIFIR法で求めたtrrにて抽出致します。trrは、厳密に言えば、trjとtrbで表現しています。(1)のモデルは、パラメータ・モデルでありますので、trrの波形形状は考慮せず、 trr値のみを表現します。よって、回路シミュレーションにこの(1)のモデルを採用した場合、再現性はありません。このモデルの使用出来るシミュレーションとは
スイッチング時間を考慮しない場合に有効です。
とありますが、スイッチング時間を考慮しないというのは、どうも納得できません。TTを考慮した段階で、C成分を見てると思うのですが、だとしたら、スイッチング時間でCへの充電時間が変わるので、スイッチング時間によって逆回復時の波形は変わるような気がするのですが、、、パラメーターが少ない、あるいは、モデリングに問題があるため、波形が信用できないという意味でしょうか