塗装や印刷物(ポリエステルやアクリルウレタン高分子系)の中に、繊維物が混じってしまい、とある製品が不良品として破棄されてしまいます。元素分析をしてもC,N,Oを中心とした元素が検出されるだけで、本来の高分子との差が明確でなく、目的物質の同定ができません。そこでお聞きしたいのが、

1)前処理不要で、この繊維物が何かを同定する方法はありますでしょうか?
2)ATRで測定できそうなのですが、表面にむき出しになっていないものでも、ATRで測定可能なのでしょうか?
3)印刷物・塗装物の高分子の中から、繊維のみを取り出す方法はありますでしょうか?
1)・2)・3)いずれかの回答でも結構ですので、よろしくお願い致します。2)の回答にはできれば参考URLを記載して頂ければ、ありがたいです。

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回答(2件)

id:tacn_nontan No.1

tacn_nontan回答回数511ベストアンサー獲得回数12005/06/20 23:35:17

ポイント400pt

1)繊維不純物の同定方法について。


元半導体関連の研究所に勤めていました。

現在は主婦ですが・・・。


質量分析はされましたか?


リンク先のMSでは、縮合系ポリマーの同定や、

食品中ビスフェノールAの超微量検出ができるそうです。

今のMSは感度が良いんですね。


MSで、不純物の無いところと、

不純繊維物質のスペクトルを比較すれば、

どの程度の分子量の高分子(繊維物質)なのか判断できると思います。


1)について。

ラマンはやったことがないので、

詳しくはコメントできないのですが・・・。


このリンク先の「4.顕微ラマン法による混入異物(塗料片)の分析」

が役に立つ実験例ではないかと思います。


透明な高分子樹脂中に混入していた

数100μm大の有機物系の混入物を、

顕微ラマン法で分析したときのスペクトルの例があります。


ピ-クの帰属やIRデ-タベ-スとの比較結果から、

不純物質はポリウレタン系白色の塗料片と推定されたそうです。


http://www.mst.or.jp/0102.html

MST - 材料科学技術振興財団 目的別分析手法

こちらは、友人が勤めている分析専門の財団です。


異物の組成も調べることができるようです。

ここのHPの「組成を知りたい」の欄に

たくさん分析手法が書かれているので

それも参考になるかと思います。


最先端の機器がそろっているうえ、

財団法人なので、分析依頼をしても

そんなに高くないのではと思います。

id:catrin

ご回答ありがとうございます。

一番上のURL内記載内容では、食品中ビスフェノールAの超微量検出の具体的な分離・測定方法が分かれば応用できそうです。

2番目・3番目の記載内容はまさに、私が探していた答えとなっています。

実は、この回答を頂いた後に、依頼分析もしくは分析機器を貸して頂けるところを質問しようと思っていましたので、その分までお答え頂き、本当にありがとうございます。

早速明日連絡を取らせて頂きます。

どんなに感謝しても感謝しきれないくらいの回答を頂けました。ありがとうございました。

2005/06/21 20:46:36
id:al-chemist No.2

al-chemist回答回数28ベストアンサー獲得回数02005/06/21 00:00:14

ポイント400pt

2)について回答いたします。

上記のURLにATRの特徴が述べられていますが、

試料表面を赤外光が反射する際にわずかに

沈み込むために完全な表面だけが測定されるわけではないようです。

(いわゆるエバネッセント波というものです)

このページでは実際に各種の赤外分光法をもちいて

微量不純物を同定した例が紹介されています。

http://www.humi.keio.ac.jp/japan/docs_j/report/annual/1998/2_3_3...

2-3-3. �H�Q���̕������w�I���@�E����

こちらのページでは、植物繊維、動物繊維の

赤外吸収スペクトルの測定とそのスペクトル例が紹介されています。


以上の情報から推察すると、

試料のできるだけ繊維物が多く含まれている部分の赤外吸収スペクトルをATR法をもちいて測定し、

高分子由来のピークを差し引くことで

繊維物由来のピークがわかりと思われます。

このような方法で同定できないでしょうか?


元素分析においてS(硫黄)がふくまれていないことから

動物繊維である可能性は低いと思いますが・・

id:catrin

ご回答ありがとうございます。

1番上のURL記載の、

>試料への光の侵入深さを入射角,プリズムの屈折率を変えることで調整できること

を考えますと、ある程度むき出しに近い状態であれば測定できそうですね。

ATRは契約している分析センターが保有しているため、好きなだけ使えますので、上記を参考にチャレンジしてみます。

ありがとうございました。

2005/06/22 21:49:49

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