映画を作る目的でお金を集めようと考えています。

旧富士銀行の時代から、みずほ銀行はこの手の話に強いし大変積極的です。知り合いの本店のエリート調査役の机の上には自分が決済した映画ファンドの主人公のフィギュアが飾ってあったりします（笑）。

よい担当に恵まれれば、こうしたところ経由で話をまとめてもらえるでしょう。

個人の責任で私募債などで集めると利害関係の調整など大変で、万が一ぽしゃったら人間関係ずたずたになること覚悟ですよ。

映画の内容にもよりますが、上記URLのような寄付の形で資金を募るのが一番簡単だと思います。

また、「映画制作協力鑑賞券」という方式も、制作前に資金を集める手としては有効だと思います。

多くの人に出資してもらうファンド形式に関してはこちらの質問が参考になると思いますが、法律的にかなり大変ではあります。

例えば、こちらのアイドルファンドでは匿名組合を設立して運営しているようです。

楽天証券などは、アニメファンド、映画ファンドなどに強いですので、相談されるといいと思いますよ。

若しくは、株式化してお金を集めるのもいいでしょう。

証券市場の安全性を維持するため、出資法等が規定されており、自由に不特定多数の方からの資金拠出を受けることはできません。

かなり困難ですが、公的機関で借入れを申し込む方法しかないですね。民間の金融機関ですと、よほど映画界で知名度がないと困難です。

百人以上からお金を集めるとなると有価証券法上の規制がかかってくる可能性があります（あつめる金額等にもよりますが）。ちなみに考えられる方法としては、任意組合、匿名組合、株式会社ならば、ボンドやエクイティ、メザニン債（利益参加債や永久債など）といった方法が考えられます。

オープン型のファンドがどのようなものを指すのか、文面上不明確ですが、投資信託関係の法規が複雑に関わってくるため、金融関係を専門とする渉外法律事務所に相談されることをお勧めします。