コンテンツとデザインを完全に分離する「Web標準」について、従来のコーディングと比較した利点・欠点について解説しているサイトを教えてください。

Web標準手引き

ウェブスタンダード・プロジェクト(和訳)

回答になるかはわかりませんが、ここの『いろはの先のCSS』は具体的なデザイン技法が解説されており、HTML Strict+CSSなＷＥＢデザインにした際の利点・欠点についても解説されています。

ただし、HTMLとCSSをある程度理解していることが前提条件となっていますが・・・。

列挙したＵＲＬリストを順に追って読めば理解できる…と思います。

どちらにしろＷＥＢ標準の利点・欠点を理解するには、HTMLとCSSの基本をきっちり理解している必要があります。ですので、時間がかかっても良いのなら、以下のサイト等でHTMLとCSSについて学習した後、先に示した『いろはの先のCSS』を読むことをおすすめします。

HTML+CSSで簡単に説明しますが、標準化を行うとメインの文章をいじることなくレイアウトをいじることができます。

簡単に言うと参照先のCSSファイル(デザインファイル）を切り替えることで、はてなダイアリーのサンプルを切り替えるようなことが簡単にできるわけです。（もちろん元となるCSSファイルは必要なわけですが）

また、デザインを別ファイルでおこなうため、メインのコンテンツの内容を間違えて消してしまったりなどの事故も防げるはずです。ルールを決めておけば、デザインを変更するのが容易なわけです。

たとえば、直接タグを書いている場合、いちいち変更するとなると一つ一つ修正しなきゃいけないところを、CSSファイルでひとつ書き換えてやれば対応したルールに基づいて、全体に反映することが可能なわけです。

欠点といえば、CSSを書くに当たって、ルールを決めなくてはいけないこと、やCSSを書く手間が一番最初にかかるということでしょうか。（もちろん、その後のデザイン変更は楽になると思います。）

また、ルールからイレギュラーなことをしたい場合に、結局直接タグを書かなくてはいけない部分もあります。

まずははてなダイアリーの日記のソースと、ヘッダにあるCSSファイルの中身をのぞいてみてどのようなものか、見てみてはいかがでしょうか？

PDF 1枚の非常に簡潔な資料ですが、Web 標準に準拠するメリットを十全に伝える内容です。

製作者・長谷川恭久さんのウェブサイトを以下、ご紹介しますので、ご参考まで。「スタイルシート スタイルブック」「進歩し続けるWebデザイナーの考え方―Web designer 2.0」という2冊の著書があるアメリカ帰りのデザイナーさんです。