辞書では「俯瞰する」と「鳥瞰する」というのは同義になっているのですが、私の感覚では「鳥瞰する」は地理的な意味で、「俯瞰する」は状況などまで含めた意味まで含むものと思っています。
この使い分けについて何かご存知でしたら教えてください。
(ちなみに辞書HPの紹介などはやめてくださるようお願いします)
ここでは垂直に捉えるものを「俯瞰図」、斜めに捉えるものを「鳥瞰図」としているようです。
【鳥×瞰】
[名](スル)鳥が空から見おろすように、高い所から広い範囲を見おろすこと。また転じて、全体を大きく見渡すこと。俯瞰(ふかん)。「山頂から市街を―する」「日本経済を―する」
ふ‐かん【×俯×瞰】
大辞林でも 「ふかん」 を検索する
[名](スル)高い所から見下ろし眺めること。鳥瞰。「ビルの屋上から市内を―する」
地理的な意味合いというよりも、俯瞰が単に高いところから見下ろすで、鳥瞰は広範囲を見下ろすといった意味合いなのではないでしょうか。
ありがとうございます。
やはりそうなりますよねぇ・・・
「日本経済を鳥瞰する」という言い方に違和感があるのですが、それは個人的な感覚だったということでしょうか・・・
http://dic.yahoo.co.jp/bin/dsearch?p=%D0%ED%E2%D7&stype=0&am...
Yahoo!辞書 - すべての辞書 - 俯瞰
ご指摘のとおり「鳥瞰」は地理的な意味、「鳥瞰図」という言葉として使われることがほとんどみたいで、他の場面(地理的な場面以外の、本来の意味である”全体を見渡す”という場面)では、あまり使われていないようです。専門的に地理の場面で使われている言葉だといっていいと思います。
では他の場面では「俯瞰」が使われているかといえば、そんなに多くは使われていないようです。
そして「俯瞰」にも地理的なニュアンスが大いに含まれています。
「俯瞰図」で検索した結果、30900件あまりのヒットがありました。(「鳥瞰図」では169000件)
つまり、もともとはどちらとも「全体を見渡す」というような意味があったのですが、どちらも地理的な意味を持ち、特に「鳥瞰」の方はよりその専門的な色を強めた、というまとめでいかがでしょうか。
ありがとうございます。
>ご指摘のとおり「鳥瞰」は地理的な意味、「鳥瞰図」という言葉として使われることがほとんどみたいで、他の場面(地理的な場面以外の、本来の意味である”全体を見渡す”という場面)では、あまり使われていないようです。専門的に地理の場面で使われている言葉だといっていいと思います。
この部分を定量的に検証するような方法はないでしょうか・・・
http://media.excite.co.jp/book/special/kokugo/
「日本語ブームの今だからこそ、国語辞典を極めよう(1/2)」Excite エキサイト: ブックス
広辞苑には
俯瞰 高い所から見おろすこと
鳥瞰 (鳥が見おろすように)高い所から広範囲に見おろすこと。転じて、全体を大きく眺め渡すこと。
と書いてあります。
言葉というものは流動するものですが、広辞苑という辞書は比較的古い意味合いにこだわって編纂されている辞書です。
ですので、広辞苑に転じてと書いてあるということは、広い視野で物事を展望する場合にも使っていいものと思われます。
もちろん、元々は地理的・物理的な意味合いで使われていたものが、いつの間にかそのように使われるようになったということです。
ちなみに個人的に感じている事は鳥瞰という言葉自体も俯瞰から派生したのではないかという事なのですが、まぁそれは置いておいて……。
で、定量的に検証する方法はまずないと思います。
これらの言葉というものは感覚的に使われているものです。
俯瞰が高い山のような場所にたった人間の視野であるのに対し
鳥瞰がそれよりも高い場所を飛んでいる鳥の視野であるという感覚的なものから鳥瞰の方が広い範囲を見渡せるようなイメージがあるのではないでしょうか?
なるほど。
確かに感覚的に使われているものですが、では皆さんがどのように感覚的に使い分けているか・・・が分かればいいのですが・・・
はてなアンケートしてみるという手もありますね!
http://eda.s68.xrea.com/site_map.php
鳥新聞 / 鳥瞰図
鳥瞰という言葉から、鳥瞰図が思い浮かびました。斜め上から見た地理を紙と筆描いた絵です。多分、日本では鳥瞰という言葉のほうが古くから使われたと思います。俯瞰はもっと広義に使われるように思います。
ありがとうございました。
ありがとうございます。
図についてはその様な区分がなされているようですが、動詞として「俯瞰する」「鳥瞰する」の区分をいかに考えればよいかを知りたいです。