我がままにならない事を切なく詠った詩歌で、

あなたが詠んで涙したものを教えて下さい。
作者と作品(古文の場合は現代語訳)、
あなたなりの歌への想い等も聴かせてもらえたら嬉しいです。
作品は国内のものに限ります。

歌としては、次のような作品が好みです。

作者不詳。
萬葉集歌伝・巻第十一
「ひさかたの
 天飛ぶ雲に ありてしか
 君を相見む おつる日無しに」

井伊文子女史(家人・茶道家)
「よだれに濡れた手ひいやり
 私の手に包みこんで 
 ああ この子の想いわかりたい」

宜しくお願い致します。

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回答(7件)

id:GRMM No.1

GRMM回答回数658ベストアンサー獲得回数22005/08/27 23:55:06

ポイント20pt

『つつめども袖にたまらぬ白玉は人をみぬめの涙なりけり』


作者:安倍清行

訳 :包もうとしても、袖に溜めることができずにこぼれてしまう白玉は、あなたに会えなくて悲しんで流す涙なのでした。


亡くなってしまった方の事を思って詠んだ詩とのことですが、

これを始めて読んだ時、片思いの時の切ない気持ちとダブらせてしまいました。。。奇麗な言葉が並んでいると思います。


こんなのでいいでしょうか。。。?

id:kamo-kamo

ご協力ありがとうございます。

切ない歌ですね。

美しい言葉が多い分、亡くなった相手の美しさも偲ばれて、

一層切ない感じになっていますね。

良き歌、ありがとうございました。

2005/08/28 00:16:44
id:n-a1013k No.2

n-a1013k回答回数41ベストアンサー獲得回数02005/08/28 00:08:13

ポイント20pt

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%B4%BF%CD%B0%EC%BC%F3

百人一首とは - はてなダイアリー

「君がため をしからざりし命さへ

 長くもがなと 思ひけるかな」 

         藤原 義孝


訳:あなたのためなら惜しくもないと思っていた命ですがこれからはあなたのために永久に長くあって欲しいと思うのですよ。


この歌を読んだ藤原 義孝は21歳で疱瘡にかかって死んでしまいます。

長く生きていたいという想いは叶うことはなく、若くして亡くなった平安詩人の歌です。


http://d.hatena.ne.jp/keyword/%C9%B6%CB%FC%C3%D2

俵万智とは - はてなダイアリー

「さりげなく家族のことは省かれて

 語られてゆく君の一日」

         俵万智(チョコレート革命)

id:kamo-kamo

藤原義孝卿の歌は切ないですね。

まさに、我がままにならない事への渇望を感じます。

この歌の当時、彼は何歳だったのでしょう。

21歳で亡くなった事を考えると、生きることへの強い願望を感じずにはいられません。

俵万智女史の歌は、何気に深いですね。

情景を変えて詠えば、全く別の捉え方も出来そうです。

良き歌、ありがとうございました。

2005/08/28 01:14:02
id:nachtzug No.3

nachtzug回答回数65ベストアンサー獲得回数12005/08/28 02:33:24

ポイント20pt

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=010000000000003...

e-hon 本/夏のうしろ 栗木京子歌集/栗木京子/著

観覧車回れよ回れ想い出は君には一日我には一生


栗木京子


記憶では「君には一夜(ひとよ)我には一生(ひとよ)」でしたが調べてみると「君には一日(ひとひ)」となっていました。

むかし、苦しい片思いをしていたときにふと目を留めた新聞の一面に載っていた歌です。

今よんでも、打ち明けられない恋心、君の楽しそうな笑顔と、私の笑顔の裏のせつなさ、胸の詰まるような想いが、「観覧車、めぐれめぐれ!」とダイナミックな言葉とともにせまってきます。

id:kamo-kamo

恋心の切なさを詠った歌、切ないですね。

未だ想いが通う仲ではないが故にある、

相手との感覚の温度差も、また、切なく表現されています。

nachtzug様の想いも切ないですね。

歌と心情の繋がりが、とてもドラマチックです。

良き歌、ありがとうございました。

2005/08/28 11:46:17
id:star-gazer No.4

はち回答回数15ベストアンサー獲得回数02005/08/28 02:34:33

ポイント20pt

わりとメジャーな歌ですが…

「明けぬれば

 暮るるものとは

 知りながら

 なほ恨めしき

 朝ぼらけかな」

藤原道信朝臣


口語訳引用

『夜が明ければやがて日が暮れ、

そしてあなたに会えるとわかっていてもやはり

あなたと別れる夜明けは、うらめしく思うよ。』


また夜になれば会えるとわかっていてもなんだか離れがたい、

時間が止まればいいのに…

と1000年前の人も思っていたのかなと。


切なさとはちょっと違いますかね;

id:kamo-kamo

当時の慣わしでは、夜になると女性のもとで宿をとり、

夜が明けると別れて帰るものと知りました。

「明けぬれば 暮るるものとは」

という部分は、日が暮れれば会えるいう喜びを詠っているのでしょう。

反面、末文ではまた夜が明けてしまい、

別れなくてはなくなることを恨めしく思う気持ちが詠われています。

時間の経過は、いつの時代も我がままにならない事。

それは、栄華を極めた藤原氏とて同じこと。

浮世を極めた彼らにとって、時の流れ等の我がままにならないことは、

どのように感じられたのでしょうか。

藤原道信卿も早世されています。

これもまた、後世の我らにとっては、

卿の切なさを一層引き立てるものとなっているように思います。

2005/08/28 12:01:56
id:nekoganaku No.5

nekoganaku回答回数151ベストアンサー獲得回数02005/08/28 11:17:15

ポイント20pt

http://home.owari.ne.jp/~fukuzawa/misuzu0,.htm

���q�݂����̐��E

私と小鳥と鈴と(金子みすず)


   私が両手をひろげても、

   お空はちっとも飛べないが、

   飛べる小鳥は私のやうに、

   地面(じべた)を速くは走れない。


   私がからだをゆすっても、

   きれいな音は出ないけど、

   あの鳴る鈴は私のやうに、

   たくさんな唄は知らないよ。


   鈴と、小鳥と、それから私、

   みんなちがって、みんないい


***************

これを聞いたとき、私は私でいいんだ。。。と思い、ちょっと自信がもてて、頑張ろうという気持ちにさせてくれました!

id:kamo-kamo

我がままにならない事を、前向きに考え、支える力をくれる良い歌ですね。

同じヒト同士であっても、それぞれ他のヒトとは異なるユニークな部分があり、

それぞれがそれを活かせるよう頑張っています。

「みんなちがって、みんないい」

温かくて良いフレーズです。

良き歌、ありがとうございました。

2005/08/28 12:14:35
id:lucica No.6

lucica回答回数13ベストアンサー獲得回数02005/08/29 16:37:17

ポイント20pt

面影の 忘れぬ人に よそへつつ

入るをぞ慕ふ 秋の夜の月


作者:後徳大寺左大臣

訳:別れてしまったが 面影は忘れられない人が居る

その人を思い浮かべながら 山の端に隠れていく秋の夜の月を

名残惜しそうに思っている


月を見るたびに大切な人を思い出します。

会いたくて仕方なくて、でももう会えない・・・

口に出して詠むたび、切なくなりますが

好きな詩です。

(訳は色々と解釈があるようで、一番最初に覚えた方の解釈で書いております)

id:kamo-kamo

人を想う気持ちを切なく詠った歌ですね。

lucica様の解釈が、私も好みです。

昔の人にとって、

月とはどのような存在だったのでしょうか。

良き歌、ありがとうございました。

2005/08/31 09:30:33
id:lucetemps No.7

lucetemps回答回数96ベストアンサー獲得回数02005/08/30 18:42:51

ポイント20pt

『幾世へて後か忘れん 散りぬべき野辺の秋萩みがく月夜を』


後撰集より。

和訳:いかに時を経ても忘れはしまい。こぼれんばかりの野辺の萩を照り輝かせる月の夜を。


忘れられないことがあって、

忘れられないひとがいて、

忘れられない風景が、誰にもあるものだと思います。

『くらきよりくらき道にぞ入りぬべきはるかにてらせ山のはの月』


和泉式部作。

和訳:暗い暗い道をただ進んでいく私です。それでも、ふと立ち止まってしまったとき見上げる先に白い月が在る。それがどんなに遠くて淡い光でも、「在る」ということが心の支えになるのです。


迷いや苦しみや、生きていくって、とても大変でつらいことだと思うのですが

それでも今日も頑張れるのは、支えとなる誰かがいてくれるからなのでしょうね。

『生きる』

生きているということ

いま生きているということ・・・

で始まる、長い詩です(ので、引用はしませんが)

某学園ドラマでも、繰り返し繰り返し読まれていました。

この他にも、氏の作品には、

私にとって、涙が出てしまいそうなものが多いです。

http://www3.ocn.ne.jp/~soleil25/tripN6.htm

汚れっちまった悲しみに

『汚れつちまつた悲しみに…』

悲しみが、純粋に悲しみでなくなってしまって

大人になってしまった、と思いました。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%c3%a4%cc%a6%c2%d9%bb%d2

辰巳泰子とは - はてなダイアリー

『白金の月光に刺され毀れたら毀れた時計のなかに棲めばいい』

id:kamo-kamo

沢山の歌、ありがとうございます。

切ないものから、

生きるための支えになる歌まで、

幅広くご紹介頂きました。

涙のツボというのは、人それぞれ、

また、置かれている状況や環境で大きく変わると思いますが、

歌を詠んで、作者の気持ちに思いを馳せるというのも、

きっと素敵なことだと思います。

谷川俊太郎氏の歌、私も好きです。

良き歌、ありがとうございました。

2005/08/31 09:35:47

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