日本の消費者物価指数2000年=100
アメリカの消費者物価指数1982年=100
2000年
日本の消費者物価指数=100
アメリカの消費者物価指数=172
円・ドルレート(1ドル)=107.8円
2003年
日本の消費者物価指数=98.1
アメリカの消費者物価指数=184
円・ドルレート(1ドル)=115.9円
A:円の対ドル名目レートは減価したが、実質レートは増価した
B:円の対ドル名目レートは減価し、実質レートも減価した
C:円の対ドル名目レートは増価し、実質レートも増価した
D:円の対ドル名目レートは増価したが、実質レートは減価した
問題にはこれ以上のことは書いてありません。ですからここの説明が不十分といわれても少し困ってしまいます。
解答は記号だけでなくちゃんとした考え方も添えてください。
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対ドル名目レートとは為替がどうなったかということです。
2000年の円・ドルレート(1ドル)=107.8円が、2003年では115.9円、
つまり円安になっているので、円の対ドル名目レートは減価したと言えます。
実質レートとは物価がどうなったかということです。
分かりやすくするために、アメリカの2000年である商品が1ドルで売られているとします。
とすると、日本では為替で勘案して、107.8円ですよね。
でそれが物価上昇でどうなるかというと、
アメリカ2003年 約1.070ドル(1ドル×(184/172))
日本2003年 約105.8円(107.8円×(98.1/100))
で、2003年の為替レートに従って、アメリカの商品が日本円でいくらになるかというと、
124.0円(1.070ドル×115.9)になります。
つまり、同じ品物が日本では105.8円で買え、アメリカでは124.0円になるということです。
要は円の価値が高まったと言える訳です。
よって実質レートは増価したということで、答えはAになります。
なるほど。ようやく理解できました。ありがとうございます