小学校高学年の子供に引火と着火の違いを説明してください。

引火は、離れたところの物を紐で引っ張って手元にたぐりよせるように、離れたところから火がつくこと。

着火は、直に火を着けること。

辞書によれば“着火”とは「火がつくこと」で“引火”とは「他から火が燃え移ること」。

よって子ども向けに説明すると“着火”とは「自分の意思で火をつけること」で“引火”とは「自分では火をつけるつもりは無いものに火が燃え移ること」でどうでしょう。

引火と着火の違い？

えっとね、着火は相手のものを燃やすつもりで火を近づけて、実際に炎が出て燃えたこと。

引火は相手のものを燃やすつもりがなかったのに、火を近づけちゃったら炎が出て燃えちゃったこと。

燃やすつもりがなかったのに燃えちゃうことが引火なの。

わかった？

着火は人が自分でモノを燃やすこと。

引火は火や熱によってモノが燃え出すこと。

自分で火を付ければ着火。他のモノから燃え移ったら引火と説明すればよいのではないでしょうか。

　引火は、火を近づけたら、火がつく温度。可燃物は、ある程度の温度に達しないと、火を近づけても、火はつきません。

　着火は、可燃物自らが燃え出す温度。鍋に入れた油を熱し続けると火がでるのは、着火点に達したからです。

着火：自分で火をつけること

引火：燃え広がってしまうこと

「自分の意思で～火をつけるつけない」では、

隣の家に引火したという場合に説明としてちょっとおかしくなりそうですから。

引火とは、他の火種から物質に燃えうつること。

着火は、他の火種が無しでその物質そのものが燃えること。