【信号機　周期】ある特定の交差点に設置されている交通信号機の、変化の周期（青黄赤）を調べる方法。

上記URLの「表6－9　信号機の種類と概要」をみると信号の制御方式にはいくつかあって

▼地点制御信号機（個々の信号機を独立に制御）

①定周期信号機

②感応信号機

③バス感応信号機

④押ボタン信号機

▼路線制御信号機（路線ごとに一括して管理）

⑤多段系統信号機

⑥自動感応系統信号機

▼地域制御信号機

⑦地域制御信号機

⑤は隣接する信号機（たとえば1ブロック先の信号機とか）との関連を考慮して、予め設定された系統制御パターン（サイクル、スプリット、オフセット）を時間帯によって切り替えて信号表示を行うもの。⑥は車両感知器で計測された路線の交通量に応じて、その都度決定された系統制御パターンに基づき、信号表示を行うもの。そのパターンは警察署などにあるミニコンピュータで決定されるらしいです。⑦はより広域の信号機を交通管制センターのコンピュータによって相互に関連付けて制御するものです。

①以外の方式では明確な周期はないことになります。もっとも①方式の信号機が全国にどれくらいあるのかは不明ですが。

ちなみに、

サイクル：青を表示してから次の青を表示するまでの時間

スプリット：1周期時間内に占める、ある方向が青表示である時間の割合

オフセット：隣接信号機との青表示開始時刻のずれ

これをみると、もう都市部では交通量に応じた信号機制御が実用されているようです。矢印信号も感応式で制御されると書いてあります。

ということで、信号を設置するのは公安委員会です。公安委員会に問い合わせれば回答が得られるのではないでしょうか。

ただし、幹線道路の信号機の場合、交通管制センターが交通量にあわせて信号周期を変えている可能性もあります。なので、そういう信号の場合、特定時間にどのような周期の設定になっていたかはわからないのかも。ログが残っていれば特定の時間の周期が分かるかもしれませんが、そこまで調べて答えてくれるかどうかは分かりません。自分の眼で調べるのでなければ、とにかく公安委員会に問い合わせてみる方がいいと思います。

千葉県の信号時間について千葉県警が書いたwebページ。

各県警もしくは県に問い合わせるのが一番でしょう。

茨城県のページ。

鳥取県。

信号に関するページ。

三重県で情報公開条例に基づき「津市阿漕駅周辺の交差点に関する情報」として部分開示が決定されたそうですが、

三重県警察本部長がその取り消しを求めたとか。しかし、開示請求はやってみる価値があるのではないでしょうか。情報公開の時代ですし。

時間はさまざまに変化するようですが、

やはりしっかりとしたマニュアルはあるようですし、

警察署に問い合わせてみる価値はありそうですね。

特に「交通管制センター」のような部署があればなおよし。

以下はおまけ。

私は卒論で、信号機の色が変わったときに、どうドライバーが反応するか、その法則を調べたのですが、特定の信号機のみえる歩道橋にビデオカメラを設置して調べました。一応、時間表示にはしておきましたが、ストップウォッチよりえび伝巣がのこる点は、いいかも。