『ハンニバル』でレクター博士は、頭蓋を切り取って生きたまま脳みそを食べたりしてたと思います。

>痛みを感じるのか

感じません。痛みを感じるためには、痛覚の受容器が存在している必要があります。それは硬膜(脳を包む膜)に分布していますが、大脳実質には分布しません。したがって痛みは感じません。脳を露出するために硬膜を切るときには痛みがあると思います。ただし、無麻酔なら頭部の皮膚や頭蓋骨を切るときに相当な痛みを感じるはずです。

>苦痛は感じるのか

大脳は部位によって働きが違いますので、破壊する部位によって出てくる症状が変わります。たとえばブローカー領域やウェルニッケ領域など言語中枢の部分を破壊すれば、言語を話すことができなくなったり、聞くことができなくなったりします。運動野を破壊すれば運動麻痺が起こります。感覚野を破壊すれば感覚がなくなったり、時にはしびれのような異常感覚が生じるかも知れません。

>どのくらいで死ぬのか

死にません。大脳はなくても脳幹部さえ生きていれば心臓は動きますし、呼吸もします。それがいわゆる植物状態です。

脳幹も死ぬと、脳幹には呼吸中枢がありますので、自発的な呼吸は不可能になります。それでも心臓は自分で拍動できますので、人工呼吸器につないであげれば生存し続けます。それがいわゆる脳死状態です。

どこまで破壊すれば意識がなくなるか？というのは難しい問題だと思います。脳幹(なかでも網様体)が意識を清明に保つのに不可欠であることは間違いありませんので、脳幹を破壊すれば意識はなくなりますが、おそらく大脳の大半が破壊されると、意識は遠くなると思います。

>どこを掬うとどんな影響があるか

大脳皮質は各部分で役割を分担していますので、ある部分を破壊すればその部位が担う機能が失われます。上記URLの図2は機能局在を示しています。

まず脳に痛点がないので痛みは感じません。

あと脳には脳地図というものがあり、この部分を除去すれば腕が動かなくなったりします。

掬った部分によって体の一部が動作しなくなると思われます。

次に脳を切開したまま放置すればそれこそ出血多量で死亡するか、菌が入って腐って脳死という可能性があります。

どのくらいで死ぬかは個人差があるので一概に言えないと思いますが。