ここでいう王道的な物語とは以下の通りです。
①ボーイミーツガール的なときめきがある。
②ワクワクするような大冒険がある。冒険を進めるうちに世界の謎や古代文明など、壮大な謎が解き明かされていく。
③特別な運命を背負った少女との出会いで少年の物語は動き出す。少女を守るために少年は戦う。
④その他、強いメッセージ性などの+αの要素
具体的にいうと、この条件の超ど真ん中ストレートは「天空の城ラピュタ」です。
面白ければメディアは問いません。小説、漫画、アニメ、実写なんでもよいですが、あまりに長い漫画や何クールも続いたアニメはあまり嬉しくないです。また、①、②、③の条件を満たしていればファンタジーじゃなくてもよいです。
簡単な作品紹介を付けてもらえるとありがたいです。少なくとも①と②は満たしているものをお願いします。よろしくお願いします。
http://www3.nhk.or.jp/anime/nadia/
NHKアニメワールド:ふしぎの海のナディア
アニメ「ふしぎの海のナディア」
例としてラピュタがあげられていて、
真っ先に浮かんだのがナディアです。
放映当時すごく夢中で見ていました。
似ている点も多いですが、これはこれで
雰囲気が違うので別物として好きな作品です。
ブルー・インフェリア―決定版 (1) (あすかコミックスDX)
漫画と児童文学から1件ずつご紹介します。
「ブルー・インフェリア」(全4巻)
上げられている1.~4.の条件をすべて満たします。
近未来、平和な海辺の村(と言っても地上にはほとんど住める環境が無いことが示唆され、
診療所などはとても近代的、大人達には銃を携帯している人もいる)に住むカズヤ少年は、ある日釣りに出かけて、記憶喪失でハマに流れ着いた少女を助けます。
彼女マリーンには生活の記憶はないのに百科事典に載っている魚なら全て知っていたり、
行方不明になっているカズヤ少年の両親の名を知っていたりします。
その一方で、大人達は彼女を災厄をもたらす「亜人」ではないかと疑っており、
やがて二人はマリーンの生まれた場所を探して冒険にのりだしてゆくことになります。
マリーン自身の運命はとても特別ですが、ネタバレになるのでここでは伏せます。
大人達が恐れる「亜人」というのが最初は子供だましの怪談のように語られますが、
やがてそんなものではない世界の秘密に関わるものだということもわかってきます。
「トムは真夜中の庭で」
3.の条件は満たしておりませんし、2.の条件も、見ようによっては
ささやかな冒険でしかないのですが、ファンタジーの王道という大前提があるので
これもお薦めかなと思います。
遊び相手も居ない遠い親戚の家に預けられることになったトム。
退屈でしょうがない毎日でしたが、ある夜、大広間の古時計が真夜中12時に
13時分を鳴らすのを聞いてベッドから起きあがります。
存在しないはずの時間に庭に出てみると、
そこにはハティというヴィクトリア時代の少女がおり、
トムは毎晩のように彼女に会いに行くようになります。
特別な冒険はしませんが、最後にハティの正体が徐々に解ってゆく謎解きの段階が
じわっとくる感触が素晴らしいのでお薦めです。
ありがとうございます。どちらも知らない本でした。特にブルー・インフェリアの方は面白そうです。本屋で探してみることにします。
交響詩篇エウレカセブン : ポケットが虹でいっぱい
交響詩篇エウレカセブン (1) (カドカワコミックスAエース)
ご存知かもしれないアニメですが、今放送しているエウレカセブンはどはドンピシャですね。
あとはエレメンタルジェレイドなど。
エウレカはちょっと長めですがエレメンタルジェレイドは1クールなんじゃないかな?
かなり長いけど「ガンダムX」もそーいう話ですよ。
アニメ映画ならアリオン。
ちょっと短めでまとまりが微妙ですが、神話の話ですしお好みなんじゃないかな?
ただ、ボーイミーツガールではなく、二人は最初から知りあいですが…。
他に思いついたら書きますね。
深夜アニメは私の求める物語の匂いがぷんぷんするんですが、録画手段がなくてチェックしてないんですよね。今度レンタルしてこようと思います。アリオンは既読でした。
http://www.i-c-o.net/main/index.html
ICO - main
『ICO(イコ) 霧の城』は、同名の「ICO」というゲームにインスパイアされたという、宮部みゆきさんの作品です。
賛否両論あるようですが、私はゲームと共に楽しめました。
≪生まれつき頭に角が生え、それ故に霧の城に連れてこられた少年。偶然にも、閉じ込められた棺が開き、運命に逆らい城からの脱出を試みる。
長い階段を駆け上がったその先で、少年は天井から吊り下がる檻のようなものを見つける。檻の中には、白い服を着た少女がひとりうずくまっている。
少年が少女を檻から解放すると、彼女は少年にゆっくり歩み寄る。今まで見たことのないほどに白い肌。彼女は無言でその手を差し出した・・。≫
上記はゲームのストーリー解説から抜粋したモノですが、小説の方も、宮部さん独自の解釈を加えて、せつないファンタジーに仕上がっていると思います。
ありがとうございます。ですがゲーム、小説ともに既読でした。ICOは質問文に書こうかと思ったくらいど真ん中の作品でした。特に、オビの「ぼくが君を守る。だから手を離さないで」という一文はある意味最高です。
ロードス島戦記―英雄騎士伝 (1) (角川コミックス・エース)
ロードス島戦記シリーズだと恐らく全ての条件を満たしているかと思います。特に③の傾向が強いのが表記したISBNのものです。
邪神復活の鍵となる少女と少女を守る騎士見習い、少女を狙う悪の魔道師といった連中から各種モンスターまでゾロゾロ出てきます。
ついでに別路線では、国家間の戦争もあったり、前作の主人公たちとの絡みなど......。
また、小説版でも十分面白いですが、漫画の方もお読みになられるとより一層面白味が増すかと思います。
いずれも古本屋さんで、よく見かけます。
URLは作者のページです。
現代物や時代劇が多い宮部みゆきですが、ファンタジーでも良作があります。
「ブレイブストーリー」
宮部みゆきワールドの新たなる地平を拓く、愛と勇気の冒険ファンタジー!
僕は運命を変えてみせる――。両親の離婚を受け入れられない11歳の少年は、その現実を覆すため、怪物たちの棲む異世界へと旅立った!波乱万丈の物語。
個人的に、主人公が異世界での経験を経ていく中で成長していったり、異世界住人との友情をはぐくむ様が素晴らしかったです。
②の要素が強めですね。
「ICO(霧の城)」
頭に角の生えた生贄の少年。鋼鉄の檻で眠る囚われの少女。二人が運命を変えることを「霧の城」は許さない-。同名コンピュータゲームに触発された著者が、その物語世界をノベライズした作品。
読めば読むほど謎が深まる本。最後は意外な結末に驚かされました。前半はちょっと根気がいるかも。
でも少女を救う為の主人公の健気さは「ラピュタ」に通じるものがあるかもってことで、②・③の要素が強めです。
ありがとうございます。ですがどちらも既読でした。ブレイブストーリーも面白いですよね。質問文に書いておけば良かったかな。
ユーラシア大陸の真ん中に巨大な塔が出現。
塔は語る。「杖」を抜けたものの望みを叶えようと。
先人類から託された力をどうやって使うかで世界は混沌の中に。
世界中にふってきた「銀色の物体」誰もぬくことのできないそれに主人公は見覚えがあった。偶然か必然か、夢の中で出会った完璧だと思われた少女はとても孤独だった。どんでん返しをさらに返すような展開の中、少年は少女を救うために限界までがんばります。
寡作の岩本隆雄がおくるボーイミーツガールもの。
ライトノベルスなのですが、上中下でなかなか読み応えがあります。
途中までは普通の高校生の話なんですが、すさまじく最後は話が広がります。
「なんでそこまでがんばるの!?」という主人公の男の意地に脱帽。
岩本作品は内容が深く、読み終えたあとにがんばろうという気持ちにさせてくれるので好きです。
この著者は知りませんでした。自分で探しても辿り着かなかっただろうと思います。面白そうなのでチェックしてみます。ありがとうございました。
ブルー・インフェリア―決定版 (1) (あすかコミックスDX)
グラン・ローヴァ物語―決定版 (1) (Asuka comics DX)
マンガです。紫堂 恭子さんの作品です。
どんぴしゃな順に。
■ブルー・インフェリア 全4巻
①~④全て揃ってます。
おまけにコナンっぽいエスコートヒーローです。
遠未来、汚染された世界で人類の存続をかけた物語。
■癒しの葉 全8巻
少年ではなく青年ですが。愛しい女性は出てきますが、
どちらかと言うと男同士の友情や心の闇(?)によって
ストーリーは動いていきます。
舞台は中世ヨーロッパ風。
■グラン・ローヴァ物語 全4巻
これもちょっと違うけど、青年が少女を守るために・・
という点ではかすってますか。
これも・・古いヨーロッパ風かな。
いずれも知らなかった作品。チェックしてみます。
月の子―Moon child (第1巻) (花とゆめCOMICS)
『月の子』
売れないダンサーのアートは、自分が起こした事故で記憶を失った少年ジミ-をしぶしぶ引き取ることに。しかし、ジミ-は産卵のために月から戻ってきた人魚だった。自分でもわからないタイミングで、美しい女性ベンジャミンに変身するジミ-は、予言どおり世界を破滅へと導いて行くのか?物語の先に待っているのは、あのチェルノブイリの事故なのか…?
全13巻の壮大なストーリーです。絵もきれいだし、冒険もラブストーリーも不思議な運命を背負った少女も出てきます。
他に『魔法使いハウルと火の悪魔』も考えましたが、あまりにも有名な『ハウルの動く城』の原作ですので、すでにご存知ですよね。
今回探しているものとは微妙に違うような気がしますが、今回の件とは別に少女マンガの名作も探しているので、リストに加えておきます。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334735843/hatena-q-22
Amazon.co.jp: アップフェルラント物語 (光文社文庫): 田中 芳樹: 本
田中芳樹さんの「アップフェルラント物語」が、ズバリラピュタのイメージですよ。アマゾンの紹介文によれば、「20世紀初頭のヨーロッパ。アップフェルラント王国の孤児ヴェルは、囚われの身の少女フリーダと運命的な出会いをした。彼女の手には全世界を揺るがしかねない、王国に隠されたある重大な秘密が!ヴェルは好漢フライシャー警部とともにフリーダを救出。しかし、強大なドイツ帝国軍の魔手もすぐそこに迫っていた―。」という感じです。アクションあり、淡い恋あり、その後の世界情勢を暗示するようなメッセージ性もあります。お勧めです。
これはどんぴしゃですね。ありがとうございます。探してみます。
ウルフ・タワーの掟―ウルフ・タワー〈第1話〉 (ウルフ・タワー (第1話))
イギリスのファンタジーウルフ・タワーはどうでしょうか。
全4巻の小説ですが、1冊は1日あれば読めます。
奴隷のクライディが実はお姫さまで…というところから冒険ははじまります。途中で実はお姫さまでなかったとか、いや、実はそうなんだとか、結構ごちゃまぜですがおもしろいです。
いろんな乗り物に乗って冒険したりするのもおもしろいです。
これも知らない作品。ありがとうございます。探してみます。
GRANDIA(グランディア)〈1〉新大陸エレンシア (角川スニーカー文庫)
GRANDIA(グランディア)〈2〉世界の果てを越えて (角川スニーカー文庫)
GRANDIA(グランディア)〈3〉アレントの向こう側 (角川スニーカー文庫)
小説でも漫画でもありませんが、セガサターン用ゲームソフト「GRANDIA」をオススメします。
まさにテーマは「冒険」です。
個人的には最高のシナリオでした。
細江ひろみさんによってノベライズされたものも素敵でしたので、そちらのISBNを載せておきます。
グランディアは友人に薦められてやってみたんですが、あまりにもど真ん中を狙いすぎな感じがして私にはちょっといまいちがったかな。中学生ぐらいの時にプレイしたかったな、という感じでした。回答してくださってありがとうございます。
ツバサ―RESERVoir CHRoNiCLE (1) 少年マガジンコミックス
CLAPのツバサクロニクルをおススメします。
玖楼国(クロウコク)に住んでいた小狼(シャオラン)と玖楼国のお姫様のさくらが異世界に飛び散ってしまったさくらの心の羽を捜して旅するファンタジーです。
漫画はまだ連載中ですが長くはならないんじゃないかと思っています。アニメ化もされています。
ツバサは毎週読んでおります。面白いですよね。
http://hiki.trpg.net/SwordWorld/?SalaNoBouken
ソード・ワールドWiki - サーラの冒険
ヒーローになりたい!―サーラの冒険 1 (富士見ファンタジア文庫―ソード・ワールド・ノベル)
悪党には負けない! (富士見ファンタジア文庫―サーラの冒険)
ソードワールドシリーズの
「サーラの冒険」などはどうでしょうか
少年サーラの成長と恋愛、冒険が書かれています。
条件はどれも満たしてると思います^^
詳しい内容がわからないのでなんともいえませんが、チェックしてみようと思います。ありがとうございました。
女王の百年密室―GOD SAVE THE QUEEN (新潮文庫)
謎めいているSF的な推理小説なのですが、人間について深く考えさせられる心にしみる一冊です。
森博嗣は近いうちに手を出そうと思っていた作家なんですが、今回の条件とはちょっと違うかな、という気はします。
『童話物語』
『天空の城ラピュタ』と言ったらこれしかありません。
世界は滅びるべきか否かを判断するために降りてきた妖精フィツと、フィツと旅をすることになる少女ペチカの冒険物語です。
最初はいじめっ子の役で登場する少年ルージャンが、後悔して、ペチカを守るために行動したり、ポイントは全ておさえていると思います。
文庫で上下巻。お薦めです。
『空色勾玉』は古代日本を舞台にしたファンタジーで、闇の巫女として生まれながら光に憧れる少女と、光の神族として生まれながら地底の女神の夢を見ていた少年の冒険もの。
それぞれ一冊で完結する別のお話ですが、『白鳥異伝』『薄紅天女』と合わせて3部作構成です。
これも面白そうです、探してみます。ありがとうございました。
風の白猿神(ハヌマーン)―神々の砂漠 (富士見ファンタジア文庫)
『風の白猿神』
作者曰く、基本路線は「がんだみゅ」と「らぴた」です。
完結している作品が原則の富士見ファンタジア大賞に、続きモノで応募して大賞を勝ち取ったほどなので面白さは保証付き。
もっとも10年前の作品ですから、いま読むと目新しさは感じないかもしれません。
最大の欠点は、まだ2巻が出ていないことでしょう。
早く出せ、作者!
『聖戦記エルナサーガ』
北欧神話をベースにしたファンタジー漫画。全7巻。
ガールミーツボーイですけど、ほぼ条件どおりの作品といっていいでしょう。
多くの人が魔法を使える、魔力の強さが王族の証しである世界で、ただひとり魔法が使えない「闇の姫御子」エルナ。
滅びが迫る世界を救うため、敵国の王子とともに戦う彼女の運命は・・・・・・!? というお話です。
現在、続編として『エルナサーガⅡ』を連載中。
こちらは前作が伝説となった時代、現代日本風の世界を舞台にしています。
回答ありがとうございます。どちらも面白そうなので探してみます。
「ライラの冒険シリーズ」です。
ある大きな役割を背負っているファンタジー世界の少女ライラと現実世界の少年ウィルが平行世界をまたぐ異変を巡って冒険をする物語です。
根底には宗教や運命といった重いテーマを扱っていますが、ストーリーが面白く、テンポもよいので読みやすいです。
挙げられた条件も満たしていると思います。ライラはただ守られるだけの少女ではないので③は微妙かもしれませんが…
回答ありがとうございます。ですがこれは既読でした。
http://d.hatena.ne.jp/katarizuki/
語り好きの家庭教師の日記
こんばんは。カタリです。
今日のおすすめは、早川文庫からでている「星界の紋章」シリーズ。
SFになってしまいますが、人類に作られながら宇宙を支配するにいたったアープという星間帝国の姫と、彼らに選占拠された星の支配者となった土着の地球人との間にうまれたロマンス、、と書くと固いですが、とにかく面白いことは保証します。ライトノベルなどと決めずに読んでみてください。
回答ありがとうございます。今回探しているものとは微妙にずれている気もしますがチェックしてみます。
それとkatarizukiさんとは関係ないのですが、上のほうで教えていただいた「交響詩篇エウレカセブン」は深夜アニメではなく日曜朝アニメだったようですね。失礼致しました。
銀色の髪のアギト 公式サイト
まだ公開してない映画ですが、CMスポットがぐっと来ました。
お正月にロードショーが始まるそうです。
あと、特別な能力を持っているのが、少女でなくて少年のようです。
作品名「銀色の髪のアギト」
これは私も注目している作品です。期待大ですね。
回答ありがとうございます。ナディアは私も子どもの時毎週楽しみに見ていた記憶があります。もうストーリーは忘れてしまいましたが。また見たいなと思いつつもまとまった時間が取れないでいるんですよね。