機械設計に詳しい方のご意見やアドバイス、ご推考などを希望します。


以下の2つの例を比較した場合、どちらの方が、今だけでなく「将来性」や「面白さ」があると思われますか? 

①「CATIA V5」による自動車の設計・開発・モデラー。

②「Pro-E」によるCAD/GIS用プロッタ・プリンタなどの設計。


今だけをみると、①のCATIAの技術者は「不足」してるようですし、また設計対象もクルマなので「面白そう」に感じています。しかし、感じているにすぎません。

「自動車の設計は他の設計への応用があまりきかないともいえる」「Pro-EはじつはCATIAに匹敵するかそれ以上に普及する可能性がある」「プロッタ系の設計にはじつはこんな面白さや利点がある」「いやなんだかんだいっても機械ではCATIAがいちばん」「双方それぞれこんな利点がある」みたいなご意見、ご推考がありましたらよろしくお願いします。

また、他にも検討の仕方や盲点、「3DのCADにこだわることにはあまり意味がない」などのご意見がありましたら助かります。

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  • 登録:2005/12/31 18:40:11
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回答(1件)

id:re-venge No.1

re-venge回答回数64ベストアンサー獲得回数02005/12/31 20:04:45

ポイント200pt

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20050719/106868/

【2005JCF】トヨタ、2006年中にCATIA V5への移行を終える予定 - ものづくりとIT - Tech-On!

どもども


なんか長文になるので…先に「ごめんなさい」と言っておきます。


かなり個人的な意見になるので、あくまで「参考」という程度にしてください。

どちらかというと「設計サイドの見方」です。


率直に…私なら①を選びますが、相当悩んでの①です。

理由を箇条書きしますと…


1.トヨタのCATIA V5への移行が来年やっと完了する。

  おまけにホンダもV4を使っていて…V5へ移行する確率が比較的高い。

  つまり、CATIA覚えておけば食い扶持は確保される可能性が高い。

2.某人材派遣大手が某自動車メーカとトラブル起こして大量解雇された。

  そのせいで絶対的に設計士の数が足りない上に

  そのリカバーは最低5年はかかると思われる。

  つまり、最低5年は喰っていける可能性が高い。

  たとえPro-Eが使えても、即戦力にするには時間がかかるので敬遠されるかも。

3.自動車は開発スパン(期間)が比較的長め、公差も緩めなので楽といえば楽。

  とはいえ、ハイブリッド車や高度コンピューティングシステムがさらに増えるので…

  将来的にはプリンタ・プロッタクラスの部品も設計するオチが増えます。

  それに、オプティカル部品(光学部品)に手を出したがっている

  大手樹脂メーカも多いので…色んな設計が出来るという

  「将来的な面白み」はこっちに軍配が上がる気がします。


ただし、幾つか「反面」も書いておきます。


1.ボディ・パワートレイン(駆動部)系は技術が確率されていることが多いので

  新しいアイディアを出そうとすると反対されることが多い。

  打ち合わせしても却下されることが多いのです。

  正直、激変改良クラスの事でないと採用してもらえません。

  樹脂部品やるにしても、やはり同じです。

2.どのレベルで仕事するかによってですが、1次メーカークラスだと

  部品設計より「構造設計」になることが多い。

  2次・3次・下請けだと、その部品だけ頑張れば良いんですが…正直大変です。

  修正・改造(使い分け分かります?)の対応で徹夜もありますし。

  (私は下請けで仕事してますが…)


まぁ…長い期間で仕事したいならオート系かな?という点で①を取りました。


さて、②で悩む理由もあります。

それは次の項で

②を取らなかった理由を書き出すと…


良点

1.CAD的にはPro-Eのほうが使い勝手は良い。

  CATIA…なんとなく好きになれません。

  やたら止まるし、バグフィックスしても直らないこともたまに。

2.開発スパン短いので、色んな物に手を出せる。

  まぁ、「動いてるのが好き」な人には向いてるかも。

3.大体似たような部品が多い。

  アーキテクチャ(設計思想)さえシッカリ理解できてれば、苦労はしないはず。

4.会社によっては携帯電話の部品設計もすることがある。

  要するに「電気製品」なので…技術的な転用も可能です。

5.いざとなれば、電器関係(プリンタ系・携帯電話系・雑貨系)どこでも設計できる。

  よーするに、電器関係は「絶縁距離」と「サージ(漏電)防止」さえ理解できれば何とかなるのです。

  その概念を3次元的に解析・判断できればどこでもメシ食えます。


欠点

1.プロッタ・プリンタ設計は設計スパンが短いので、修正・改造が多い

  自分のアイディアが生きる事が多いけど、自分の首を絞めることも。

2.部品構造的にリブ・ボスが多いので大変。

  正直、モデル書くの大変ですよ…リブ・ボスは「機能上必要な構造」なので、

  中途半端な設計ミスが命取りになる可能性大きいです。

3.プリンタのレベル次第だが、汎用プリンタでなければそんなに仕事は多くない

  家庭用プリンタやるなら大変ですよ、スパン短いので納期に追い回されます。

4.部品公差がキツイ。

  「トレース作業でなんか関係するの?」といわれると…

  実は、「作れない・作りにくい構造」というのが出てくるのです。

  それをサラッと3D設計してしまうと…あとでクレームの元になります。

  最終的には「下請けメーカーが地獄見て、最後のツケが自社に来る」という

  いやなフローチャートが発生しますので要注意。


4番だけは「どこでも一緒」なんですけどね…


総論は次の項

尊敬する設計士の方のHPです。

その筋の人には有名所になるのかな。


正直、どの業界で設計しても…「地獄は確実に目の前にある」のです。

それを選り好みし、どうかわすかは…本人の意思選択次第です。


私個人、自動車部品・汎用プリンタ部品・携帯電話部品一式の樹脂部品設計してきました。

(会社はそれぞれ違いますが…)


正直、部品で「オートやってる人間は他が出来ない」なんて言う人がいますが…それは嘘です。

常に仕事に対して責任を持ち、好奇心を持ち続けることが

「設計士の重要ファクター」ですから。


樹脂部品であろうが、機械部品であろうが…それは全て同じです。

物を作るための創造主の一翼になるわけですから、

それを仕事と割り切ってやる気概を見せてください。


それと、設計で一番大事なのは…


「たとえ仕事が早くても人間関係を構築しない人は相手にされない」


どんな企業でも、打ち合わせとかは必ずやるので…

人間関係を上手く構築してる人は、たとえその時の技術レベルが低くても…

気が付けば上位に必ず食い込んでますよ。

設計で一番大事なのは…技術云々ではなくて、これが一番大事です。


それがへっぽこ設計士からのお願いであり、希望であり、アドバイスです。

akkatoneさん、ネットの影から応援しますよ!!

id:akkatone

いえいえ、もう3分の1ほど読んだだけで、こちらの意を組んでいただいた明確なご回答だと直感して感動してしまいました。本当にありがとうございます!

双方それぞれに良し悪しの両面あって、悩みつつも最終的に「参考」までに①ということですね。その具体的な一長一短の過程がすごく参考になりました。

①の企業に応じようと思いつつ感覚的な判断に釈然としないものがあったので、長・短がクリアになったことですーっと雲が晴れた感じです。本当に質問してみてよかったと思っています。

じつはかなり遅々のスタートで、奮起と情報収集、今後得た知識をアウトプットしていこうと意図したブログを開設しております(http://ameblo.jp/m29987395/entry-10007281643.html)。よかったらお立ち寄りいただければ嬉しいです。

いろいろ迷うことがあるといいますか、雲を晴らしていただけるようなご意見を得られるとは思いませんでした。改めて、大変ありがとうございました。

2006/01/02 19:41:30

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