映画『裸足の1500マイル』（2003年公開）

●モリー／エヴァーリン・サンピ

1988年、西オーストラリアのダービー生まれ。兄３人、妹ひとりとともに育ち、ダーウィン、ブルーム、ジャリンジン・アボリジニ・コミュニティなど各地を移り住む。母親の友人がフィリップ・ノイス監督とキャスティング・ディレクターのクリスティン・キングにエヴァーリンを紹介したことをきっかけに、『裸足の1500マイル』の主役に抜擢された。

●グレーシー／ローラ・モナガン

1990年生まれ。弁護士の母親、医療保健関係の仕事をしている父親の元、西オーストラリアのポートヘッドランドで育つ。キャスティング・チームが数多く訪ねた学校のひとつであるポートヘッドランド小学校に通っており、この学校の子供たちを収めたビデオテープでの選考と面接を経て、『裸足の1500マイル』のグレイシー役に選ばれた。

●デイジー／ディアナ・サンズベリー

1992年、南オーストラリアのメートランド生まれ。生後18ヶ月の時、家族とともにアデレードへ移り住む。白人との混血である母親と叔母は”盗まれた世代”にあたり、子供の頃に家族から引き離された経験があるという。当初は『裸足の1500マイル』のエキストラの子役としてキャスティング・セッションに参加したティアナが、再選考を経てデイジー役に決まったのは撮影開始４日前のことだった。

●A.O.ネビル／ケネス・ブラナー

1960年、北アイルランドのベルファスト生まれ。王立演劇学校を首席で卒業後、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに参加し、1987年に設立したルネサンス・カンパニーを主宰。多くのシェイクスピア劇の演出、主演を務め、”ローレンス・オリビエの再来”と呼ばれる。1980年代半ばからは映画にも出演するようになり、脚本・主演を兼ねた初監督作『ヘンリー五世』（89）でアカデミー監督賞、主演男優賞にノミネートされた。

●ムードゥ／デビッド・ガルピリル

1953年、オーストラリア・ノーザンテリトリーのアーネムランド生まれ。カカドゥ国立公園の北東の地域で生活する部族の伝統的な生活様式の中で育つ。ジェームズ・バンス・マーシャルの小説をニコラス・ローグ監督が映画化した『美しき冒険旅行』で主役のひとりであるアボリジニの少年を演じたのを皮切りに、『ザ・ラスト・ウェーブ』（77／ビデオ発売）、『ライト・スタッフ』（83）、『夢の涯てまでも』（91）などに出演。『クロコダイル・ダンディー』（8５）では出演のほか、アボリジニの踊りのシーンの振付を担当した。

モリー（映画の中の一番年上のおかっぱ少女）の娘ドリス・プリングストンがこの映画の原作者です。ドリス本人が映画の最後のインタビュー映像にも出てきます。そこで登場人物のその後や問題の背景なども語られているので、最後の部分だけでも、もう一度チェックされたらどうでしょうか。登場人物は基本的に実在の人物だったかと思います（脚色や記憶違いはあるでしょうが）。

役名などは、映画サイトで公開されていますよ。

この原作はその事実をあとあと聞かされた娘さんが書いたものなのですね。

実際逃げ出した少女（原作者の母親）がモリーの名で出ているようですので、ある程度は実在の名前なのではないでしょうか。

あまり有益な情報でなく、すみません。