中国は一人っ子政策をしている（ということになっている）のに、なぜ人口が増えているのでしょうか？有名無実化しているってことでしょうか？

ご指摘のように貧しい農村部(広い中国では農村人口の方が都市部よりも2倍多い)では労働力の確保のため有名無実化しているところのあります。

そもそも中国では厳格な戸籍管理は行われていません。URLに戸籍管理が難しい理由が触れられています。

一人っ子政策は都市部では比較的厳格に守られ、ある程度の成果をあげていますが、大家族主義の残る農村部では一人っ子政策に対する反発が根強く、そのことが結果として人口の増加につながっているのだと考えられます。

死んでいく人の数（多分老人の数に依存）に比べて若者が多ければ、一人しか子供を生まなくても人口は増えます。

そして、1979年までは子沢山でしたから、当面は人口は増え続けるでしょう）

中国はかなり貧富の差が激しいので貧しい農村地帯では働き手が足りなくて政府がいくら言っても隠れて子供を作るようです。都会はというと子供が二人になって罰金が科せられても裕福な人にはなんら影響はなく罰金もちゃんと払って子供を作っているようです。結果多少効果はありましたが、結局は人口増加は止まらないということになります。しかし、将来全地域が日本のようになると今度は少子高齢化が始まるかもしれません。

中国では富裕層ではお金を払って２人目以上の戸籍を作る。貧困層では労働力を増やすために戸籍に入らない子供を何人か作っているそうです。このため一応一人っ子政策はありますが有名無実化していると言ってよいでしょう。

農村部では一人っ子政策が徹底できておらず、黒孩子（へいはいず）と呼ばれる子供が多く存在するそうです。

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金を払って２人目というのが可能です

一人っ子政策の対象は漢民族だけです。

少数民族は対象外なので結構大家族が存在しています。

漢民族では家督制度（特に男子が家を継ぐ）と農村部では働き手として必須なので男の子を産むまでは、、といろんな抜け道で子沢山の家族が存在するのでしょう。

実際に見聞した抜け道は

１）医者に賄賂を払って最初の子供が病気療養中の証明書を取り二人目をもうける。　最初に生まれた子に重病や障がいがあれば二人目は法律上OK。　後年治療の甲斐があり治ったことにして二人とも無事就学。

２）罰金を払い（地方により夫婦どちらかの賃金がカットされても）二人目、三人目を授かる。　地方により金額が違うようですが、日本円で100万円ぐらいだといってました。　でもそれ以外の賃金カットや税金の負担、罰が厳しいと。　お金持ちだったら問題ないそうですが、会社により昇進ができなくなったり、他への見せしめのため左遷されたりするそうです。　友人は社宅が没収されました。

３）共産党幹部の子弟や、有力者はお構いなし。　またそのコネを引っ張ってくる遠い親戚も存在する。

その他、完全な違法行為です。　公安が来たら子供達は隠れる。　もちろん公にできないので就学も就職もできない。　農村部で労働力として必要にされている、また闇の子供売買のブローカーに売り飛ばすために出産する場合もある。と聞いたことがあります。（←この件は事実確認しておりません）

下記のURLは工場に勤める女性達が抜き打ちの検査で無理やり堕胎させられた悲惨な現実です。　

１．出産年齢の数が多い

　　一人っ子政策の本格導入は８０年代以降ですから、７０年代までの出生者がまだまだ多い。

　　これらがまだ出産年齢に該当するので、あと１０年はまだまだ人口は増えるでしょう。

２．男子待望主義

　　他の方も書いていますが、特に男子を待望するために、１人目が女の子なら１人っ子政策に違反してでも２人目を作ります。

　　これだけなら救いようもありますが、１人目が女の子なら「ヤミ堕胎」をする事例が多く、なので中国の性比は圧倒的男子優位です。

　（男：女＝６：５）

　　これは即ち、将来悲劇的なまでの「嫁不足社会」が到来することを意味します。

確かに行われていますが、あまり意味をなしていません。それは死んでいく人の数が少ないからです。そのため、なかなか人口は減りません。また、過疎区では労働力を必要とするので、人口を増加させなければなりません。それも減らない原因の一つです。

参考になれば