日本人は歯並びが悪いと言われています。確かに歯医者などに通いそうもない発展途上国の人と比べても明らかに日本人は歯並びが悪いように思います。なぜなのか、その理由が知りたいです。

欧米社会を見回すとそうですが，子供の頃に歯を矯正している人が多いです。その文化の違いが根底にあるかもしれません。

大人になってからでも，歯並びの綺麗さが重要，と考える風潮が日本にはないので，それが如実に表われてしまっているようですね。

発想が逆です

日本人など、先進国では離乳食が発達していて、極端に硬い食料も少なく、調理して、適度な硬さの食事をすることができ、力をいれて「かむ」と言う行為をそれほどしなくてもよいので、あごの力が弱くなってしまっているのです

かむ事が少なければ、あごの骨も刺激を殆ど受けないために成長時にも影響が出ます、あまり使わなければ、退化してしまうのは、入院で、手足の筋力が落ちることからも分かると思います

あと、咀嚼力が小さければ、口を閉じた状態でのかみ合わせが成長段階でちゃんと完了せず、かみ合わせが悪くなってしまうわけです

歯並びの悪い原因は他にも、指しゃぶり(ストレス）、姿勢、カルシウムの不足なども影響があるそうです

母乳で育っていない場合も哺乳瓶などで悪影響があるということです

これは主に牧畜文化や奴隷文化のあるなしから来ていると思います。家畜や動物を売り買いするとき、歯が丈夫かどうかによって価値を判断します。奴隷も同じです。

こうした習慣から、欧米人は歯並びが悪いと血統として劣等であると一般に考えるので、子供のころから矯正につとめるのです。

日本にはこうした家畜文化がなかったので、むしろ貴族にはぜいたくによって虫歯に苦しむ人が多かった。庶民は砂糖など手に入りませんから。

また、歯並びの悪さには口蓋の大きさ、小型化ということもあるかもしれません。口蓋が小さいと乱食い歯になりがちです。しかし、これは人類の全体的傾向で、人間の歯の数はどんどん少なくなっていて、これは口蓋の小型化によるようです。モデルなども欧米でも、エラが張った人は好まれず、子供のようなあごの小さい人が好まれる傾向にあります。そういう意味では、日本人は進化の最先端にあるといえるかもしれません。

「あごの骨格の変化」と「乳歯の虫歯」、それと「乳幼児期の癖」が、このサイトでは歯並びの悪さと関係があるとしています。

>食生活の変化が考えられます。昔の食生活に比べ、現在の日本の食生活は、かなりの軟食化傾向にあります。

>噛む回数が減ると、顎は退化してきます。

特に日本では軟食化が激しく進み、あごの発育が不十分になっていることが原因です。

これはちょこっと怪しいですけど、１１のコメントを見てください。

短頭型の日本人の場合、遠心(奥のほう)にスペースの余裕が少なく、大人になってからほとんど100％非抜歯というのには無理があるようです。しかし早期より成長・発育をコントロールして咬合誘導(育成)していけば、ほとんどのケースで抜歯せずに歯並びを安定させることが出来ます。

骨格の問題？

あごの骨が細いと、本来32本はえるはずの歯は並びきれなくなってガタガタと出たり入ったり、当然歯並びは悪くなります。磨きにくいので、虫歯も出来やすくなります。戦前の日本人の顔を見ると、もっとがっしりとエラがはっていましたから、ここ何十年かの日本人の食生活の変化が、あごの細さをもたらしたことは間違いありません。人間の身体のなかで、骨はもっとも環境の変化の影響を受けやすいものなのです。

やはり骨格みたいです。

先進国の歯並びは、あごの発達が悪いため発展途上国より悪く、その理由は、あごが小さくなってきているため、歯がきゅうくつにはえてきているからということでした。

要するに良くかんでいなかったりするのが原因みたいです。

白人は歯並びが悪いのは悪だと考えます。だから矯正するだけです。日本人は得に歯並びが悪いのは悪だと考えてこなかったので、よほど酷くないと矯正しません。

日本人には顔を整形したり、矯正するのは悪だという考えがあるからです。

あと、歯の矯正は保険がきかないのも大きいと思います。

白人さんは整形に罪悪感がないと、逆の日本人との違いだと思います。

　欧米とかだと、八重歯とかはドラキュラを連想させるものなので嫌われます。よって矯正が一般的。

歯科医です。

上で皆さんが答えられていることはほとんど正解です。私も通常なら同じように答えます。

が、先天的な原因をお探しのようなので敢えて遺伝的な見地から回答しますと・・・

日本人のルーツは縄文人と弥生人といわれていますが、多くは後者のタイプが多いみたいです。弥生人は下顎がどちらかというと華奢です。

このサイトで書かれている噛み合わせがはさみのようにすれ違っているというのは、（縄文人のそれと比べて）下顎の歯列が上顎の歯列よりも、つまり下あごの方が上あごよりも小さいということを示しています。

ですから、日本人はその祖先からして下顎が小さめなのではないかとも言えるかもしれません。

・・・しかし、個人的には現代の日本においては、遺伝や人類学的な原因よりも、後天的な要素の方が大きいのではないかと思います。

2004.10.06 Wednesday

食習慣は歯並びに影響しない

では実際のところ何が原因なのかというと、一言で言えば遺伝です。もっと詳しく言わせていただくなら、顎骨と歯の大きさのアンバランス（ディスクレパンシー）が原因であるという考え方が、今日の常識です。日本人はもともと身体的特徴の異なる縄文人と弥生人の混血のため、それぞれの顎と歯の特徴をバラバラに受け継いだ人が不正交合になりやすいというわけです。

こちらのサイトでは日本人の歯ならびが悪い理由をこのように書かれています。

まず、日本人の歯並びの特殊性についてお話したいと思います。

意外に思われるかもしれませんが、日本人はここ２，３千年の間に急速に混血して出来あがった民族なんですね。前歯の大きい細面の弥生人とやや受け口気味で比較的歯が小さい縄文人が混血して出来あがった民族であることは考古学の成果で解明されています。結果、日本人の宿命として前歯のがたつきや八重歯が発生しやすいということになります。ただし、その場合でも小臼歯以降の歯並びはそう悪くないのが一般的です。このことをふまえたうえで日本人の歯並びの事は考えないと無駄な矯正を増やしてしまうと思います。

こちらも同じ理由のようです。