EMと呼ばれる有益な菌を使って色んな事を魔法みたいにやっちゃおうと叫ぶ人が近所にいて、なんともビミョウです。


私の勘ではマイナスイオンみたいなもんで嘘っぱちだと思うのですが、・・・。

たとえばEMボカシは二重盲検法のようなある程度確かな方法でその効果って確かめられているんでしょうか?

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  • 登録:2006/03/21 23:17:47
  • 終了:2006/03/28 23:20:05

回答(2件)

id:Broadway No.1

Broadway回答回数326ベストアンサー獲得回数222006/03/23 00:29:51

ポイント34pt

ちょっと失礼します。

 

「EM」だなんて名詞は、本当に久しぶりです。

最近もほんの少し前にTVで「EMがどうたら、こうたら」なんてのを聞いた様な気がしていました。

「気がした」じゃなかったんだなぁ~……。

まだ、やってる奴が居るんですねぇ~!

って云うかぁ、異常増殖ぅ?(ん?何処かで聞いた事が有る様な台詞で有りますなぁ~?)

 

ちょっと「やほお!」で検索を掛けただけでも、出るわ、出るわ!こりゃぁ大変です!

 

 

少し勉強してみます?

何か分からないままでは、「I LOVE EM菌」野郎共に「てやんでぇ!」って言われて御仕舞い、なんて、やな思いをするだけです。あ、念の為に書いて置くと、「てやんでぇ!」=「何言ってやがんだい!」です。

 

「少し」って言っても、「はてな」では「恐ろしく長い」方に入る筈です。

 

EM研究所なんてのが、こんな事言ってます。

EMとは、Effective Microorganismsの略語です。 有用な微生物群という意味です。 EMは自然界から採種し、

抽出、培養した微生物です。

EMは特殊な微生物ではなく、自然界に生息分布している微生物の中から、自然界を浄化する働きや物質を生合成

を行う働きを持つ有用な微生物を、人間の手によって培養させた複合微生物集団を培養液としたものです。

 EMに含まれる主な微生物は、乳酸菌群、酵母群、光合成細菌群、発酵系の糸状菌群、グラム陽性の放線菌群で

す。 この中には、発酵食品などに利用されている微生物もあります。

EMは、沖縄の琉球大学農学部の比嘉照夫教授によって開発されました。 乳酸菌、酵母など人間にとって有効な

微生物を善玉菌と言いますが、いろいろな性格の善玉菌を組み合わせることで、大きな効果をもたらすことを比嘉

教授が発見したのです。

  

一言で言うと、比嘉 照夫(ひが・てるお)

さんが、考案した自然農法の一種に使われるのが、「EM菌」です。

 

EM菌を使うと農業、環境、医療、工業、教育、福祉などさまざまな分野に活用して、人と町と自然が共存共栄する明るい豊かな地域社会の発展に貢献出来るんだそうです。

す・ご・い・で・す・ねぇ!(所ジョージさんの昔のギャグです)

 

「EM技術」はこんな夢も描いてます。

EMがもつ強い抗酸化作用はEM技術の核となり、さまざまな分野で応用・活用が進められてきた。

 たとえば、畜産にEMを使うと悪臭が嘘のように消える。EMを投入した魚介類の養殖場では、多種多様なプラ

ンクトンが発生し、水は浄化され生態系も保たれる。EMボカシは家庭から出る生ゴミを有機肥料に変えて、生ゴ

ミのリサイクルを可能にした。簡単に作れる米のとぎ汁発酵液は、掃除や洗濯などで洗剤の代わりになるほか消臭

作用もあるので、家庭内の環境浄化だけでなく、下水道の浄化やひいては河川.海を浄化する。米のとぎ汁はその

まま流せば汚染源だが、EMと糖蜜で発酵させて流せば浄化源に変わる技術も公開され各地で実践されている。

 また、病気の原因のひとつといわれる体の酸化を防ぐ清涼飲料水EM・Xは、医療の現場からその強い抗酸化作用

の成果が報告されて反響を呼んでいる。EM・XやEM・Zを加えたセラミックスも、水質浄化や工業省エネなど多

方面で応用の場が広がった。最近では、ダイオキシンの発生を抑制する力があることも発見され、すでに沖縄県具

志川市、埼玉県和光市では実用化にむけての研究も進んでいる。

 

EMフェスタ

なんて「御祭り(?)」も開かれていて、なんだか楽しそうです。

EM菌は凄いって話満載です。中でも凄いのがコレ!

『デンマ-ク、ヨーロッパ

     におけるEM普及活動』 

 それからエリックさんのデンマーク、ヨーロッパにおけるEM普及活動、ここでやはり注目すべきは、PRRSです

ね、要するにこれもHIV、レトロウィルスですね。言葉としては誤解がありそうですが、豚のエイズなんです。

 これを普通のEM1号を500倍で飲ますことによって、ほとんど止まるという。

 私がタイのエイズプロジェクトを最初に気がついたのは、普通のEMで下痢を止めたり何かできるという所から

エイズ患者の人が飲んでもいいのかと言われて、いやそれは大丈夫だというところからきっかけが出来上がったん

です。

 ですから、もうEM1号を500 倍ぐらいで飲ますと、だいたい動物の病気は治ってしまう。しかし、これだけで

はどうしても心配だということであれば、昨日お話しましたように、遺伝子を健全にするわけですから、生まれて

何日か経ったらEM-Xの注射をしてくれると、もうほとんど発生しないということになるんです。

……

「豚のエイズ」が治るっ!

Woooooooooooooowwwww!!!(ちょっとアメコミ調)

 

まるで魔法の様な「EM技術」!未来は薔薇色?

って云うかぁ、針小棒大?

 

 

EM菌関連製品各種好評販売中です。人間も飲むんだそうですね!(ヤダヤダッ!)

 

現在、「EM研究機構」がオフィシャルな中心機関として動いている様ですね。

そのせいか、EM菌の説明は写真と動画入りだったりして、ちょっと説明がアカデミックな装いにしてあります。

 

 

なんだか、ヴェリー・アルティメット・アルトラ・スーパー・極超肯定的意見ばかりしか無いですねぇ……。

 

これは信じるしか無い!鰯の頭も信心から……魚のアラ入れる時に鰯の頭も入れたりもするだろうし……

 

 

……………………ヴぇ?「ヤダッ!」……そ~でしょ~、そ~でしょ~!

 

 

EM菌を客観的に述べようとしたWeb頁を、ようやく見つけたのはいいのですが……。

日本土壌肥料学会の「1996年の『微生物を利用した農業資材の現状と将来』と題した公開シンポジウムにおいてEMが他の資材に比べて効果が低いと」の報告はちょっと見では見付けられませんでした。古過ぎるんでしょうかね。

また、「EM菌は『市民のための環境学ガイド』において『似非科学を普及した』という理由で『似非古豪賞』を.2004年9月19日に受賞している」そうなんですが、Web頁をパッと見た感じでは見付けられませんでした。

 

ここからは、私の記憶をちょっとだけ御話をしましょう。私の記憶が確かならばぁ……(古いなぁ……!)

 

簡単に結論から言うとEM菌の話は仰る通りです。そしてアルカリ食品・酸性食品等の話なんかよりも悪質です。

 

EM菌を使うのに

「EMぼかし」

を作る事が推奨されています。

「EM菌」だけで使うと、変な液が出て、べちょべちょになり悪臭を放つ事を散々叩かれた比嘉さんが、まさに話を「ぼかす」為に考案した手法なんです。EM菌を構成する、と云われる菌類は特に意識しなくても、そこら辺に居る奴らなので、餌となる「糖蜜」を加えて、「米糠」や「籾殻」で水分調整して環境を整えてやれば、どこでも自然発酵するんですね。色々加えても、まだ変な液は出るんです。でも、EM菌の御蔭で生ごみが堆肥化した、とEM菌信奉者は言うんです。例えば、EM菌を使わないで堆肥を作る様な話をTV等で見た事が有ると思います。上手に発酵した堆肥では、全部が全部って訳じゃないでしょうけど、「変な液」は出てませんよね。

 

また、EM菌の中に説明通りの菌が存在しない、と指摘されても知らん振りです。

EM菌信奉者にとっては、EM菌は「Gestalt」……あ、間違えた、「Gestalt(ゲシュタルト)」なんですね。

結局はこんな処がEM菌信奉者の本音なんです。

■EMは正しく使えば何らかの効果がでます。こねくり回した理屈や噂や偏見による批判は、無視します。効果が

ないのは、効果的に使わないからです。

なんて言ってる癖に、

■このサイトにある情報は、効果を保証するものではありません。EMは各使用者の自己責任で使ってください。

と、何とも蒸せ菌人!……また、間違えた……無責任!

当然、「二重盲検法」なんてやってません。何たって「ぼかし」ですから!ざんねんっ!(ふる~~~!)

 

EM菌関連は、「比嘉さんを教祖とするEM菌教」と言って仕舞っても構いません。

 

物理学とかが絡む似非科学だと、割と明確に否定できますが、健康を御本尊とする宗教を信じる御馬鹿は一杯居ます。

生物が絡む事だと、人を煙に巻いた曖昧な表現で人を惑わしてしまう手法が蔓延する訳です。

 

実際、「バイオ」的なものは大人気です。

大高酵素は「酵素ダイエット」とか云うのに使われます。

また、嘘か誠か、万田酵素を作っている万田発酵での巨大野菜の話なんかも有ったりするので、「バイオ」絡みは反証が面倒です。

でも、こんなに効果の有る酵素は、「健康食品」です。「医薬品」では無いのは、何故なんでしょう?

 

色々書くと、「信者様」達に叩かれまくりそうなので、こんな処にして置きます……(え゛?もう遅いって?気にしない、気にしない、一休み、一休み![なんじゃそりゃっ!])

 

まずは御話まで。御役に立てれば幸いです。

 

P.S.

おまけです。

こんな話も面白いです。

思うに、「サイエンス・リテラシー」、とっても大切です。

これで「ビミョウ」な人達を「ビミョウ」に御相手してやってつかぁさい。

id:Gestalt

大変丁寧なご解説ありがとうございます。

現段階で言えば、

A:比嘉教が沢山言葉を発しているがその根拠は無い。

B:Broadway様がおっしゃってる言葉を証明する科学的知見はネット上に無い。

という感じですかね。

2006/03/23 13:42:15
id:Broadway No.2

Broadway回答回数326ベストアンサー獲得回数222006/03/23 20:27:02

ポイント33pt

再び失礼します。

 

再回答を御希望と解しましたので、御指摘の点に関して御答えします。

Aについては、全くその通りです。鋭い御洞察力と拝見致します。

立証責任は比嘉さん側に有ります。これ程、山の様に情報が出て来るのにS/N比(Signal[信号]/Noise[雑音]:意味の無いデータに対する意味の有るデータの比率)が異様に低いのは、立証すべき科学的データを持ち合わせていない、と結論付けるのに十分な根拠となります。

Bについては、ミスリード(misread:読み違え)と感じます。

EM菌信奉者達が主張している様な超魔力的威力がEM菌に無い事は、

 科学的に明白な事実

と結論付けられます。

私の記憶で書いた部分は、

 比嘉さんが「EMぼかし」を発案するに至った経緯

です。

面白く読める様に工夫した部分が、ミスリード(mislead:誤った方向への誘導)をする結果になってしまったのかも知れません。

先の回答の頭の方に抜粋した

EM研究所

EMとは、Effective Microorganismsの略語です。 有用な微生物群という意味です。 EMは自然界から採種し、

抽出、培養した微生物です。

EMは特殊な微生物ではなく、自然界に生息分布している微生物の中から、自然界を浄化する働きや物質を生合成

を行う働きを持つ有用な微生物を、人間の手によって培養させた複合微生物集団を培養液としたものです。

 EMに含まれる主な微生物は、乳酸菌群、酵母群、光合成細菌群、発酵系の糸状菌群、グラム陽性の放線菌群で

す。 この中には、発酵食品などに利用されている微生物もあります。

の主張から、EM菌は

 従来から細菌学等で言われている「常在菌(じょうざいきん:通常に生活する場所なら何処にでも存在する様な細菌)」

で構成されているのは明白な事実です。

そして、常在菌を有効に活用して、食べ物や飲み物や薬を作ったりしてきた事は、周知の事実です。

だから、

 EM菌を万能の超魔力菌で有るかの様に喧伝するのは、世に害になるだけで、益にはならない、

と云う事は自然な推論結果であり、ネット上に流れている「EM菌信奉者」のデータからも明白な事実です。

 

また、ネット上に無いかどうかは不明です。

「私が調べた範囲では、見当たらなかった」と云うのが正確な処です。

私は「やほお!」等で表示されたWeb頁を検索時に表示される要約だけを見て却下した分を含めて約400~500サイト当たりました。この数だけで、「ネット上に無い」と結論付けるのは、メディア・リテラシーの観点からは危険だと判断します。

少数の正当な意見が、多数の不当な意見に掻き消される、と云うのは世の常。

ネット上でも、同様の事が発生している、と解すべきでしょう。

それから、学問的に権威有る団体がEM菌に対して、

 継続的に反証をしたり、

 反証したデータを継続的に掲示していない

のは、学問的に権威有る団体にとって、

 「EM菌の話なんて、ど~だっていい」

からだ、と云う事が大きな理由を占めていると考えて良いのです。

学者も暇では有りません。

次から次へと出て来る「似非科学(えせ・かがく:科学とは似て非なるもの=偽科学)」にいちいち付き合ってられません。

それに、自分の成果にならない、と判断されるネタについては手を出しません。

 

先の回答の中程で示したEM菌を客観的に述べようとしたWeb頁はオンライン百科辞典の頁です。

日本土壌肥料学会の部分が嘘や偽り、誤解等であれば、日本土壌肥料学会からクレームを付けられて、

 削除される

か、

 正確な記述に訂正される

筈です。だから、この記事は「正確な度合いが高い」と判断して然るべきと解します。

学問の世界だけで無く、世の中全般に、権威が有ったり、影響力の強い人や団体が一度否定した事は、

 否定された側が余程、きちんと説得しない限り、

世の中に認められない、と云う事が多いですよね。

日本土壌肥料学会は、

 科学者や知識人には影響力が有るが、

 EM菌信奉者には影響力が無い、

ので、

 科学者はEM菌を相手にしないが、

 EM菌信奉者はEM菌を相手にし続ける、

のです。

 

背景事情の解説は、大体こんな処です。

 

結論としては、先の回答にも書いた通り、

 「EM菌関連は、『比嘉さんを教祖とするEM菌教』と言って仕舞っても構いません」

ので、真実を見抜く御自分の目を磨き、信じられる根拠が有るなら、

 相手にしない

事が一番です。

 

生活関連についての知恵や工夫みたいなものが宗教化する、って事は昔から有る事なので特段変な事では有りません。だから、そっとして置いてやる、ってのが一番です。自分が迷惑受けなければ良い、と云うスタンスでバッチリです。

この辺は、別途御自分で調べられると良いでしょう。凄く面白いです。

 

 

まずは御話まで。今度の御話はこれまでと致します。御役に立てれば幸いです。

 

P.S.

この手のネタの話は、私は結構得意なので、また別途御質問が有れば、御用の際は御気軽に御指名下さいませ。今回の様に時間が許せばの話ですが、色々調べたりも出来ますから。

id:Gestalt

度々の大変丁寧なご解答、ありがとうございます。メディア・リテラシーよりもう少し手ごろな分析を望んでいます。

EM菌効果が偽である証明に演繹法を使用されたようですが、演繹法いわば理屈ですから、しばしば誤りが発生します。

例えば「神経回路の無い粘菌がパズルを解く」現象等は演繹的に導きづらい結論だと思います

ですから求めていたのは、二重盲検法等の「EM菌の効果があるとは言えない」という結論から、背理法を用いて命題を消去するリソースが、「はてなへの質問という低いコストで見つかること」です。

また個人的には、科学とは文脈の都合であると思っています。「400~500サイト見て発見できない場合は偽と見なさない」とみなす文脈上においては普通に科学でありえます。

ですからmisleadではなく、文脈上正しい帰結に至っていると思っています。

2006/03/24 00:34:09

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