4月から千葉県の教員になりますが、校長からヒゲを剃るよう言われました。地方公務員法35条の職務専念義務や学校教育法28条の校長の監督権などが根拠のようですが、クレームの責任を気にしているようにも見えました。
私がヒゲを剃らなければいけない法的根拠、校長を説得するに足る判例、などが載っているサイトを探して下さい。
無精髭ではなく、トリマーで整えています。県教委と市教委の面接では、ヒゲへの言及はありましたが、剃るようには言われませんでした。タクシー運転手のヒゲの判例は結構です。
http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=991828
法的に言えば、ひげを剃る必要はありません。
私立ならともかく、公立の学校なら拒否し続ければ問題無いです。
ヒゲに限らずピアスなんかもよく問題とされてますが、その程度では教育に大きな支障が出るとは到底言えませんので、強制することは出来ません。
校長が懸念しているのは、
・生徒の親から学校にクレームが来る。
・他の教師が生徒に対して身なり(校則違反)を指摘しにくくなる。
このような点でしょうから、それなら
「クレームが来た場合は自分が親御さんを説得する」
「言っても校則を守らない生徒は自分が正す」
と、言えば納得こそしないでしょうが、それ以上は言ってこれなくなるはずです。
教育現場ではありませんが、タクシー運転手さんがヒゲを生やしていることで乗務停止とした会社を訴えた判例があります。
結論を言いますと、無精ヒゲや奇異なヒゲでもない限り懲戒処分は下せないとした判決です。
基本的には個人の人格が優先される。世間から許容される範囲であれば経営側に強制する権利はないということです。
ただし、校長側には懲戒処分ではない処分を科す権限は残ります(例えば担任を持たせない、他の公立校に転勤させる、勤務評価を下げる等)ので、特に新人の間は素直に従うことを私は奨めます。
私の知っている例では、口に傷跡があるのを隠すためというちゃんとした理由でヒゲを生やしていた方がおられます。その方はヒゲが理由で部長の昇進が1年遅れました。
新人の間はちょっと発言しただけでも、生意気に見られてしまいます。
本日、担任を持たせない旨の電話を受けました。ヒゲを理由にする訳ではないが、勤務態度として正当な評価をせざるを得ないそうです。
確かに、試用期間・新人の間という意味で遺恨を残すのは得策ではないのでしょうが、自分の好きな事を好きだと素直に言えない先生にもなりたくはありません。
#a2で回答した者です。最後まで読んでいなくてご免なさい。
教職員ということでは、麹町学園ノーネクタイ教師事件があります。これは昭和46年の判例です。
日教組が教育基本法と合わせて紹介しているページがありますので。
先程の補足ですが、私の親父が現役時代とある支店に支店長として赴任しました。で、最初に総務課長が連れてきたのが秘書にさせたいという女性でした。彼女を一目見るなり、親父は言ったそうです。
「髪の毛が長いな。僕の秘書なら、お客様が来た時にお茶を入れてくれないと困る。髪の毛が長いと、お茶の中に入る可能性がある。」
彼女はその日退社後美容院に行き、翌日は短い髪で出社してきました。
その女性は、後に結婚退職されましたが、披露宴にはちゃんと主賓で呼んでいただきましたし、親父の定年退職後も毎年年賀状も送ってくれています。また、阪神大震災の折りには救援物資を贈って下さいました。
その時に聞いたことですが、
「最初、彼女が髪を切らなかったらどうした?」
「知らん。他の総務の女の子がついたか、岐阜(工場)から新しく呼んだか。総務課長がやることだよ。」
解雇は、任命権者である県の教育委員会が決める事の様なので、担任がもらえないのは残念ですがクビにはならなそうです。
http://www.slmo.co.jp/office-s/so-daninfo/datebase/trouble.h...
http://www12.plala.or.jp/ts-office/Q&Atyokai.htm#a16
http://www.houko.com/00/01/S25/261.HTM#s3
これは使用者と被使用者の雇用(就業)条件の問題です。
使用者が民間(私立)か行政(公立)かはあまり関係ないと思われます。むしろ私立の方がゆるいかも。
(法令等及び上司の職務上の命令に従う義務)第32条 職員は、その職務を遂行するに当つて、法令、条例、地方公共団体の規則及び地方公共団体の機関の定める規程に従い、且つ、上司の職務上の命令に忠実に従わなければならない。
(信用失墜行為の禁止)第33条 職員は、その職の信用を傷つけ、又は職員の職全体の不名誉となるような行為をしてはならない。
校長の根拠はこの辺りになるでしょうか。
公務員は上司の命令に従う忠実に従う義務があります。明らかに違法な命令(速度違反しろとか人を殴れとか)を除きますが。
正直「髭くらいはいいじゃないか」とも思います。ですが、公務員は信頼されてなんぼです。周り(生徒、親)がどう考えるかという視点で考えないといけません。その点では校長の命令(指導)にも一理あるかもしれません。
身だしなみ以外の点(教育熱心、指導上手等)で生徒(親御)さんから信頼を得るというのも手だと思います。
身だしなみ以外の点でという話は、市の教育委員会では理解していただけました。校長は、一学期間はヒゲを剃り、学校からも家庭からも信頼を得てから言ってみろ、というスタンスです。
これは、直接の回答ではありませんが、大変参考になりました。
「思想、信条の自由はそれが外部的行為となってあらわれる場合には一定の合理的範囲内の制約を受け得る」というのは、十分に考える必要がありそうです。
http://www.houko.com/00/01/S25/261.HTM#s3
いくら法的根拠を明らかにしてもあなたのお気持ちがすっきりしなければならないと思います。
以前名古屋の公立中学の教師がモヒカン狩りにしてましたが、解雇されませんでした。
結局中・長期的に考えて、あなたが理想とされる教育理念を実践するためには、こんなことで拘ってる間に(わかり易い授業のための充分な準備など)1つずつ実績を積みそれからもう一度髯の件を再考してはいかがしょう?
僭越ながら私見を述べさせていただきました。
すっきりですか。確かに、論破した所ですっきりはしないのでしょうが…。
リンク既出です。モヒカンのソースがありません。ご意見としては尤もだとは思うのですが、こちらもポイントを使って質問をしていますので、意図を酌んで回答して欲しかったです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%A1%E5%89%87
http://www.gld.mmtr.or.jp/~school/seihuku.html
その学校の校則はどうなっていますか?
丸坊主などやっていません?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AE%A1%E7%90%86%E6%95%99%E8%...
管理教育の事例として、千葉県が思いっきりでています。
法云々ではなく、管理教育で生徒を管理する学校で、校長が教師を管理できてなければまずい、という論理が生じるのはある意味当然かと。クレームではない気がするのですが、どうでしょう。
あなたがなぜその学校で教師になることを選んだのでしょうか?
管理教育がいいといっている学校もあるし、自由教育がよいといっている学校もある。後者を選ぶのか、前者の中であえて自由教育を訴えるのか。
後者であれば、担任を持てなくても、どのように評価されようとも、自分の信念を曲げずにひげをはやし続ければいいと思います。それを理由に首にはできないのですから。
ただ、後者の中でそれを実施している、という現状(=他の同僚の教員やPTAから望まれていない)は直視しなくてはいけません。
>自分の好きな事を好きだと素直に言えない先生にもなりたくはありません。
好きなことと社会規範のバランスですね。
その小学校で、教員のひげはだめだという社会的コンセンサスがあるのであれば、教員としてふさわしくないという判断はまああるのでは。
社会的合意としては、教頭先生以下ご挨拶をした先生方のヒゲへの反応は、然程の抵抗はないようでした。しかし、PTAを含めヒゲは不適応だと考える人が社会にはたくさんいるのでしょうね。「人を外見で判断してはいけない」と声高に叫んでも、そもそもの私の評価が低ければただの騒音でしょうし。難しい世界です。
学校の選択については、希望の地域は書けるのですが、具体的な所属校の希望は出せないのです。選べるなら後者なんですけどね。しかし、千葉県が管理教育の雄とは…。知らなかったとは言え、大変な県に所属してしまったみたいです。
回答ありがとうございます。私も教育に支障ないとは思うのですが、拒否し続ければ別の意味で問題になるかも、と戦々恐々です。「匿名でないクレームが来た場合は自分から話をしたい」とは言ったのですが、「問題の責任を取るのは自分の役だからクレーマーを教える訳にはいかない」と言われました。小学校なので、茶髪やピアスの校則違反も少ないと思うのですが…。
引き続き、法的根拠や説得材料を募集します。