アラビアンナイトについてですが、妻に不貞を働かれた大様が、夜な夜な処女を殺すため、大臣の賢明な娘が王様の憤りを憤りを鎮める為に毎夜語る、寝物語ですが、この王様の結末は一体どうなるのか？

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結婚の初夜から、面白い話を次から次へと続け、さしもの大王に死の宣告を下すすきを与えずに、とうとう一千一夜を語り通して、やっと話を終わりました。そこで大王は、「この妃も殺そうとしましたが」、彼女は大王との間に授かった３人の子を連れてこさせたところ、さすがの大王も深く感動して、心機まさに一転し、これまでの女性に対する偏見を捨てて、この賢い妃と平和な余生をたのしんだのです。（リチャード・バートン版）

アラビアン・ナイトの冒頭に出てくるシャハラザードとシャハリヤール王の物語は「枠物語」と呼ばれます。この枠物語の中でシャハラザードがいくつもの物語をし、更にその物語の登場人物が数々の物語を綴っていき、その物語の中にまた別の物語が含まれるという、まるで複雑な入れ子の箱のような物語の構造がアラビアンナイトの特徴となっています。

　それではアラビアン・ナイトにはいくつの物語が含まれているのでしょうか。千一夜なので千一の話があるのか、と思われる方もあるでしょうが、そうではありません。一つの話が何夜にもわたって語られたり、短い話が一晩にいくつも語られたりするので、大きくわけて百八十くらいだとされています。