http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060417AT3S1701717042006.html
そこで思ったのですが、日本て過去にたくさんの国民を見捨ててきました、あるいは見捨てようとしましたよね。ざっと思い出せるだけでも、つい最近のイラクの人質、南米の移民、満州、シベリア、いまだ噂のある旧日本兵も。
他にどんな「見捨てた事例」がありましたっけ。
私も、「イラクの人質、南米の移民、満州、シベリア、いまだ噂のある旧日本兵」を全て同列には論じられないとは思います。時代とともに国内外の情勢がだいぶ違いますから。
しかしながらBAKU7770さんの書き込みの後半は、同意しかねます。私は『滄海(うみ)よ眠れ』は未読ですが、ミッドウェー海戦の経過はある程度知っています。
空母「飛龍」にはまだ数千人の乗組員
失礼ですが、「海戦の日本側の死者3064名」と勘違いされていませんか。
そもそも飛龍の1.101名+母艦航空隊(72機がそれぞれ1~3名ずつ)で1,500名も行かないでしょう。
他艦の航空隊を受け入れたとしても、海戦中の戦死者もいますから実際は1,000人きっていたでしょう。
戦争中の軍人とはいえ日本による国民の大量殺人です。
リンクされた内容を読んでも、魚雷による処分は総員退艦命令が出された後です。
自ら死を選んだ山口長官・加来艦長は別として、艦底に近い機関科員たちは逃げたくても逃げられなかったでしょうが。
連合艦隊司令部としても「飛龍」の処分は苦衷の判断だったはずです。
といった理由でやむを得なかったと思います。戦争中の「小の虫を殺すことによって、大の虫を生かす」例は日本だけでなく、どこでも行われる、非情ではあるが常識的な手段です。
以上は戦術上の話ですが、軍隊による民間人への虐殺を別にすれば、一つ一つの戦いの犠牲を取り上げ、「大量殺人」などというのは、ちょっとズレていますよ。
それを言ったら太平洋戦争そのものの遂行について問題を論じるべきです。
例えば日本は米国に比べて著しく精神重視・人命軽視な戦術が随所に見られた点など。
どうも質問とはずれた回答になってしまって申し訳ありません。
Amazon.co.jp:滄海(うみ)よ眠れ―ミッドウェー...
ご遺族には申し訳ありませんが、イラクの人質の方は周囲の方も止めたし、国も警告は出しているのを無視してイラクに入国された自業自得ですし、日本も見捨てたわけではなくて、関係者に救えるよう「何とかしてくれ」って外交努力をしていますよ。
残念な結果で終わってしまいましたが。
澤地久枝さんの調査によればミッドウェー海戦で最後の一隻となって最後まで戦った空母「飛龍」にはまだ数千人の乗組員が生きて閉じこめられたままだったそうです。それを魚雷で沈めてしまった。これは、戦争中の軍人とはいえ日本による国民の大量殺人です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%89%E3%...