極めてオーソドックスな方法は試してみました。単語帳を作り、左に単語右に意味を書かせました。覚えられるまで何回か書いて声に出してごらん。毎回小テストを出し、出すからね、と何となく予告しても、勉強したその日は良いらしいが当日書けない。
さて、何か良い方法はありますか?
http://q.hatena.ne.jp/1091521745
によると、単語単体で覚えるより、文章の中で覚えさせた方が良い、という意見もありますが。。。
一口に単語を憶えるといっても、
といった目標の違いによって、学習の仕方は変わってきます。
とりあえず読めればいいのなら、とにかく読む。音読する。
これで何とかなります。
だいたい、日本語もみんな耳と目で憶えてきたわけですから、
視覚と聴覚が一致すれば、それで記憶が固まってきます。
スペルを憶えることが重点なら、これは書くしかありません。
漢字だって「書き取り」で憶えてきたわけで、
それと全く同じです。
意味や用法を憶える必要があるのなら、
これは翻訳に取り組むのが一番です。
意味の分からない文字列を日本語に変換する。
この作業の中で様々な疑問が湧き上がってきて、
そして自己解決されていきます。
この「疑問→解決」の繰り返しで、
体験として記憶が蓄積されてきます。
まずいのは、こうした異なる学習の目標を、
「単語を憶える」という一言でくくって、
ごっちゃみそにやらせようとすることです。
これでは生徒は、どこに目標を置けばいいのか、
どういうやり方で学べばいいのかの焦点が定まりませんから、
結果、やってはみたけど何が何やら、
ということになってしまうわけですね。
これでは成果は上がりません。
学習の段階に応じて、まず読めるようになろう、とか、
あるいは、まず書けるようになろう、といった単一の目標に単純化して、
「そのためだけの最適な学習方法」を提示してあげることが大切です。
そして、その単一の到達点に着実に近付いているという達成感を
実感させていくような「テスト」をしてあげるといいでしょう。
ご質問のようなケースの場合、往々にして、
読むために特化した学習の成果を、
書かせて確かめるといったやり方をしていることが多いものです。
教える側の混乱が、生徒の学習の混乱となって現れる、
ということが多々あります。
一口に単語を憶えるといっても、
* とりあえず読めればいいのか
* スペルを憶えることが必要なのか
* 意味や用法を憶えるのか
といった目標の違いによって、学習の仕方は変わってきます。
教える目的は、
1.学校の授業対策
2.定期テスト対策
3.高校受験に向けて
ですので、
単語に関しても、読めて、スペルが正しく書けて、意味も正しく答えられて、とどれも必要ではあります。
まずいのは、こうした異なる学習の目標を、
「単語を憶える」という一言でくくって、
ごっちゃみそにやらせようとすることです。
一度に色んなことをやらせすぎ、という所は確かにあるかもしれませんね。
学習の段階に応じて、まず読めるようになろう、とか、
あるいは、まず書けるようになろう、といった単一の目標に単純化して、
「そのためだけの最適な学習方法」を提示してあげることが大切です。
まったくまっさらな状態だとして、どんな学習の段階を経るのでしょうか。まず何が出来る様になり、次に何が出来る様になるのがいいのでしょうか。
中学校の授業あたりでは、それぞれを同時進行で並行してやってしまうのが一般的ですが。
今やっているのは、、、
中1の教科書から抜き出して作った「単語帳」から選んで、「日→英」と「英→日」の書き取りテストをやっています。
<1>
「美しい」→「 ? 」
「土曜日」→「 ? 」
・・・
<2>
「about」→「 ? 」
「happy」→「 ? 」
・・・
この時点で、既に二つの事を同時並行しすぎ、ということなんでしょうね。
「日本語→英語」スペルが正しく書けるようにする、に限定するか、「英語→日本語」意味が正しく答えられるようにするか、まずどちらかに固定した方が、勉強しやすい、ということはあるかもしれませんが、そういうことでしょうか。
中学3年生のこの時期で、中2成績が5段階で222だった、3学期期末はテストが10点代だった、と聞いて、確かに私一人が少々あせっている(本人や親はさほど危機感が無い?)という面は否めません。英語に関する勉強のパターンも(意識としては)確立出来ていないようで、少々ビックリしています。自分が同じ年の頃も、案外そんなもんだったんじゃない? 忘れているだけだよ、という可能性も、確かにありますが。
「中2成績が5段階で222だった」ということは、
まず全く基礎がないに等しいと考えた方がいいでしょうね。
おそらく英語が言語ではなく呪文のような存在で、
勉強に時間は費やしていても、いったい何を勉強しているのかさえ
よく分からずに終わっている、というのが実情だと思います。
ちょうど私たち普通の日本人が突然スワヒリ語にでも接したような、
そんな状態を想像してみると分かりやすいと思います。
まずは遠回りでも、英語に慣れるところからはじめるのがよさそうです。
ほんとに、途中から取り組むというのではなく、
ここから取り組み始める、といった雰囲気ですね。
当面、英語を呪文ではなく言葉として受け止めていくことが大切ですから、
「about」→「 ? 」
「happy」→「 ? 」
これだけに集中してみる、というのはどうでしょうか。
日本語を英語に置き換えるのはしばらくお休み。
とにかく、意味の分かる英単語を増やしましょうよ。
意味の分かる英単語が増えていけば、自然に英語の文章も、
なんとなく意味を理解しながら読めるようになってきます。
そうすれば、ブーブとマンマしかしゃべれなかった子供が
ある日突然複数の単語をつなげてしゃべりはじめるような、
そんな急成長の日が、ほんとに突然やってくるわけですよ。
そこから、英語が言葉となって、どんどん頭の中を巡り始めます。
そこまで到達すれば、色んなことを同時進行的にやっていく
学校の授業にも、かなり楽々ついて行けるようになるはずです。
とにかく当面、意味の分かる単語の数を増やしていくのが
お勧めかなあと思います。
一ヶ月も集中すれば、かなりの数までいくと思います。
早ければ5月末には、立派な「英語脳」が育っているかもしれません(^-^)
歳取ってから独学でドイツ語を習ったのですが、その時に効果的だったやり方:
用意するもの:
A 子供(5〜8歳ぐらい?)向けの本:1冊
B 小学生向きの本(アンネ・フランクの日記とか):1冊
C 面白そうな記事(雑誌から)
D 電子辞書じゃない本物の辞書
1、わからない単語は片っ端から辞書を引きつつ、Aを1ページ読む。
2、わからない単語は片っ端から辞書を引きつつ、Bを1ページ読む。
3、わからない単語は片っ端から辞書を引きつつ、Cを読む。
4、(1)を繰り返す(同じページ)
5、(2)を繰り返す(同じページ)
...
わからない単語がなくなるまで(1)(2)(3)を繰り返し、全部読める様になったら新しいページ(記事)に進む。
ミソは、重たい辞書を使う事と、3種類の文章を用意する事です。
辞書を引くのが面倒くさいのでよけい頑張って憶えようとします。また、全く違う文章を3種類読むので、3つ目を読み終える頃には1つ目の記事の内容は大方忘れています。なので「あーこれ、さっき読んだんだけど意味が思い出せない!」というイライラ感が倍増。これが頑張って憶えよう!というモチベーションにつながりました。