5月2日の朝日新聞社説で、日本はサンフランシスコ平和条約により対日賠償を放棄され、「それとセットで日本は連合国側の戦後処理を受け入れたのだ」と書いてありましたが、これはどういう意味ですか？　条文にそんなこと書いてありますか？　賠償放棄と引き換えに日本は何を受け入れたのですか？

maruseppuさん、遅くなりましたが。。
まず、文字データでなく、その時を瞼にうかべ、現実味を以って考えて頂ける様にと思いしたためます。。

日本の戦況が悪く、いよいよ壊滅するかというくらいまでに追い詰められたとき、ロシアとアメリカが日本の領土を手に入れようとしていたとき、アメリカはロシアに先を越される前に決着をつけるため、（日本にはこれ以上、もう戦う力が無かったのに！）原爆を二度落とし、占領されました。。

サンフランシスコ講和条約でアメリカ連合国側の損害賠償金を通常なら、敗戦国は【罰金?】みたいな感じで請求されるのですが、今の若者には想像できない位に！日本は極貧状態、栄養失調、結核、青々とした田園風景は焼け跡と荒地でした。アフリカの飢餓写真は見たことがあるでしょうが、日本ではそれに精神だけが肉体を支えてるような状態を想像してください。
あなた方の御祖父さんひおじいさんの時代の日本人はぎりぎりまで、たとえば、武器を作るために鉄ならお鍋でも、釘一本でも供出し尽くし! 有名なのは【特攻隊】といって、貴方方と同じくらいの年齢の青年が帰還するガソリンがなかったから(実は日本の武力での世界参画のきっかけは、石油と食料不足だったと私が君たちの年齢の頃、実際に将校として出征した学校の先生から聞いたものです）敵の艦隊に向かって自爆突撃するのですが、戦艦にいた先生は、彼らが急降下する時に気を失って前に倒れ、それが操縦かんを抑えることとなり、機体は目標から反れ無駄死に、作戦倒れ、、本当に！日本は戦争という【大事】をするときでさえ！準備、心構え、世界戦略、構想の甘さがある。やってみてからしか！駄目だと実感できない、予見できない、目先で安直に大事を決定してしまうおっちょこちょい？楽天的？　　　大人として過去や諸外国の歴史を見て考えれば、実行する前から分ってることでも！（吉田茂さんなど、今、戦争することは負け戦であることを予めおっしゃって、反対されてます）を考えるとき、足元の軍艦、ゼロ戦を持ってもそれを動かす石油、兵隊の食料がない、、・本当に！世界で最高の軍艦、ゼロ戦を作る技術、能力があるのに！欧米にとっては、何ももたない国なのに！・どうして！？あの技術、誠実さ、勤勉さがあるのか？！本当に【神】(天皇)力を畏怖し、戦後ＧＨＱ占領するとき、日本研究はかなり！真剣にされたようです。。
私たちが中学のとき、【菊と刀】【日本教】（イザヤベンダサン？）・・夏休みの読書感想文に出されたりしました。当時は、世界視野を広げるためと言うことで、これらの本を読み、日本文化の反省と言う感覚で受け止めていましたが、、
沖縄の総力戦で白百合部隊など、日本人はお米を食べず、粟、ひえ、の麦（米は【田】！という環境の整った平和状態が続いてる土地でしか取れない）、お芋のツルや木の根っこなどで飢えを凌いだ戦いでした。。

欧米では想像できない貧困状態でのぎりぎりの戦いでした。罰金を取るにも取れない、貧乏、底をついた生活、経済状態だったのですよ。。
浮浪児問題、、世界の中でその時は日本の窮地がカトリック教会からも力を注がれ、社会復興の中で福祉部門で社会参画されてました。。

つまり、原爆を落とさない限り、日本を降伏させれない状態ではなかったのです。。

自国贔屓で考えると、元々、省資源貧しい国、日本が日英同盟を結び、世界に冠するイギリスの豊かな植民地のおこぼれを頂戴しようと、イギリスの意向で大国ロシア、技術国家ドイツ相手に戦い、それでイギリスは田舎っぺ日本が立派に！勝ってしまって、予想では疲弊するとにらんでたのに、山之内一豊のように軍艦を英連合艦隊に匹敵するぐらい立派にしてしまった。。そこで、イギリスは今度はアメリカとワシントン軍縮会議で日本をたたく。。

親分のイギリスに破門され、大きな立派な軍艦、軍備を持ったものの、それを動かす石油、そして相変わらず、食料、資源を求めて、今度は一匹狼でアジアに繰り出す以外になかった。。

つまり、、日本がそもそも戦争を始めるきっかけは、大国らの都合に振り回された結果であると、、又、原爆をアメリカがロシアに先駆ける為だけに落とした罪の意識がアメリカ連合国側も他のドイツ、イタリアとは違い、気が引ける点があるわけではないかと想像します。。。

という視点もあるということです。。

決して、貴方方の祖先が好戦的だったり凶暴な人格であったのではありません。状況が、余りに食べるものも生活できなくすると、人間の性として、どこの国民でも(中東でさえも）一種の一揆のような集団暴力ででも食料を得ようとするのかもしれません。。自分の子供、家族を養うために！
そういう社会、経済状況にしない為に政治が確りと行われる第一義目的、理由があるのではないでしょうか。

いくら、国内で国民が誠実に効率良く生産しても、資源貧乏国、食料依存国では安定は不可能です。。

*スケープゴート（国連でも小泉さんは、ブッシュさんにも、数年前、拉致問題で熱心にテーマに取り上げるよう懇願したのにもかかわらず、却下された、前回中東爆撃のとき、日本は派兵せず代わりに！大金を供出したがやはりアメリカにも評価されなかった）にされずに、世界と協調して石油をできるだけ、安定して安く輸入すべきですし、又、他のエネルギー生産機構も充実させ、省エネで国内消費にも工夫が必要です。。

それと、ワシントン軍縮会議で英米は結託して日本に圧力をかけましたが、ジュネーブ海軍軍縮会議ではその巡洋艦の主砲制限で英米が激突する。。
同盟を結んでいても、軍事力を整えるのならもし相手がせめてきたらと言う仮想で軍備を考えるべきである。。でないと、、米軍のパシリ？！にされるでしょう。。

【賠償放棄と引き換えに日本は何を受け入れたのですか？ 】
⇒無条件降伏？　　
天皇象徴、制限された人格をもたせることで、日本人の文化や精神力が作り出す技術力のもとでもある【求心力】を解体するとい意味があるようですね。。(上記、日本研究本など見てると感じます)

*スケープゴート：当時、平和憲法（非武装＋平和＝日本独特憲法）を持ちながら、米国大国世界戦略の忠実な部下として働くという【欺瞞】に対し、アジア諸国でさえ！常任理事国に反対したのです。。
政府、米国は、軍隊を持たないから、世界に馬鹿にされてるという風に報道してますが、、どうも、専門家の味方、そして、実際に世界で前線で実態を掴んでらした方（緒方さん、酒井さん）が、小泉さんの政界入りを断られてることなどから推測します。。
当時！日本のＮＧＯ平和活動では大変な評価を受けていたの！にもかかわらず、日本国家が絡むと、アメリカ大国主義が絡んで政治家の国民への詐欺的な資金の流れなど、、ダークな部分が確立されていて、矛盾が生じてくる(宗夫事件など)、、ドロドロの状態であるのかもしれません。

胸が一杯になって、乱文で御免なさい。。