法律に詳しい方に質問です。

大学生/大学院生が研究室で行った結果作った物の権利というのは、学生にもあるものなのでしょうか?
(具体的にどんな権利が生じうるのかも分からないけど)

以下のような条件は、誰の権利になるかということに影響を与えますか?
(別段、事前契約をしてないことを前提として)

・教授の予算で行った実験
or(学術振興会などで)自分で取った予算で行った実験

・教授がPublicなソースから得た材料を基に、自分で加工して別物を作り出した場合

また、学生が単なる作業者だったかどうかについても、

・「A遺伝子を単離して、B作用の解析実験を行いなさい」
と教授からの指示を受けたとします。
その際、単離したA遺伝子は、誰の権利になりますか?
学生は単なる作業者?
また、A遺伝子がB作用を持つことを示せた場合、
その発見・発明は誰のもの??

以上、単なる興味から聞いてるだけで、
実際に、どこぞやの教授に逆らおうとか思っていませんので、そのようなアドバイスは要りません。

回答の条件
  • 1人10回まで
  • 登録:2006/05/03 15:56:34
  • 終了:2006/05/09 02:33:02

ベストアンサー

id:jo_30 No.6

jo_30回答回数655ベストアンサー獲得回数532006/05/03 20:00:51

ポイント13pt

コメントで質問を頂きましたので2回目の回答(補足)をさせていただきます。


現在多くの大学で、上記の「職務発明」の規定に準じた学内規定を設けており、その内容を見ると、大学-学生の関係もまた上記職務発明における使用者-発明者の関係に準じるとしています。これらは当然弁護士などに相談して規定されていると思いますので、「大学」のような教育・研究機関もまた特許法の定める「使用者」とみなして良いのだと思います。

例:群馬大学職務発明規定

(教授、助手、大学院生等(つまりポスドクも、でしょう)はもちろん

 契約した学生については、知的財産権を大学に所属させること。

 契約していない学生の場合、申請は大学と本人の連名で行うこと。

 利益が上がった場合は、発明者に対して補償金を支払う。などと定めています。)

例:東京農工大規定

(指示に従って実験を行っただけの者は発明者とはみなさない。

 参考:特許庁HP、発明者の定義

※ただしリンク先を見て頂ければ分かりますが、特許庁によれば「着想を具体化した者」は当然「共同発明者である」と定めています。従って、その具体化が「当事者にとって自明の事柄に属さない限り」は、着想を具体化する(この場合、単離の方法の工夫など)ことに貢献した人もまた発明者として権利を有することは、少なくとも特許庁の規定に基づく限りは当然の判断です。)


これらを見て頂ければ分かりますが、一番の回答者さんが指摘しているように日本の多くの大学等では「発明が個人ではなく組織に所属する(べきだ)」という規定になっていることが分かります。これらは日本の社会通念と法の理念の整合性を高め、また使用者に不利益が出過ぎないようにするための「予約承継」というシステムを利用した規定です。この場合最初にあげた「無効とされる規定」との違いは、発明者に「相当の対価を払うこと」を規定しているか否かということになります。(参考コラム


それにしても、たとえば2番目にあげた東京農工大のページには

学生が権利の一部を所有している場合、企業等へのライセンスに当たって、一般に企業等からは好意的に受け取られません。

などという軽い脅し(だから権利は大学に、ということでしょうか?まあ実際そういうこともあるのかもしれませんが)が入っていたりして、法の理念と社会通念の距離にいささか問題を感じたりもします。…とこれはまあ余談。


従って

>それだと、学生には考えさせない方が、教授としてはいいのか……

というご指摘は、トラブルを起こさないためには「まさにその通り」であるかと思います。


また、「できあがったものの所有権」についてのお尋ねですが、これは契約に左右される部分は多いもののそもそも資料や予算で購入した物を「研究者の私物」と規定している契約はほとんど無いでしょうから、たとえそれらを「利用して作り出した新発明」であってもその「物」の所有権自体は基本的に大学や財団に属するというのが一般的な見解だと思われます。多くの場合契約で定められている通り無断で持ち出したり使用したりすれば当然問題になります。新たな発明品などに関して保護される「権利」とはその「思想的創造物」の「思想」に関する権利であって、「物(実体)」に対する権利ではありません。この辺り矛盾を感じられるかもしれませんが、まあそういうことです。


以上、余り専門家ではありませんが上記各ページなどご参考に。

id:match7

そうか、そんな契約があるんだー。

うちの大学にもあったのかな?

そんな契約目にした事も無いけど、

いつの間にか結ばされていたのか??

物の所有権はどうなんですかね?

例えば、ある自分で単離した(既知の、発明ではない)遺伝子を持って、隣の研究室に移ったとすると、それはどうなんですかね?

大学なり、予算の出所なりに帰属するとしたら、

その帰属先的には問題が無い?

しかし、そういった遺伝子にも、○○大学とか、○○財団、○○研究費団体じゃなくて、

○○教授、などと個人名で所有権を主張しているのが実際な気がするんだけど、その辺は法律的にはどうなんですかね?

前半は分かりやすかったです。

2006/05/03 20:12:28

その他の回答(7件)

id:taka27a No.1

taka27a回答回数3149ベストアンサー獲得回数642006/05/03 16:05:03

ポイント13pt

具体的、実際的な事をお話しますと、教授の予算(もちろん教授個人のお金であることは無いですね)であっても、個人的に教授の目を盗んで行った、いわゆる「ヤミ実験」であっても、基本的にはその研究室に属する、つまりはその長である教授にほとんどの権利がわたることになっています。(現状としては・・・です。)

もちろん「特許」という話になると、研究室、大学、さらには大学が契約しているベンチャー企業など、様々なケースが考えられますが、「授業料を支払っている学生、研究生、院生、ポスドク」にロイヤルティーが発生するか、否かについては、もっぱらその所属長、ボスの裁量によるところが大きいとしかいいようがありませんね。もちろん、論文発表時のfirst authorくらいは頂かないと割に合いませんね。

id:match7

僕も大学に身を置いてるものとして、

実際的な話は分かっているので、

純粋な法律論を聞きたいわけです。

もしくは、裁判で争ったらどうなるか、など。

(もし実際論が本当に正しかったとしても、

どういう条文のどのような解釈が適応されて、そうなるのか、など)

2006/05/03 16:15:11
id:seble No.2

seble回答回数4681ベストアンサー獲得回数6172006/05/03 17:38:23

ポイント13pt

http://dir.biglobe.ne.jp/col/career/invention/closeup/CU20010905...

それって、青色LEDの訴訟のような状況に近いような気がします。

単純に誰、と決め付ける事はできません。

その発明に対する貢献度が実態で判断されて、それに応じた権利配分になるであろうと思われます。

従って、最終的には裁判長の気分次第?

id:match7

状況による、と言われたらそれまでなわけで、

そりゃ状況によるだろうけど、

もうちょっと具体的な意見が欲しくて質問したわけです。

が、最後の一文が悪くは無いので良しとします。

2006/05/03 18:53:47
id:jo_30 No.3

jo_30回答回数655ベストアンサー獲得回数532006/05/03 17:51:06

ポイント13pt

特許庁HPより「職務発明について

こちらが一番要点をまとめてくれていると思います。

要点は

・規定は特許法第35条

・規定は「発明者主義」に則り、「特許をうける権利、特許権」は発明者個人に帰属するとする。

・発明者の「使用者」に特許権があると内規を定めても、その規定は無効。

・「使用者」に特許を使わせる場合、発明者は「相当の対価の支払いをうける権利」を有する。

・ただし対価はその「発明者」の「貢献度合」を勘案する。

という感じです。

たとえば質問者さんが出された例ですと、たとえば「A遺伝子を単離してB作用を調べる」というアイデア自体が教授のアイデアであり学生が単なる作業者程度の貢献しかなかった場合、その成果は当然教授に属しますが、「A遺伝子の単離」という作業自体に独自な工夫が必要であった場合は、その成果の一部を学生は求める権利を持つということです。これは、たとえば「A1~An遺伝子を片っ端から学生に試させている場合」でも同じで、その実験の基本的なアイデアが教授の発案によるものならば、それは教授の成果と見なされるでしょう。逆に学生独自のアイデア工夫がそこに盛り込まれていれば「貢献度合いに応じた相応の対価」を要求する権利を学生は有することになります。


またもう一つご質問の「予算区分による場合分け」ですが、これは上の「職務発明に関する規定」を見て頂ければ分かるように、「誰の金でした発明か」は問題ではありません。仮にその予算の規定に「この金で発明したものは個人に所属しない云々」とあっても、その規定自体が裁判に訴えれば無効とみなされるわけです。

id:match7

教授は使用者になるんでしょうか?

教授は指導者であって、発明の主体は指導をした教授である、とかならないんでしょうか?

実態は、学生やポスドクが使用されているわけですが、

ポスドクはともかく、学生の場合は、指導されているわけであって、使用とはまた違ってる気もします。それこそ、学生は指導に従ったまで、と言えばそれまでのような気も…

ああ、そして、特許の場合そうなるんですね。

それだと、学生には考えさせない方が、教授としてはいいのか……

(ああ、この矛盾。本当は学生に考案させた方がプラスになって欲しいのに、制度上は、学生を単なる労働力として使う方がプラスだなんて!)

予算のことについてはよく分かりました。

あと、特許権まではいかなくても、

例えば、その遺伝子の入った構築物があるとしますよね、

その所有権、とかは誰に帰属するんでしょうか?

大抵、多くの場合は、特許権に値するような発明ではなくて、持ち物の多くは、既知のものであるわけですよね。その場合も、自分が持ち出しちゃいけなくて、所有権は教授に帰属するんですかね?

2006/05/03 19:02:09
id:sami624 No.4

sami624回答回数5245ベストアンサー獲得回数432006/05/03 18:02:13

ポイント26pt

http://www.houko.com/00/01/S34/121.HTM#s2

(職務発明)第35条 使用者、法人、国又は地方公共団体(以下「使用者等」という。)は、従業者、法人の役員、国家公務員又は地方公務員(以下「従業者等」という。)がその性質上当該使用者等の業務範囲に属し、かつ、その発明をするに至つた行為がその使用者等における従業者等の現在又は過去の職務に属する発明(以下「職務発明」という。)について特許を受けたとき、又は職務発明について特許を受ける権利を承継した者がその発明について特許を受けたときは、その特許権について通常実施権を有する。2 従業者等がした発明については、その発明が職務発明である場合を除き、あらかじめ使用者等に特許を受ける権利若しくは特許権を承継させ又は使用者等のため専用実施権を設定することを定めた契約、勤務規則その他の定めの条項は、無効とする。《改正》平16法0793 従業者等は、契約、勤務規則その他の定めにより、職務発明について使用者等に特許を受ける権利若しくは特許権を承継させ、又は使用者等のため専用実施権を設定したときは、相当の対価の支払を受ける権利を有する。《改正》平16法0794 契約、勤務規則その他の定めにおいて前項の対価について定める場合には、対価を決定するための基準の策定に際して使用者等と従業者等との間で行われる協議の状況、策定された当該基準の開示の状況、対価の額の算定について行われる従業者等からの意見の聴取の状況等を考慮して、その定めたところにより対価を支払うことが不合理と認められるものであつてはならない。《全改》平16法0795 前項の対価についての定めがない場合又はその定めたところにより対価を支払うことが同項の規定により不合理と認められる場合には、第3項の対価の額は、その発明により使用者等が受けるべき利益の額、その発明に関連して使用者等が行う負担、貢献及び従業者等の処遇その他の事情を考慮して定めなければならない。

→正に特許法第35条に関わる質問ですね。

条文の通り、職務発明の場合は、当該使用者が属する団体に実施権が発生し、職務発明以外の場合は使用者個人に特許権が帰属すると言うことになります。

id:match7

3の人の噛み砕いた説明の代わりに、そのものずばり条文を持ってきてくれたわけですよね。

さっきも書いたけど、これじゃ、教授としては、学生には考えさせないで、労働力として行使する方が有利ですね。

そうか、僕らがついてた教授達も、法律的には得をする方式を採っていたのか……

それはともかく、特許とまではいかなくても、

以上のような条件で創作した物の、所有権はどうなるんですかね?

2006/05/03 19:04:19
id:l-lol-l No.5

l-lol-l回答回数310ベストアンサー獲得回数102006/05/03 18:40:57

ポイント13pt

発明に関してしかわかりませんが、発明は発明した人の権利です。パトロンや作業者の権利ではありません。

・「A遺伝子を単離して、B作用の解析実験を行いなさい」

と教授からの指示を受けたとします。

その際、単離したA遺伝子は、誰の権利になりますか?

学生は単なる作業者?

また、A遺伝子がB作用を持つことを示せた場合、

その発見・発明は誰のもの??

遺伝子の場合はよく知りません。普通にXX構成によるYY効果を発明したとしましょうか

原則的には、XX構成がYY効果をもつだろうと最初に思った人です。そしてそれは普通教授でしょう。その構成に特別の技術が必要であり、学生がいなければできなかった場合も同じです。ただ、その場合は、構成の方法に関しては学生が権利を持つでしょう。すなわち、

 XX構成:教授

 XX構成を作る方法:学生

となります。連名でだしてもかまいませんが。

また、XX構成をZZ効果のために教授が作成させたところ、YY効果が得られた場合は微妙で、基本的には、YY効果には教授は関係ないのですべて学生の権利になると思いますが、YY効果もあるかもと思っていたと教授が主張すれば、連名になるでしょう。

さて、ここまでで書いたのは発明者はだれかということですが、これを実施する権利を誰がもつかというと、結局これは契約によります。以前は契約如何によらず、会社の職務発明であれば会社の権利が強かったのですが、最近では、発明者の権利が強くなったので、普通の特許を出願するような会社では、いちいち契約をかわしているようです。

ただ、契約がない場合においても、発明者ではなく単なる作業者であれば、権利は最初からありません。

学生は教授の指導の下に実験など行ったとみなされますから、主張しなければ、教授が、あるいは教授と共同で行ったとみなされるでしょう。単独で行ったという主張を行うためには、日々の教授の言動と受け答えを克明に記録し、当該発明は教授の指導の下にはなかったということを証明しましょう。

id:match7

最後の二文は普通の学生(そして教授)には無理でしょうねえ。

放置系の教授じゃない限り、そんな勝手なことを学生にやらせるはずが無いですもん。

「俺の予算を使ってんやぞ!!」

みたいな。

さて、発明の場合は分かったのですが、

発明じゃない場合はどうなるのか?詳しい人、教えて下さい。

2006/05/03 19:08:46
id:jo_30 No.6

jo_30回答回数655ベストアンサー獲得回数532006/05/03 20:00:51ここでベストアンサー

ポイント13pt

コメントで質問を頂きましたので2回目の回答(補足)をさせていただきます。


現在多くの大学で、上記の「職務発明」の規定に準じた学内規定を設けており、その内容を見ると、大学-学生の関係もまた上記職務発明における使用者-発明者の関係に準じるとしています。これらは当然弁護士などに相談して規定されていると思いますので、「大学」のような教育・研究機関もまた特許法の定める「使用者」とみなして良いのだと思います。

例:群馬大学職務発明規定

(教授、助手、大学院生等(つまりポスドクも、でしょう)はもちろん

 契約した学生については、知的財産権を大学に所属させること。

 契約していない学生の場合、申請は大学と本人の連名で行うこと。

 利益が上がった場合は、発明者に対して補償金を支払う。などと定めています。)

例:東京農工大規定

(指示に従って実験を行っただけの者は発明者とはみなさない。

 参考:特許庁HP、発明者の定義

※ただしリンク先を見て頂ければ分かりますが、特許庁によれば「着想を具体化した者」は当然「共同発明者である」と定めています。従って、その具体化が「当事者にとって自明の事柄に属さない限り」は、着想を具体化する(この場合、単離の方法の工夫など)ことに貢献した人もまた発明者として権利を有することは、少なくとも特許庁の規定に基づく限りは当然の判断です。)


これらを見て頂ければ分かりますが、一番の回答者さんが指摘しているように日本の多くの大学等では「発明が個人ではなく組織に所属する(べきだ)」という規定になっていることが分かります。これらは日本の社会通念と法の理念の整合性を高め、また使用者に不利益が出過ぎないようにするための「予約承継」というシステムを利用した規定です。この場合最初にあげた「無効とされる規定」との違いは、発明者に「相当の対価を払うこと」を規定しているか否かということになります。(参考コラム


それにしても、たとえば2番目にあげた東京農工大のページには

学生が権利の一部を所有している場合、企業等へのライセンスに当たって、一般に企業等からは好意的に受け取られません。

などという軽い脅し(だから権利は大学に、ということでしょうか?まあ実際そういうこともあるのかもしれませんが)が入っていたりして、法の理念と社会通念の距離にいささか問題を感じたりもします。…とこれはまあ余談。


従って

>それだと、学生には考えさせない方が、教授としてはいいのか……

というご指摘は、トラブルを起こさないためには「まさにその通り」であるかと思います。


また、「できあがったものの所有権」についてのお尋ねですが、これは契約に左右される部分は多いもののそもそも資料や予算で購入した物を「研究者の私物」と規定している契約はほとんど無いでしょうから、たとえそれらを「利用して作り出した新発明」であってもその「物」の所有権自体は基本的に大学や財団に属するというのが一般的な見解だと思われます。多くの場合契約で定められている通り無断で持ち出したり使用したりすれば当然問題になります。新たな発明品などに関して保護される「権利」とはその「思想的創造物」の「思想」に関する権利であって、「物(実体)」に対する権利ではありません。この辺り矛盾を感じられるかもしれませんが、まあそういうことです。


以上、余り専門家ではありませんが上記各ページなどご参考に。

id:match7

そうか、そんな契約があるんだー。

うちの大学にもあったのかな?

そんな契約目にした事も無いけど、

いつの間にか結ばされていたのか??

物の所有権はどうなんですかね?

例えば、ある自分で単離した(既知の、発明ではない)遺伝子を持って、隣の研究室に移ったとすると、それはどうなんですかね?

大学なり、予算の出所なりに帰属するとしたら、

その帰属先的には問題が無い?

しかし、そういった遺伝子にも、○○大学とか、○○財団、○○研究費団体じゃなくて、

○○教授、などと個人名で所有権を主張しているのが実際な気がするんだけど、その辺は法律的にはどうなんですかね?

前半は分かりやすかったです。

2006/05/03 20:12:28
id:l-lol-l No.7

l-lol-l回答回数310ベストアンサー獲得回数102006/05/04 11:56:36

ポイント13pt

物の所有権はどうなんですかね?

例えば、ある自分で単離した(既知の、発明ではない)遺伝子を持って、隣の研究室に移ったとすると、それはどうなんですかね?

これは明快に大学のものでしょう。そして大学の中の誰のところの所属かというと、決裁権者のところの所属ではないでしょうか。材料費を出した部署。人件費を出した部署。などなど

遺伝子を単離した人と予算を持っている人が同じなら問題ないですが、そうでない場合はそのボスの許可がいるでしょう。

概念的にはボスのボス(学部長あたり)の許可があれば、ボスの許可など不要になりますが、このあたりからは大学自治の問題がからんで混沌の世界に入ってしまいます。

id:match7

なるほど、何となく分かってきました。

まあ、考えてみれば、

学部長や学長の意見=教授の意見

ですもんね。(学長とかと対立してる教授でも無い限り)

2006/05/04 12:48:38
id:NAPORIN No.8

なぽりん回答回数4723ベストアンサー獲得回数8742006/05/06 08:20:57

ポイント26pt

<発明と金>

法律上の本来の意義では、発明を金に換える法律手段はひとえに特許制度だけです。

発明のロイヤリティ契約以外の手法で実施者から金を取ろうとするのは違法である可能性さえあります。

だから、最近いわれている、特許を担保に銀行が金を貸すときも今のところ教授一人につきではなく、特許1件につきで貸す方向なわけです。

<発明とモノ>

発明には、方法の発明とものの発明があり、普通は同時に取るものです。ただできたモノ自体が一般に存在する陳腐なモノならそこだけ除いて特許にしなければならないので、できた陳腐なモノを教授が所有権放棄する(「これは捨てとけ」)場合それを横流しする分には別に・・

<従業員発明>

ロイヤリティ契約の主体は「出願者」です。現在、特許出願の9割がたは企業の出願(分野によって微妙に異なる)で、出願者は企業名や団体名のことが多いです。

学生は労働と引き換えにその発明にいたる周辺情報や手法を学ばせてもらう建前で、出願料や巨額の研究費・設備費の一部を「自己負担」したわけではないのです(授業料を払って無償奉仕しているという異存はあるでしょうが割合としては微々たるもの)。従業者になると、報酬なんか全部給料に入ってるだろってことで、殆んど作業者、単なる手足扱い。かなりの発明でも「発明者」(=単なる学界での名誉のためであって、出願者として契約に口出しする権利がほとんどない)と報奨金平均5000円程度をもらえるくらいです。

もしもだれにも秘密に考え付いた(しかも同分野の人たちがほうっておいてもしばらくは考えつかなそう)なら、卒業するまで沈黙をまもって卒業後に40万くらい自腹で出願費用を出して出願者兼発明者としてするのがよいでしょう。これを「このアイデアはどうかなあ」といってブレインストーミングにかけるとその時点で研究室全体の改良フィルターがかけられた研究室の発明という扱いになります。

もし在学中にやっている研究をだれよりも先に独占しようとして勝手に特許出願したら、教授/大学/共同研究企業から横槍が入り、冒認出願の上申書でおじゃん(特許不成立)、または成立してしまったら損害賠償の相互訴訟泥沼にはまる可能性があります。

講談社モーニングコミックス「ぷっぷちゃん」という漫画では、ラストで特許発明者に絡むどんでん返しがありますが、これはかなりめずらしい局面です。研究者の知り合いでは「ああいう風にうまくいけばいいんだけどね~・・・」。とのコメントでした。古本屋で見つけたら読んでみてください。

id:match7

もう発明については、大体上の人達で分かりました。

今は発明よりは、物権を問うているんです。

(もちろん、発明と物権両方について回答していただけるのは構いません)

「発明を金に換える法律手段はひとえに特許制度だけ」

確かに、法律手段はそれだけかもしれませんが、

例えば、饅頭の作り方という公知の情報を元に、

僕が饅頭を作ったとして、その饅頭をNARIPONさんが金に換えることも出来るわけでしょ?

僕は、発明じゃなくて、物権について今は知りたいのです。

大学の研究で作った、遺伝情報の入ったプラスミドなどの物権はどうなるのか?と。

そもそも、大学研究者(特に駆け出しや学生)の持っている物というのは、

遺伝情報でも、ほとんどのものは公知のものです。っつーか、99.99%以上公知のものだと思う。

ただ、公知の饅頭に価値があるように、公知のプラスミドにも価値があります。

それについてはどうなのか?と。

(その流れ上で、7さんは上記のように回答して下さいました)

この質問は、実際はこれ以上深入りするつもりは無いので、後の質問にも似たようなことを書いたのですが、

たとえ公知で発明に値しないとしても、

遺伝情報の入ったプラスミドというのは、すごく得るのが難しい場合が多々あります。

(調理法の難しい饅頭みたいな物)

おまけに、特許でいうところの進歩性には全く及ばないし、もし形があっても新案にさえ及ばないかもしれないけど、どこに入れるかや、どのベクターと組み合わせるか、などでオリジナルの部分も少なからず存在する物です。

本当は、著作物として保護されたいくらい。

でも、饅頭と違って、完全なるコピーを簡単に作り出すことが出来ます。

この辺が問題で、饅頭なら、饅頭1個を他人にやっただけですが、

遺伝情報の入ったプラスミドの場合、それを完全にコピーできる能力も他人に与えているわけです。

その辺が、プラスミドを人にやりたくない最大の理由です。

(と同時に、出来ることなら、学生が自分(作製)のプラスミドだ!と主張したい。たとえ発明でなくとも。)

饅頭と対比して、もっと具体的かつ端的かつ誤りも含みながら記すと、

いわば、

饅頭を他人にあげるということは、

自分から饅頭の専用権を取り上げ、

他人に饅頭の専用権を付与する(結果的に自分には饅頭の禁止権が付与される)みたいなもんだと思います。

それが、遺伝情報の入ったプラスミドの場合、

自分にも実施権を残した形で、

他人に実施権を付与し、その他人も更に別の他人に実施権を付与でき……

という感じなのが厄介なんです。

(本当は、著作権ライクな物で守られると一番いいんですがね。……あ、そしたら産業の発達が著しく阻害される…)

まあ、そんなことをいろいろと空想してて、自分ひとりじゃよくわからなくなってきたので質問したまでです。

(別に、教授と争おうとなんて思ってませんけど。ちょっと悔しさはあるかなあ。)

今後も、主に上記の流れをふまえての回答はまだまだ募集してます。

2006/05/06 09:45:19

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