子どもがサッカーをやっていて、試合用の背番号を決めることになりました。すでに使われている番号意外、好きな番号をつけていいらしいのですが、家族全員サッカーは無知なので、どの番号にどういう意味があるのかよくわかりません。

せっかく書いたので、、、、投稿させてください。

既存の番号に１～１１が無いのは試合用の公式的なものではなく、出席番号的な使い方をしているということの現われですから、空いている番号であれば何を選択しても構わないです。

既にご存知かもしれませんが、サッカーのエースナンバーは10と言われていて、多くのキャプテンは10を背負います。
（元々はゴールキーパーから順に番号が振られていたので最も先頭の中心に立っていた選手に10という番号が振られた事に由来するようです。お時間があれば、下記ページなどが参考になると思います。）
http://www.kobe-fa.gr.jp/column/syouji_no23.html

現在ではポジションに関係無く、10＝キャプテンというイメージが定着しています。
また、9番と11番が攻撃手として最も先頭に立つので、この二つの番号をエースとしているチームもあります。

以上、参考になれば、、、、

ブラジル的にいえば・・・
下の図は1970年のワールドカップメキシコ大会でのブラジル代表の布陣と背番号の関係を表しています。ブラジルではもともとこのような選手の配置と背番号が伝統的です。背番号はポジションと役割を意味します。1はキーパー、2は右サイドバック、3と4はセンターバック、6は左サイドバック、7は右ウイング、8はボランチ、9はセンターフォワード、10は中盤のゲームメイカー、11は左ウイングです。背番号10がなぜエースナンバーになったかというと、サッカーの王様ブラジルのペレがつけて以来、世界中でみんながマネするようになったからです。5もボランチですが、ブラジルでは伝統的なボランチの役割のひとつとして2人のセンターバックの前で防御壁の働きをする典型的な守備的MFです。

【1970年メキシコワールドカップバージョン】

　　　　　　　 9
11　　　　　　　　　　　　　　　7
　　　　　　　10
　
　　　 8
　　　　　　　
　　　　　　　 5

6 4 3 2

1


【最近のブラジル代表】

　　　　　11　　　　　9
　　　　　

　　　　　10　　　　　7


　　　　 　8　　　 5


6　　　　　4　　　　　3　　　　　2

　　　　　　　　1　　
現在では少し変ってきていますが。DFとMFの番号と配置はほぼ変りはありません。変化があるとすれば中盤から前の選手です。現在のブラジル代表は2トップなので9と11がFWです。10はMFの真ん中。今はウイングシステムを採用していませんので伝統的な左ウイングの11番はいません。右ウイングの7もいなくなっています。10は必ず攻撃的なMFですが7、8は中盤のどのポジションにも抜擢されます。5は守備的なボランチという意味あいは昔も今もさほどかわりありません。

ブラジルには基本的に3、4、5で中央を守るという考えが主流です。5は中盤の選手ですが、守備に多く時間を割く選手といえます。2と6のサイドからのオーバーラップも特徴的です。

「気負わずつけられる番号」ということでしたら、ブラジルどうのこうのというよりは2桁台の背番号ならどれでもよいのではないでしょうか。ただし14だけはあのオランダのクライフの番号ですので避けたほうがよいかもしれませんね。30はまだつかわれてないみたいですし、区切りがよく覚えやすくていいんじゃないでしょうか。
あとはお子さんの好きな選手と一緒の番号か、好きな数字を選んでみてはどうでしょうか。

ブラジルかぶれの私が勝手に投稿させていただきましたが、参考になれば幸いです。一ヵ月後に開催されるワールドカップでブラジル代表の試合を観戦する際には少しは役に立つかも知れませんね。お役に立てると幸いです。