先日
http://q.hatena.ne.jp/1150073286
のような質問があったのでビックリしました。
農家がはてなを使う・・使っちゃいけない訳では勿論ないけれど、
どうも「はてな」って首都圏限定メディアのイメージが濃いので、
ちょっと落差を楽しんでしまいました。
というか、私の人脈内に農業関係者がゼロなので、
農家って「遠い世界」の話に思えるのです。
1.あなたの周りで農業をやっている人はいますか?
2.まだ農村部でのネットリテラシーは低いとは思いますが、
農業と人力検索・ブログを結びつけた新しいアイデアとか
ないですか?
人力検索で「旬の野菜が欲しい」と質問すれば、
農家が回答・発送してくれるとか
>今後は、農山村もネットを用いた広報力の活用や
>ネット通販による独自の販路拡大などの取り組みで、
>地域興しをしていく時代です。
ネット創世記からそのように言われてきましたが、どうもうまく行っていないような
気がします。
その理由の一つには、従来のネット通販は「Web1.0」だったんですね。
Web2.0の時代には、Web2.0の販促手法があると思うのです。
以前、「地方駅に有料のネットパソコンを置いて、旅行者がブログを
出来るようにしろ」と書きました。
その応用形で、例えば北海道の駅構内で美味しい牛乳をサービスする、
旅行者が感動して駅頭でネットで検索すればその牧場主のブログにアクセスできて、
そこで交流が深まる、というように、交流人口(要は観光客)も巻き込む形での
農産物情報発信が出来ないものか、というのが私なりのアイデアです。
Web2.0の特徴のひとつは、ユーザーコンテンツが主役になっていく、
というあり方ですからね。
鉄道の駅や、道の駅や、農産物直売所や、
あらゆる所からネットにアクセス出来るようにして、
そこから自分のブログに書き込むと
農村興し専用pingサーバにもpingが飛んで、
そこからみんなが見てくれるようになるとか、
そんなシステム的な工夫も有効かもしれません。
1.直接の知り合いにはいませんが、
でも知り合いの知り合いくらいまで拡大すればいます。
私は将来農業に転身するのが夢なので、
少しずつ人脈を広げているところです。
2.農村部のネットリテラシーは、最近はそんなに低くないと思いますよ。
だいたい最近の「村おこし」はネットと結びついていますからね。
インフラについても最近は農山村のブロードバンド化が著しく、
自治体も光ケーブルの導入推進などに熱心です。
黙っていてもインフラが整う都市部より、
むしろネットへの関心と期待度は農山村の方が高い、
と言えるかもしれません。
今、農業者が抱えている課題は、その生産物の販路の問題です。
たとえば昔は荒地でも育つ蕎麦などが主要作物だった地域。
こういうところは、地元消費でずっとやってきたわけですよね。
ところが現金収入が必要な時代に入ってくると、
玄蕎麦なんかいくら出荷しても二束三文にしかならない。
そこで、加工から消費者への提供まで一貫して村でやろうと言うことになる。
そしてネットで「幻の蕎麦」なんて噂を立ててやると、
週末には何百人も蕎麦だけを食べに来る客が
押し寄せてくるようになるわけです。
これで随分豊かになった村が現実に誕生しています。
今後は、農山村もネットを用いた広報力の活用や
ネット通販による独自の販路拡大などの取り組みで、
地域興しをしていく時代です。
人力検索も、そういう新しい農山村のビジネスモデルを集めたり、
作り出したりしていく場として活用できそうです。