怠慢だったからです!
隕石が原因であるという説は有力だと思います。実際、世界中の地層からも隕石落下後に、恐竜が生存するには厳しい氷河期が始まったというのも分かってるので、一部の種類以外はそのとき絶滅したのではないでしょうか。
先頭にも書いていますが、ジュラ紀を代表する恐竜のティラノサウルスは体表が羽毛で覆われていたと推測されています。ティラノサウルス・レックスでは発見されていませんがその祖先にあたるディロングという種類です。
隕石衝突の後の氷河期がという説では説明しきれない点が何点かあります。
まずは、寒さに耐えかねてと言う説だと、大型の方が表面積と容積の関係が説明できません。つまり、体長が倍になれば、体表面積は自乗で4倍、体積は3乗で8倍になりますからむしろ大型の方が外気温に強いことになります。
大型恐竜は羽毛がなかったからというのも信用できません。生物の進化の方向は必ず同一方向に進みます。つまり、鱗→羽毛となったのなら鱗に戻ると言うことは考えられません。少なくとも羽毛に体表面を覆われた恐竜がいたと考えられます。
食物も枯れて食料が少なくなりという説は現在の野生動物がそうですが、大きくて強い方が弱くて小さいのを追っ払って食餌しますから信用できません。
トドメが、恐竜時代の後の食物連鎖の頂点に立ったのがディアトリマで、体高が約2.5mの大型肉食鳥類です。小型の生物だけが生き延びたというのなら、その直後にこれだけの生物が急に現れたということが説明できません。
恐竜類は鳥類へ進化したというのが現在の学説です。
ティラノサウルス類の祖先にあたるとみられる恐竜においても羽毛の痕跡が残った化石が発見されています。