いま,あるシステムを作る際に,この2本の信号をプログラムから制御したいと考えています。この点に関する情報を広くお待ちしています。「ここを読めばよい」というような関連情報でも構いません。英語の情報でも構いません。よろしくお願い致します。
Reservedの2番6番は、PS/2インターフェースの将来拡張のためにコネクタの物理
仕様上は予約されていますが、キーボードやマウスを接続する場合の電気仕様は
定義されていません。
つまり元々キーボードやマウスについてはGND,CLK,DATA,+5V の4線で十分で、
普通のマザーボードでは、このピンのI/Oをコントロールするチップなどは実装
されていないわけなので制御できないということです。
ただし、自己責任で改造するのであれば、このピンを使用することは可能です。
自分でコントロールできる信号をリード線で引いてきて、この2番6番ピンに
ハンダ付けすれば良いのです。(マザボ上でやるならパターン短絡等に十分注意)
両方とも信号線として使いたいなら、PS/2とGNDが共用できる信号線かどうかに
注意して下さい。セントロニクスのポートなら多分OKです。
(そこまでやるなら、コネクタだけミニDINを別に用意して、全ピン、セントロ等
から信号を引いてくるというのもありですね。キーボードは繋がりませんが。)
なお、ピンまで信号が出たとしても、その先のケーブルが2番6番を通して
くれる保証はありません。そちらも自作する必要があるでしょう。
一応参考として、OADG テクニカル・リファレンス H/W偏
全ての装置では、ありませんがノートや、メーカ製のデスク
トップの一部の機種では全ての信号を使っています。
従って、全ての機種でまず使えるとは限りません。
http://h50221.www5.hp.com/CPO_TC/pc/doc/DTQA000115.html
キーボード・マウスの分岐ケーブルは昔からIBMから
提供されているので、実際ノート等ではデファクトなので
予備の2Pinに関しても使ってよいとは限らないのです。
最近は、パラレルポートもめったについていないので
どうしても制御したいのであれば、
USBのPIOボード
http://www.techw.co.jp/USBM3069Frm.htm
または、
USBのシリアル
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000A1G378/503-1763853-331750...
等を考えられた方がよいです。
なるほど。やはり,中には,全ての信号を使っている機種があるのですね。これら信号をプログラム(BIOSレベル,OSレベル,アプリレベルなど,どのレベルなのかは今は問わないことにします。)で制御したいのですが,その情報をご存知であれば教えていただければ助かります。
PIOボードなどを使えば出来ることはわかっているのですが,ある特殊なシステム設計上の理由があって,PS/2キーボードを制御したいと考えています。
ご回答ありがとうございました。
引き続き幅広く情報をお待ちしております。
>PS/2 キーボードにつなぐ周辺機器があって,
>それはこの2本線を電気的に制御していたように思うのですが
>,違うでしょうか
キーボードとの通信 i8042(互換チップ)経由でデータ
を送信して行っています。 みたことのあるのは、
その間にはさみこむ製品しかありません。
信号の説明にありますが、基本は内部で接続されていない
http://www.computer-engineering.org/ps2protocol/
http://www.asahi-net.or.jp/~WR7S-NKMR/MiddleWare/keyboard/
http://www.computer-engineering.org/ps2keyboard/
http://www.cqpub.co.jp/dwm/Contents/0071/dwm007100900.pdf
http://www.mars.dti.ne.jp/~tokoya/contest/PS2KB/readme.html
以前一部のキーボードでは特殊なデータを送ると
キーボード内蔵のCPUがI/Oを制御できるものは
ある事はあった。
もしどうしても制御したいのであれば
利用しているマザーボードのSuper I/O Chipの予備ピン
を探しだして、I/O制御用のプログラムを作成する
しか手段はない。
おお,なるほど!
この手の情報を待っておりました。さっそく勉強致します。
たいへんありがとうございました。
やはりかなり機種依存性は強いようですが,それは今回,特殊なハードを指定すると言った方法で乗り切れるので,上記のような情報はたいへん助かります。
ネガティブな意見ばかりで申し訳ないですが再回答です。
2番さんの回答にあるミニDIN1個からキーボードとマウスを分岐するタイプの
PCの場合、おそらく本来マウス用のミニDINに行くべきDATA線とCLK線が、
キーボード用ミニDINの空きピンに繋がっています。
(そうしないと標準BIOSや標準ドライバでマウスを制御できないので)
これは、部品点数とコネクタの専有スペースを減らすのが目的と思います。
このようなマザーなら、専用の補助装置ドライバ(マウスドライバもこの系統)を
作成することで2番6番を制御できると言えますが、結局マウス用の信号線を
流用しておりキーボード側DINの2番6番のための制御機能ではないです。
逆に、普通のマザーボードでも、マウス用ミニDINから出ているDATAとCLKの
信号線が装置側まで通るようにすれば同じことがやれます。
これなら、H/W的にはケーブルの細工で済みます。
何にしろ、メーカー独自に2番6番をコントロールしている場合、キーボード用
制御信号以外の何らかのI/Oが繋がっているはずで、それは普通に市販されている
マザーボードでは使えない方法です。(通常は物理的に結線されていないので)
キーボートとPCの間に入れる市販のデバイス(例えばバーコードスキャナ)などは、
キーボードに代わって通信しており、2番6番を使っているわけではないです。
(3番さんの『はさみこむ製品』もそうだと思います)
>特殊なハードを指定すると言った方法で乗り切れるので
『特殊なハード』とはPCマザボのことでしょうか。
市販DeskTop用やメーカーPC現行品でマッチするものはないような…
改造/特注になる気がします。
(ノートは最近PS/2自体ついていないものも多いですし)
なお、キーボード側コントローラチップに相当する部分のファームや、PC側の
ドライバも開発できるのであれば、PS/2コマンドを独自に拡張するという手も
ないこともないです。
3番さんの、
>以前一部のキーボードでは特殊なデータを送るとキーボード内蔵のCPUが
>I/Oを制御できるものはある事はあった。
が、該当するのではないかと思います。
OADG テクニカル・リファレンス(既出) http://www.oadg.or.jp/techref/oadghwd.pdf
の、4章の4(ページ番号4-7から)がコマンドの説明です。
2番6番は使用しなくて済みますが、ハードルは高くなります。
ところで、事情とはいえなぜキーボードI/Fでなくてはならないのでしょう…。
そのへん謎でした。
ご回答ありがとうございます。
ただ,私の記憶では,一時期,PS/2 キーボードにつなぐ周辺機器があって,それはこの2本線を電気的に制御していたように思うのですが,違うでしょうか。
OADGなどで正式にはサポートしていなかったのかもしれませんし,機種依存性はあるかもしれませんが。
私の勘違いかもしれません。
引き続き,この件に関する情報をお待ちしています。