もともとヒコーキ乗りは首に長いマフラーを巻いて気流になびかせるという伝統がありました。
そうしたイメージをキャビンアテンダント独特のファッションとして採用したものでしょうが、それに加えて、あのスカーフは万一の事故の際に、骨折の手当てや止血の処置などにも利用できますし、あるいは何本かをつなぎ合わせて体重を支えられるかなりしっかりしたロープにもなりますし、何かを包む、防寒用品にもなる、といった多目的な用途を含めて採用されていると聞いたことがあります。
外国の例では、機内で暴れた乗客を取り押さえたあと、男の手足をあのスカーフで縛ったということもありました。
首の横で結ぶのは、もちろんファッションということもありますが、前で結ぶと、とかく姿勢を前に倒すことの多い彼女らにとっては鬱陶しいからということのようです。
「地上」での仕事での、あのスカーフの結び方はやはりキャビンアテンダントたちの知的で活動的なあのイメージを取り入れたものです。http://q.hatena.ne.jp/1152067785
キャビンアテンダントのスカーフの巻き方を写真付きで紹介しています。
巻き方にはいろいろあって、CA同士で情報交換しているそうです。
http://www.analatte.com/column/beautysketch/10/main.html
また、パキスタン航空のスチュワーデスは、普通の正方形・長方形のスカーフではなく、輪っかになったものを首にかけていました。イスラム教の国なので、飛行機から降りたらそれを被って簡単に頭を覆うことができるよう、そういったデザインになっているのだと思います。
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