最近、日本人の反中・嫌中意識が高まっています。保守系メディアなども元気で、

「南京大虐殺がなかった」
「盧溝橋事件は中国側の仕掛けだった」
というような説も聞きます。

この2節は、どこまで信じられるものなのでしょうか。あるいはどういう認識が本当のところなのでしょうか? 誰か丁寧に客観的に教えてください。

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  • 終了:2006/07/15 12:20:02
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回答9件)

id:aiaina No.1

回答回数8179ベストアンサー獲得回数131

ポイント16pt

牟田口連隊長が攻撃命令を出すきっかけになった謎の銃撃については、中国側の偶発的な発砲や、日本陸軍・中国共産党の陰謀とするなど様々な説があるようですが、現在でも結論は出ていないようです。

牟田口廉也中将といえばあの悪名高いインパール作戦の指揮者として有名です。

その作戦策案中のころ、無謀な作戦内容に参謀達が作戦中止を求めますが、その参謀達に牟田口がインパール作戦に掛ける意気込みとして次のように語ったと言われています。

「自分が盧溝橋事件を仕掛け日中戦争を開始したがここまで泥沼化し皇軍の威信を失墜させてしまった。なのでインドまで侵攻するインパール作戦を実行・成功させることで皇軍の威信を回復させるのは自分の使命だ」http://q.hatena.ne.jp/1152328669

id:adachi-mamoru

不勉強ですみません。

つまり

「盧溝橋事件で、牟田口連隊長が攻撃命令を出した」という事実があり、そのきっかけとされているのが、「謎の銃撃」だった。

でもって、

「大事なことはわかっていない」という認識でいいのですね。

2006/07/11 22:05:05
id:hamster009 No.2

回答回数3431ベストアンサー獲得回数50

ポイント16pt

>最近、日本人の反中・嫌中意識が高まっています。

とくに高まっているようには思えません。

>「南京大虐殺がなかった」

私が前にある程度調べた範囲では、「民間人の大虐殺」といえるようなものは

なかった、少なくともあったという徴候はない、捕虜が反乱を起こし

これを大量射殺するというような事件は2、3あった。便衣兵として

制服をぬぎすてて、市民街区に逃亡、潜伏した敗残兵の討伐はうんぬん・・・と

いう感じだったです。

すくなくとも、10万人の市民を殺したなどというのはプロパガンダです。

>「盧溝橋事件は中国側の仕掛けだった」

聞いたことありません。

http://www.yahoo.co.jp/

id:adachi-mamoru

つまり「南京大虐殺がなかった」というのは、

「民間人の大虐殺といえるようなものはなかった、少なくともあったという徴候はなかった」

ということなんですよね。

ありがとうございます。

>>「盧溝橋事件は中国側の仕掛けだった」

>聞いたことありません

すいません。上記は「その後の進展に中国スパイ暗躍説」というものでした。

2006/07/12 14:54:54
id:junti No.3

回答回数239ベストアンサー獲得回数3

ポイント16pt

戦争を知らない私たちは、両方の意見を聞いて自分で判断するしかないでしょう。

私の知っていることを二つ、お話します。

日本のマスコミは、あからさまな反中国発言は出来ない。

だって、各社、特派員を中国へ出しているし、その特派員が

中国首脳の記者会見に呼んでもらえなければ困るのですから。

その呪縛から徐々に解かれた出版社が出てきた、と理解しています。

知人で昔、兵士として中国へ行っていた人が居ました。

その人が歯ぎしりして口惜しがっていました。「我々は統制を乱

さず中国に駐留していた。婦女暴行やまして虐殺など絶対やって

いない。それなのにひどいことをいわれている。」と。

その人は高齢で亡くなりましたが。

もちろん日本軍が全部統制がとれていたわけではないでしょうが。

http://d.hatena.ne.jp/junti/

id:adachi-mamoru

なるほど、ありがとうございました

2006/07/12 14:56:14
id:junti No.4

回答回数239ベストアンサー獲得回数3

ポイント16pt

2回目の書き込みです。ご質問の主旨とは離れますがもう1つ

書き忘れました。

前出の日本軍兵士の話

「中国にも良い人はたくさん居た。例えば中国残留孤児の件、

終戦と同時に日本人は命からがら日本へ帰ってきた。その途中

たくさんの中国人に助けられた。そしてつれて帰れそうもない

赤ちゃんを引き取って自分の子供同様に育ててくれた。

このご恩は絶対に忘れてはいけない。」

http://d.hatena.ne.jp/junti/

id:KASU44 No.5

回答回数282ベストアンサー獲得回数1

ポイント16pt

既に4人も回答されているのであえて書きません。

文献だけ示しておきます。

新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)

新ゴーマニズム宣言SPECIAL戦争論 (2)

  • 作者: 小林 よしのり
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • メディア: 単行本

南京事件「証拠写真」を検証する

南京事件「証拠写真」を検証する

  • 作者: 東中野 修道 小林 進 福永 慎次郎
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • メディア: 単行本

再審「南京大虐殺」―世界に訴える日本の冤罪

再審「南京大虐殺」―世界に訴える日本の冤罪

  • 作者: 日本会議国際広報委員会 大原 康男 竹本 忠雄
  • 出版社/メーカー: 明成社
  • メディア: ハードカバー

id:adachi-mamoru

>既に4人も回答されているのであえて書きませ>ん。

あえて書いて下さい。

2006/07/12 14:56:46
id:daiyokozuna No.6

回答回数3388ベストアンサー獲得回数75

ポイント15pt

盧溝橋事件は「中国側」ではなくて、『中国共産党軍』が日本軍、国民党軍、双方に銃撃を加えたのが発端らしいです。日本軍、国民党軍はまんまと騙され本格的なドンパチへと・・・・・


http://q.hatena.ne

id:adachi-mamoru

うーん、そういう節があるのは知っているんですよね。

だから客観的な情報が欲しかったのです。

2006/07/12 14:57:45
id:gakuyo No.7

回答回数60ベストアンサー獲得回数3

ポイント15pt

 基本的なスタンスが大切だと思います。

 メディアはすべてを伝えるわけではない。

 個人は「自分」の経験は語れるが、「その地域」のできごとのすべてを語れるわけではない。

 旧日本軍人で、「統制の取れた部隊に居た人」はそれが事実。

 一方で、旧日本軍人で「スパイかどうかを確かめていない中国人を殺すように命令を受けた人」にはそれが事実。

 後者の証言を続けている方も居ます。

 そして、加害者と被害者では、同じ経験をするわけではない。

 もちろん、南京虐殺の被害者の「数字」については、中国側が過大に言っている(と思います)。しかし、それは「数字」であって、中国側が捏造したということではないでしょう。

中国の旅 (朝日文庫)

殺される側の論理 (朝日文庫 ほ)

南京への道 (朝日文庫)

南京大虐殺を記録した皇軍兵士たち―第十三師団山田支隊兵士の陣中日記

本多勝一集〈23〉南京大虐殺

南京大虐殺 歴史改竄派の敗北―李秀英 名誉毀損裁判から未来へ

 ま、これらの本は、「南京虐殺」否定派には評判が悪い本ですが、信頼できると思います。

 本多勝一氏は、右翼からは“左翼”として攻撃されていましたが、左翼からは“右翼”として攻撃されるという面白い人です(たぶん、本質を突くから、両方から攻撃されるんでしょう)。

「真珠湾」からイラクまで― アメリカ式謀略戦争の実体

id:adachi-mamoru

ありがとうございます。

つまり

「“大”虐殺はなかった。

 だが虐殺したという事実はあった(と思われる)」という認識だということですね。

でもって、

戦争であれば、虐殺された人ってのは、

いくらかはいるものである、

だからすでに論じることではない、というのが

「大虐殺はなかった」という側の人の論理、ということだってことなんでしょうかね。

2006/07/12 20:45:07
id:ksight5 No.8

回答回数10ベストアンサー獲得回数0

ポイント15pt

南京はともあれ、満州あたりで?石井部隊というのが、薬品の開発等で、人体実験を行っていたというのは、関係者を知る方からお聞きしました。

研究の成果は、太平洋戦争後アメリカに渡って、新薬の開発に使われたとか、、、


当時は、日本も満州も王制で、専制君主がいたわけで、人権というものが、そもそも無かったんですね。


今でも中国20億?国民の中で、選挙権があるのは、実質的には、全人代の議員約3000人です。

今でも、幸か不幸か、共産党の独裁国家なんですね。


まともにモノを言える環境ではありません。

別に日本が自由に何でも言えるわけではありませんが、歴史認識は、そういう体制の終わった後にならないと出てこないのではないでしょうか?


また認識という点でも、虐殺が、中国に対する侵略なのか?あるいは体制の維持のためのものか?解りません。


今のイラク戦争が、対テロなのか?侵略と石油利権の維持が目的なのか?解らないのと同じ?


戦争が権力の拡大や維持のための経済行為であることに、なんら変わりはありません。


http://q.hatena.ne.jp/answer

id:adachi-mamoru

うーん、なんと答えていいか、わからない。

2006/07/12 21:13:34
id:TomCat No.9

回答回数5402ベストアンサー獲得回数215

ポイント15pt

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E5%A4%A7%E8%99%9...

この問題を考える上で、まず明確にしておかなければならないのは、

「歴史」と「歴史観」とは違う、ということです。

 

「南京大虐殺が有ったか無かったか」という議論は

まさにこの「歴史観」の論争で、

史実の捉え方と共に、互いの思想的対立がその争点を形成しています。

 

だから実際、話が噛み合わないんですよね。

たとえば南京大虐殺否定派は、

事件のあった区域の人口を20万人として、

一部の肯定派が主張する30万人など殺せるわけがないと反論します。

しかし30万人犠牲説をとる人々は、

この人数の中に上海戦以降の軍人の数も含めています。

 

また否定派は対象とする区域を南京市を基準に論じますが、

肯定派はもっと広い南京行政区全体で考えています。

 

想定される事件の期間にしても、

否定派はこれを東京裁判による日本軍の南京占領期間、

つまり1937年12月13日から6週間と考えますが、

肯定派はこれをさらに拡大して、

たとえば1937年12月4日から翌年3月28日までの

4ヶ月などと考えていることが多いようです。

 

これだけ基準が異なれば、

見解に差が出るのは当たり前でしょう。

 

さらには、否定派肯定派それぞれに「虐殺」の定義も違います。

投降兵の殺害、一旦捕虜として受け入れた兵士の殺害、

正規軍兵士以外の戦闘員の殺害といったものを、

「戦闘行為」と見るか「虐殺」と見るかで意見が分かれます。

 

こうして史実の捉え方も思想的歴史観も、

双方噛み合わないままで議論しているんですよね。

ですから、よくよく考えれば、どちらの説ももっともなんです。

 

人は死んでいるんです。

戦争なのですから、それはどう考えても明らかなことです。

ただ、どこで何人殺害されたか、

どういう理由で殺害されたかなどの考え方で、

それが戦争による死亡だったのか、

虐殺という犯罪被害による死亡だったのか、

といった見解の違いになってくるというだけの話です。

 

最終的には、南京大虐殺はなかったとする説に立てば、

戦争は多数の人を殺す行為を正当化する、

だから二度と戦争は起こしてはならないという結論に達し、

南京大虐殺があったとする説に立てば、

戦争はこれほどの狂気と犯罪を引き起こす、

だから二度と戦争は起こしてはならないという結論に達します。

 

うわべだけの議論を通りすがり的に聞きかじると、

虐殺がなかったとする否定派の意見は

あたかも犠牲者はいなかったとする説のように聞こえますが、

本当は、そういう議論ではないわけですね。

 

話をまとめます。

人はたしかに死んでいる。

ただそれが戦闘行為による犠牲だったか

犯罪行為による犠牲だったかという認識の違い。

それが両者の主張の大きな違いということです。

まともな議論である限りにおいて、

二度と戦争を起こしてはならないという結論では

どちらの見解も対立するものではありません。

id:adachi-mamoru

なるほど、非常にわかりやすい説明で、

指摘していただいたURLもとても詳しくて

助かりました。

ありがとうございました。

2006/07/12 21:16:57

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