B美にD菜から電話がきた。
「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
「私が参加していいの?」
「特例でOKにするわ」
「どんなワインを持ってけばいいの」
「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
「どんなパーティ?」
「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
「それって面白いの?」
「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
「えっ・・・意外!」
「えへ。なぜか知りたい?」
「ぜひ」
「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
「・・・最低点は?」
「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
「・・・・・・今月のメンバーは?」
「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
「まあ!」
「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
B美は答えた。
「断じて嫌よ、この悪党!」
B菜の思考回路は以下の通り。
1.ワイン好きならどんなワインも好きである。
2.好きなワインに○を入れるルール。
3.よって論理的には、全員が9点で並ぶルールとなる。
4.結果が分かり切ってるゲームって、つまらなそう。
5.でもD菜にとっては「面白い」らしい。
6.面白さの基準は単独1位であることである。
7.が、前述の理由より単独1位を取れるのは意外である。
8.単独トップの理由は、No.1でありインパクト(衝撃)があったことである。
9.最低点はF吉。D菜は「彼氏だから」入れた。
B美の視点から考えた場合、
1.ワイン好きは好きなワインに○を入れる。つまり、このゲームは、ワイン好きでない人間のみが、×を入れる権利を持つ。
2.D菜がNo.1で9点。これは矛盾しない。(いるかもしれない)ワイン好きでない人間も含め、全員が○を入れたのだろう。
3.単独というからには、No.2からNo.10は8点以下。
4.論理的に考えて、No.2からNo.10氏の中にワイン好きでない人が混じって×を入れたか、あるいは、彼らが審査を続行できなくなったかのどちらかである。
5.「F吉の1票。私の○が入っただけ」という文章を字義通りとれば、残り8票は×ではなく放棄。つまりこの時点で(F吉を含む)8人が、ワイン好きではない人間という以前に、審査を続行できていない。
6.2人が「どうしても来られない」というのを文字通り、物理的に参加不可能であるとすれば、光円錐の外側にいるか(しかし、その場合、連絡もつかない)、死んでいるかである。光円錐の外側にいるというのは不合理なので、つまり死んだのだ。
以上から、「D菜は自分のワインに毒を仕込み、自分は自分のワインを飲まないという理由で一位となった。それによって二人が死亡した」と推論される。
D菜はF吉のワインは飲んだ。
F吉は、あらかじめD菜の毒への耐性を与えられていたのだろう(なので審査が続行された)。
1.半年ほど新しい人はいない。
普通に考えて、毒入りワインパーティに2回来る人はいない。
つまり、半年ほどは毒なしパーティが続いたわけだ。
月1回として、約6回。
D菜は、自分かF吉がNo.1になって他人に毒を盛るチャンスをうかがっていた、と、考えられる(報復を避けるため)。
2.二人はどうしても来れない
残りの人間が来ることを保障しない。
3.顔ぶれは前回と一緒
D菜、F吉、B美だけでも、「前回と一緒」とは言える。仮に残りの人間が来る場合も「毒前提」で参加するわけである。
以上より、D菜はF吉と共にB美に毒を盛るつもりいか、あるいはF吉と同じようにB美を盛り込んで、他の参加者との派閥を作るかどちらかであると考えられる。
いずれにせよ、「自分を毒殺」「自分に毒殺の協力を求める」時点で、B美からすれば「この悪党!」である。
さっそく新しい問題が!わくわく。
ということで回答させていただきます。
> 「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
> 「私が参加していいの?」
> 「特例でOKにするわ」
これより
1.パーティーはワイン好き限定
2.私は特例により参加。
∴私以外はワイン好き…☆
また、
「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
⇔「1つでも好きでないワインがある人はワイン好きではない」(∵対偶)…※
以上、☆および※より
「好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。」
⇒「(私以外、)全員参加者は全てに○を投票する」
> 「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
先月は特例の私がいないから全員のワインが9票の○を集めるはず
→「えっ・・・意外!」
> 「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
> 「・・・最低点は?」
> 「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
以上より、メンバーは全員ワイン好きではない。(∵D菜以外はF吉のワインに投票していないことより明らか。D菜は、D菜のワインが単独一位であることより○を投票していないワインがある(ただし、D菜は自分のワインを一位にするため偽った投票をした可能性もある))
> 「・・・・・・今月のメンバーは?」
> 「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
以上全てを総合すると、今月の「ワイン好き限定パーティー」もワイン好きはいない(または嘘の投票をする人がいる)。
∴「ワイン好き限定」も「特例」も嘘。
嘘をついてワインを持ってこさせて皆で飲もうとしている。
→「断じて嫌よ、この悪党!」
SHARUL様、おお、そういう回答もありましたか! 勉強になりました!!
こちらの想定とは違いましたが、みごとな答えになっていると思います。ありがとうございました!!
説明でいい忘れたのですが、理屈パズルは、主人公(B美)は、他人が「嘘をつく」という発想だけは、決してしません。
それを言い出すとすべてが嘘で片付けることも可能だからです。
ただ、今後はそのようにルール変更してもいいかもしれません。
昨日に続いて参加させていただきます。
とりあえずキーになるのはD菜の次の発言でしょうか。
>「特例でOKにするわ」
D菜が「特例で」B美の参加を許可するわけですから、D菜はパーティの参加者が誰か決めることができるわけです。
次に、パーティのルールについてのD菜の発言です。
>「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
ここから、「パーティの参加者はこれから飲むワインが誰が持ってきたものかが分かる」わけです。
これはきわめて重要なことです。なぜかといえば、
例えばD菜が持ってきたワインについて「×」を書いた参加者が居た場合に、
誰をパーティに参加させるか決めることができるD菜は、自分のワインを以降のパーティで一番にするために、
「×」を書いた参加者を次回から呼ばなくなるわけです。
後のほうで、D菜は、
>「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
という発言をしているところから、ここ数ヶ月の参加者は、
「どうすれば次回のパーティに来ることができるか」知っているわけです。
つまり、「</span>D菜のワインには実際の評価に関係なくとりあえず『○』をつける</span>」わけですね。
そういうわけですから、D菜のワインは当然「単独一位」になります。
# これはまあ、おそらくここ半年は毎回のようにそうなっているんでしょうが…そういう背景は置いておいて。
ここまでをB美は見破ったわけですね。ここまでを簡単に整理しますと、
D菜はワイン好きのパーティを主催している。
↓
次回もパーティに参加したい参加者はD菜のワインに『○』をつける。
∵D菜のワインに『×』をつけた参加者は次回からパーティに呼ばれない。
↓
ここ半年は、参加者全員がD菜のワインに『○』をつけている。
∴参加者の顔ぶれはここ半年同じである。
つまり、D菜は自分が賞賛されたいためだけにパーティを主催していたわけです。
というわけで、最後のB美の発言。
>「断じて嫌よ、この悪党!」
…と、なるわけです。
ratbeta様、これもとても面白く読んでしまいました。
説得力があり魅力的で・・・こちらの想定とは違う回答でした。
ということは、問題にミスがあったということを意味しているような気がします・・・。
(余詰め=別解 がたくさんある詰め将棋は駄作なのです)
もうこれを正解にしたいくらいです。ありがとうございました。
B美の考えを推理すると・・・
半年ほど新しい参加者がいない
↓
となるとパーティのメンバーは
半年間D菜のワインを飲んできた
↓
メンバーは以前飲んだD菜ワインのインパクトが残っている
↓
D菜に票が入る
↓
今回の一位もD菜になる
↓
B美の一位はありえない
↓
「断じて嫌よ、この悪党!」
D菜のワインが毎回同じとして考えました(勝手にw)
ただこの推理だと
先月の参加人数が10人
今月は2人これない
最低点はF吉の1票
等の情報が活かせてないんですよねぇ
もうちょっと考えてみます
honey_orange様、ありがとうございます。
再回答なさっているみたいなので、コメントはそちらを読んで書きます。
前回の理屈パズル、かすっていたんですね(汗)。
正解できず残念でしたが、面白いのでまた参加させてください。
B美の心の中を書いてみました。
D菜から電話が来た。
へえ、ワイン好き限定のパーティねえ。1人1本ずつ持ち寄って飲み比べるんだ。
でも、私、ワイン好きなのかしら?
「特例でOK」って何かひっかかる物言いね。
私のこと、ワイン好きじゃないと思っているのね。
ワイン好きの人はどんなワインでも好きだからって気軽に言うなあ。
前回のパーティは10人が参加したんだ。
でも、「ワイン好きはどんなワインでも好き」なんていい加減なことを言うD菜が持っていったワインが1位だなんて、意外だわ。
どうして1位になったのかしら・・・。
なるほど、主催者の権限で自分のワインを一番初めにみんなに飲ませたということか。
じゃあ、D菜は誰に投票したのかしら・・・。
え?彼氏ってだけでF吉に投票したの?
待って頂戴。
好きなワインに投票するってシステムじゃなかったの?
・・・その前に、どのワインがF吉の持ってきたワインか分かっていたわけね。
やっぱり主催者の権限を使ってるわね。
そうやって、自分に有利な方向に導いているんだわ。
今回のメンバーは前回と一緒なんだ。
ということは、みんなまたD菜の策略にひっかかりやすい面子ってことね。
半年も同じ面子でやっているってことは、D菜の策略にまんまとひっかかってるメンバーということ。
ということは、今回もまたD菜の狙い通りにことが運ぶじゃないの。
そんな出来レースになぜ私が参加できるの?
面白いって言ったけれど、そんなのD菜だけが面白いんじゃない。
自分の思い通りにことが運ぶのを面白がっているなんて、なんて酷いのかしら。
「断じて嫌よ。この悪党!」
nano327様、ありがとうございました。
ratbeta様と似た系統の解答であったと思います。
(D菜の出来レース説)
で、こちらの想定とは違ったのでした。
反省いたします。残りの方の解答を読むのが、ちょっと怖くなってきました・・・。
B美にD菜から電話がきた。
「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
パーティは、ワイン好きのみが参加できる(前提1)
「私が参加していいの?」
B美は、ワインが好きではない
「特例でOKにするわ」
特例ということは、自分はワイン好きかどうかにかかわらずパーティに参加できる
「どんなワインを持ってけばいいの」
「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
ワイン好きは、全てのワインが好きである(前提2)
「どんなパーティ?」
「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
×は投票されない(前提1、前提2より)
「それって面白いの?」
○しか投票されないのに、なぜ面白いの?
「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
「えっ・・・意外!」
なぜ単独一位になることができる?
「えへ。なぜか知りたい?」
「ぜひ」
「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
つまり、○は一票のみ投じることができる、と。D菜が一番最初だったからみんな○を投票し、それ以降はルールに従い×を投票したことに。
「・・・最低点は?」
「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
D菜は「彼氏だから」という理由でF吉のワインに投票した→D菜はワイン好きではない。
「・・・・・・今月のメンバーは?」
「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
その2人は参加できない。参加条件は「ワイン好き」。その2人は参加条件を満たしていないことが他の参加者にバレてしまい、メンバーから外されたのだと推測できる
「まあ!」
「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
ワイン好きではない人を、D菜はなお集める。仲間の誰かが一位になれば良いと仮定するならば、仲間が多ければ一位になる確率は単純に上がるから、D菜は、パーティに不正に参加して一位を狙う仲間を募っているのでは、と推測できる
B美は答えた。
「断じて嫌よ、この悪党!」
……2人は参加できない~以降、ちょっと自信ないです。・゚・(ノД`)・゚・。
「なぜ単独一位になることができる?」までは完璧でした。
しかしその後はちょっと違いました・・・。
こちらこそ申し訳ないです。・゚・(ノД`)・゚・。
「ワイン好き限定パーティ」
「ワイン好きならどんなワインでも好き」
「ワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトルの前に投票」
以上より
「ワインを飲んだ者は全員○を投票する」
先月は1番目のDのワインはD以外の9人が飲んだので、9人全員が○を投票。これはOK。
「単独1位」なのでDのワイン以外は○が8票以下。
これはBにとっては「意外」である
飲めば全員○を投票するはずなので、D以外のワインは何らかの理由で8人以下の人間しか飲んでいない
しかもFのワインは1票のみの○なので、D以外の人間は飲んでいない
よって、自分以外の9本のワインを飲むことができたのは、可能性としてDとFのみ。Fのワインの順番の時にはDしか飲んでいない。
よって、Dは1位を取るために、少なくともDとF以外の8人には何らかの方法で自分のワイン以外を飲ませてないワインがある。
その方法ははっきりとしないが、「先月と同じ顔ぶれ」が今月も来るのでメンバーの命はあるようだ。
おそらく、Dが1位を取るためにワガママを言って飲むのを妨害したと考えられる。
それに、嫌気が差した「2人」はさすがに今月は欠席した。
よってDは『1位を取るためには手段を選ばない悪党』である。
HISAMAN様、こちらの想定している答えにいちばん近いのは今のところHISAMAN様です。おめでとうございます!!
ただこちらの想定しているD菜は、そんなかわいい小悪魔じゃないです。真の悪党です。
「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
「私が参加していいの?」
「特例でOKにするわ」
B美は特例である。ワイン好きかどうかわからない人も参加できる特例がある。この時点でB美はワイン好きかどうかはわからない
「どんなワインを持ってけばいいの」
「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
「どんなパーティ?」
「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
「それって面白いの?」
ワイン好きならどんなワインでも好き、ならばワイン好き限定パーティ参加者全員が○を投票するハズだから面白いとは思えないとB美は考える
「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
「えっ・・・意外!」
意外なのは単独一位は全員がワイン好きならありえないから
「えへ。なぜか知りたい?」
「ぜひ」
「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
「・・・最低点は?」
「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
ここでF吉とD菜以外の8人がワイン好きでないとわかる
8人も特例で参加。
「・・・・・・今月のメンバーは?」
実質ワイン好き限定メンバーはF吉とD菜の二人
「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
「まあ!」
つまりF吉とD菜は不参加
「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
半年前には新しい参加者がいた。ワイン好きでないと入れないので
つまりD菜以外のワイン好き=F吉、初期メンバーはD菜であり、先月の8人は特例で参加している。悪党と発言しいたのは限定メンバーのD菜が仕切るであろうから、勝因が最初のインパクトといってる点からもDが操作したとの推測が働いた。断じて嫌との発言はワイン好き限定パーティなのにワイン好きが一人もいないから
強引だし、なんか見落としてるんでしょうね
はてな初めての回答はぐだぐだになりました。みんな校正とかしてるのかな~
kirche様、これまた新しい解答ありがとうございます。
「半年ほど新しい参加者もいない」というのは、こちらとしては「先月は特別参加メンバーがいなかった」ということを言いたいために入れた一文だったのですが、表現にミスがありました。申し訳ございません。ぐだぐだは僕の頭です。
再び挑戦です
ワイン好きならどんなワインでも好きなら
飲んだワイン全てに○を入れるはずなので
D菜の単独一位はありえなくて
みんな同率一位にならなくてはおかしい。
F吉の1票は彼氏だからという理由でD菜が票を入れた。
B美はこんな矛盾だらけのパーティは嫌だ。
↓
「断じて嫌よ、この悪党!」
さっきより謎が解けた感じだけど
まだすっきりしない感じです
半年ほど新しい参加者がいないというのと
2人来れないっていうのが謎です
もうちょっと考えようかな・・・
ありがとうございます。こちらの想定はもう少し複雑で、もう少しD菜は悪党なのでした。
前回よりは自信ありです。
B美の心理を( )内に書いてます。
「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
(私はワイン好きではないので、パーティに出れないのでは?)
「私が参加していいの?」
「特例でOKにするわ」
「どんなワインを持ってけばいいの」
「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
(ワイン好き→どんなワインでも好き、か。)
「どんなパーティ?」
「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
(ん?ワイン好き→どんなワインでも好き、だから、すべてのワインに全員が○を投票することになる。それはつまらないような)
「それって面白いの?」
「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
(単独一位!てことは、8票以下のワインがあるということか。ワイン好きなら○を入れるはずだから、中にワイン好きじゃない人もいるのね。)
「えっ・・・意外!」
「えへ。なぜか知りたい?」
「ぜひ」
「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
「・・・最低点は?」
「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
(1票しか入ってない!D菜以外の人は×を入れたのね。ワイン好きならすべてのワインに対して○を入れるはずだから、D菜以外の人全員がワイン好きじゃないんだ!)
「・・・・・・今月のメンバーは?」
「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
「まあ!」
(ワイン好きじゃないから、嫌なのねきっと。)
「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
B美は答えた。
(D菜は、ワイン好き限定なんて言っておきながら、他の参加者は全員ワイン好きじゃなくて、そんな人にワインを持ってきてもらって、自分だけ飲んで楽しんでるんだ!そんなパーティ、新しい参加者がいないのにもうなずけるわ。)
「断じて嫌よ、この悪党!」
「彼氏だしさ」が、「自分はワイン好きでないが、彼氏なので○を入れた」ともとれる。ただ、その場合はD菜がこのパーティを開催する動機が考えられないので、この可能性はなしかな?
rodo様、解答ありがとうございます。
ですがこの解答だと、D菜が「ワイン好き限定パーティ」である、と言っているのに、ワイン嫌いが参加しており、つまりらは嘘を言っていることになります。
人は嘘をつくものですが、少なくともB美は、人が嘘をつく、という発想だけは取りません。
・・・ということを、ルールに明記しておくべきでした。申し訳ございません・・・。
7行目まで:パーティ参加者はワイン好き限定・・・認識1
ワイン好きはどんなワインでも好き・・・認識2
認識2と3行目の「B美は特例でOK」よりB美はワイン好きではない・・・認識3
認識3・1より パーティ参加者はワイン好きでないものが特例で参加することもある・・・認識4
8行目:ルールは「ワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票」を繰り返す・・・認識5
認識1・2・5より、パーティでは全員がすべての投票に○をいれるはず。それを繰り返すだけ・・・認識6
認識6より、B美「それって面白いの?」。
10行目:「先月はD菜のワインが堂々の単独一位」・・・認識7
認識6・7は矛盾するので、B美「意外」&知りたい?に「是非」。
14行目:「勝因は最初のインパクト」は認識6・7の矛盾の説明になってない。
勝因からは矛盾の説明がわからないので、B美は逆(敗因)を知るため質問「・・・最低点は?」。
16行目:認識4・5と「F吉の1票。私の○が入っただけ。」より、先月参加者のD菜・F吉以外の8人はワイン好きではない・・・認識9
つまり先月は「ほとんどの参加者がワイン好きでない人のワイン好き限定パーティ」であった。・・・認識10
18行目:「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られない」より、今月も「ほとんどがワイン好きでない人のワイン好き限定パーティ」である・・・認識11
20行目:認識10・11と「半年ほど新しい参加者もいないし。」より、
半年以上の期間にわたってD菜らは「ほとんどがワイン好きではない人たちのワイン好き限定パーティ」を開き続けている。・・・認識12
認識12のようなわけのわからないものに参加しつづけている&B美を誘うのは悪党(悪者・社会の秩序を乱す者)だ。・・・認識13
認識13より、「断じて嫌よ、この悪党!」
lilybells様、解答ありがとうございます。
これはrodo様や他の方と同じ系統の解答で、で、こちらの想定とは違っておりました。
「B美は、人が嘘をつく、という発想だけは取りません」ということをどこかに明記するべきでした。申し訳ございません。
・「ワイン好き限定パーティー」 →(少なくともB美以外の)参加者はワイン好き
・【a】「ワイン好きならどんなワインでも好き」→参加者はみなどんなワインでも好き
・「好きなら○、でなければ×」→【a】によると参加者はみな○をつけるはず。B美:「それって面白いの?」
・「堂々の単独1位」→以上の理解からは「単独」1位はありえない。B美:「えっ…意外!」
・最低点は…1票 →D美以外はワイン好きではない、あるいは皆ワイン好きだが【a】が嘘(妥当しない)
・メンバーは同じ →D美以外はワイン好きではないとなると【a】が妥当せず、気軽にワインを選べない。みなワイン好きでも【a】が嘘(妥当しない)となると、また同じ。
「(私に恥をかかせる気なの!?)断じて嫌よ、この悪党!」
うーん。微妙!?(特に後半)
may_may様、申し訳ないです、恐縮です。
B美は、はた迷惑な奴ですが、人は嘘をつくかも、と疑うことだけはしないのです。
今回は難しかった…。()でB美の心理を書きます。
------
>B美にD菜から電話がきた。
>「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
>「私が参加していいの?」
>「特例でOKにするわ」
(特例って言ってるから、私がワイン好きでないことしってるのかな?それとも、例えワイン好きでも簡単には参加できないところ特別に参加ってことかな?)
>「どんなワインを持ってけばいいの」
>「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
(ワイン好きならどんなワインでも好きなんだ。)
>「どんなパーティ?」
>「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
(ワイン好きならどんなワインでも好きなんだから、参加者がみんなワイン好きなら全部○になるハズでしょ。差がつかないじゃない。)
>「それって面白いの?」
>「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
(えっ、どのワインも9票のハズでしょ?)
>「えっ・・・意外!」
>「えへ。なぜか知りたい?」
(もちろん知りたいわ、どうしてあなた以外の人のワインは9票とれなかったのか?)
>「ぜひ」
>「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
(ワイン好きはどんなワインも好きなはずだから、順番なんかに惑わされないわ。問題はどうして他のワインが9票とれなかったかよ。そうだD菜はワイン好きじゃないんだ。だから、D菜は常に×だから、他の人は8票しかとれないんだ)
>「・・・最低点は?」
>「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
(あなたは彼氏だから入れたんだから、本とはそのワイン好きじゃないってことでしょ。ワイン好きじゃないから当然ね。でも、なんで他のワイン好きは○票を入れなかったのかしら?そうか、F吉の持ってきたのはワインじゃないんだ。)
>「・・・・・・今月のメンバーは?」
>「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
(ということは、今月は、ワイン好きが7人、ワイン好きでない人が私B美とD菜。私とD菜のワインだけが7票で、他の人のワインは本人の票はないから、6票になる。私とD菜の勝負ね。)
>「まあ!」
>「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
(半年ほど新しい参加者がいないってことは、ワイン好きでも簡単に参加させないんだ。そういう意味で私は「特例」っていっただけだから、私がワインス好きだと思って誘っている可能性が高い。
D菜は、私も○票を付けると思っているハズ、その場合、D菜は、自分だけが8票、他の人は7票で絶対勝って思ってんだわ。
もしD菜は私がワインス好きだと思っていないにしても、私と一緒に悪巧みしようって意味になるじゃない。)
>B美は答えた。
>「断じて嫌よ、この悪党!」
nandedarou様、ありがとうございます。
ちょっとこちらの問題にミスがあったのではないかと冷や汗が出ているところです・・・。
メンバー全員がD菜の元彼ですかね。
だから、B美がいやがったとか。
おお、短いのに斬新な解答! ありがとうございます!!
別の理屈パズルの解答になりそうな一文ですよね!!
B美にD菜から電話がきた。
「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
D菜は私のことを「ワイン好き」だと思っているのね。
「私が参加していいの?」
「特例でOKにするわ」
特例?
じゃあ、D菜は私が「ワイン好き」じゃないと思ってるのに、ワイン好き限定のパーティに誘ってるということなのね。
なんだか馬鹿にしてるわね。
でも受けてたとうじゃないの。
「どんなワインを持ってけばいいの」
「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
「どんなパーティ?」
「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
なるほど。
ワイン好きな人の集まりならではということなのね。
自分が持っていったワインは飲まないってことは、誰が持ってきたワインなのかみんなに知れるわけだ。
しかも、自分のワインに投票しないってことは正当な投票ってことだ。
でもそれって投票して1番決めて面白いのかしら・・・。
「それって面白いの?」
「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
「えっ・・・意外!」
D菜、さっき「ワイン好きならどんなワインでも好きって言ったわよね。
自分以外の9人全員の票が集中するなんて意外だわ。
「えへ。なぜか知りたい?」
「ぜひ」
そりゃ当然よ。
何かからくりがなきゃ、「どんなワインでも好き」なワイン好きの人の票を全部とれるわけがないんだから。
「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
え?
もしかして、自分のワインを一番最初にみんなに飲ませたってこと?
順番はD菜が決めたのね。
じゃあ、一番最後に飲ませたら票は低いってこと?。
「・・・最低点は?」
「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
は?
彼氏って理由で投票したの?
ワインの味が好きだったからじゃないなんて、D菜はワイン好きじゃないんじゃない?
それにしても、自分が1位になるために彼氏のワインの順番を最後にしたかもしれないやり方は卑怯だわ・・・。
「・・・・・・今月のメンバーは?」
「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
「まあ!」
もしも私が参加した場合、私以外は前回と同じ顔ぶれなのか。
前回1位になったD菜のワインに対して、みんな「美味しい」って思い込みがあるかもしれない。
「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
ああ、やっぱり。
半年もかけてD菜は自分が1位になるためにてなずけてきたんだ。
そんなパーティに参加したって、私が1位になれるわけないじゃない。
最初っから負けが分かってるパーティのゲームに私を招待しようなんて、D菜、ちょっとひどいんじゃないの。
B美は答えた。
「断じて嫌よ、この悪党!」
au186様、すばらしい解答、ありがとうございます!!
で、すでに上に述べたような理由で、こちらの想定とは違っていたのでした・・・。
本当に申し訳なく思います。
B美の心理
B美にD菜から電話がきた。
「ワイン好き限定パーティに来ない? 1本ずつ持ち寄って飲み比べよ」
(私はワイン好きじゃないのに誘われちゃったわ!)
「私が参加していいの?」
「特例でOKにするわ」
(ふむふむ特例ね!)
「どんなワインを持ってけばいいの」
「ワイン好きならどんなワインでも好きだから、お気軽に」
(ワイン好きならどんなワインでも好きなんだぁ~)
「どんなパーティ?」
「集まったワインに連番を振るの。それから一斉にNo.1のワインを飲んで、好きなら○、でなければ×をボトル前の箱に投票。先月は参加者が10人だったから、それをNo.10まで繰り返したの。ただ自分のワインだけは飲まないし投票もダメ」
「それって面白いの?」
(ワイン好き限定パーティーなんでしょ?全員ワイン好きなら、どのワインも好きなハズだから、順位なんか付かないはずなのに、なんで面白いのかなぁ??)
「すっごく。先月は私のワインが9票の○を集めて、堂々の単独一位よ!」
「えっ・・・意外!」
(ワイン好き限定パーティーじゃないじゃない!そうだ!私以外にも特例の子がいるのね!)
「えへ。なぜか知りたい?」
「ぜひ」
「それはね、私のワインがNo.1だったから! 最初のインパクトが勝因ね」
(D菜のワインがNO.1なのね。No.1だったら一位になるのね。)
「・・・最低点は?」
「F吉の1票。私の○が入っただけ。まあ彼氏だしさ」
(ということは、D菜はワイン好きだからという理由ではなく、彼氏だからという理由でF吉に票を入れた。他のみんなはワイン好きじゃないから票をいれなかった。)
「・・・・・・今月のメンバーは?」
「顔ぶれは先月と同じだけど、2人はどうしても来られないって」
「まあ!」
「半年ほど新しい参加者もいないし。どう? 来ない?」
(ということは、来るメンバーは全員ワイン好きではない。つまりNO.1の人が一位になる。D菜のワインがNO.1。ということは、今回もD菜が一位になる。なにそれ!自分が一位になれるから面白いんだわ!ひどい人ね!)
B美は答えた。
「断じて嫌よ、この悪党!」
piinky様、ありがとうございます!! 解答読みやすかったです。
「私以外にも特例の子がいる」という可能性を排除するために、「半年ほど新しい参加者もいない」という一文を入れたのですが、もっと明確に書くべきでした。申し訳ございません・・・。
で、B人は他人が嘘をつくかも、とは疑いません。
ですから、ワイン好き限定パーティに、ワイン好きでない参加者がいるとは考えません。
B菜の思考回路は以下の通り。
1.ワイン好きならどんなワインも好きである。
2.好きなワインに○を入れるルール。
3.よって論理的には、全員が9点で並ぶルールとなる。
4.結果が分かり切ってるゲームって、つまらなそう。
5.でもD菜にとっては「面白い」らしい。
6.面白さの基準は単独1位であることである。
7.が、前述の理由より単独1位を取れるのは意外である。
8.単独トップの理由は、No.1でありインパクト(衝撃)があったことである。
9.最低点はF吉。D菜は「彼氏だから」入れた。
B美の視点から考えた場合、
1.ワイン好きは好きなワインに○を入れる。つまり、このゲームは、ワイン好きでない人間のみが、×を入れる権利を持つ。
2.D菜がNo.1で9点。これは矛盾しない。(いるかもしれない)ワイン好きでない人間も含め、全員が○を入れたのだろう。
3.単独というからには、No.2からNo.10は8点以下。
4.論理的に考えて、No.2からNo.10氏の中にワイン好きでない人が混じって×を入れたか、あるいは、彼らが審査を続行できなくなったかのどちらかである。
5.「F吉の1票。私の○が入っただけ」という文章を字義通りとれば、残り8票は×ではなく放棄。つまりこの時点で(F吉を含む)8人が、ワイン好きではない人間という以前に、審査を続行できていない。
6.2人が「どうしても来られない」というのを文字通り、物理的に参加不可能であるとすれば、光円錐の外側にいるか(しかし、その場合、連絡もつかない)、死んでいるかである。光円錐の外側にいるというのは不合理なので、つまり死んだのだ。
以上から、「D菜は自分のワインに毒を仕込み、自分は自分のワインを飲まないという理由で一位となった。それによって二人が死亡した」と推論される。
D菜はF吉のワインは飲んだ。
F吉は、あらかじめD菜の毒への耐性を与えられていたのだろう(なので審査が続行された)。
1.半年ほど新しい人はいない。
普通に考えて、毒入りワインパーティに2回来る人はいない。
つまり、半年ほどは毒なしパーティが続いたわけだ。
月1回として、約6回。
D菜は、自分かF吉がNo.1になって他人に毒を盛るチャンスをうかがっていた、と、考えられる(報復を避けるため)。
2.二人はどうしても来れない
残りの人間が来ることを保障しない。
3.顔ぶれは前回と一緒
D菜、F吉、B美だけでも、「前回と一緒」とは言える。仮に残りの人間が来る場合も「毒前提」で参加するわけである。
以上より、D菜はF吉と共にB美に毒を盛るつもりいか、あるいはF吉と同じようにB美を盛り込んで、他の参加者との派閥を作るかどちらかであると考えられる。
いずれにせよ、「自分を毒殺」「自分に毒殺の協力を求める」時点で、B美からすれば「この悪党!」である。
nkaiho様、ありがとうございます!!
「毒入りワイン」という発想を思いついた点で、いまのところ、いちばん正解に近いです!!
ただ、「毒」といっても「死ぬまでは至らない」(投票さえできなくすればいい)毒である、というのがこちらの想定している答えです。
ですが、今のところ「いるか」は、nkaiho様が最有力候補です。
「参加者は全部で9名なのでB美の記録を抜けないから」というのを
考えたんですが、なんだか違いそうです。
20分近くでこれとか。
おお、ユニークな解答ありがとうございます!!
斬新でした。
nkaiho様、ありがとうございます!!
「毒入りワイン」という発想を思いついた点で、いまのところ、いちばん正解に近いです!!
ただ、「毒」といっても「死ぬまでは至らない」(投票さえできなくすればいい)毒である、というのがこちらの想定している答えです。
ですが、今のところ「いるか」は、nkaiho様が最有力候補です。