人はなぜ飽きるのでしょうか。

「単調な刺激が続くと飽きる」といった誰でもわかる答えや、すぐ検索できる回答は避けてください。具体的に「飽きる」について研究したデータ等があれば知りたいです(より飽きやすいもの、飽きにくいもの、という視点が明確なものを歓迎)。
一番気になっているのは音楽です。曲によって飽きやすいもの、飽きにくいもの、という傾向があると思いますが、これを数値化可能な形で述べるのが難しいです。直観的には、最初に聞いたときに「良い」と感じたものほど、早くに飽きる気がします。
整理された部屋と散らかった部屋の映像を延々と流し、どちらが早くに飽きるか、という記述を読んだことがあります。これは整理された部屋の映像の方が耐えられるそうです。
「単純=すぐ飽きる」ほど簡単ではなく、一定の抽象度がある方が飽きないのです。散らかった部屋を「ノイズ」と考えれば、すぐ飽きるのは理解できます。
おそらく「意味が想定できるが、その意味がなかなかわからない」(ノイズには見えないが、抽象できそうでできない)というのが要点だと思うのですが、これらについて、方法論は問わず具体的に研究した成果を見てみたいのです。

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  • 登録:2006/07/29 12:35:05
  • 終了:2006/08/05 12:40:03

回答(5件)

id:Dursan No.1

Dursan回答回数98ベストアンサー獲得回数62006/07/29 15:56:54

ポイント20pt

「飽きる」ことを「刺激への慣れ」と考えると、心理学の一学派である「行動分析学」の知見から考えるのが良いかと思います。

事例としては以下のページが良いかと思います。http://www.fdma.go.jp/html/new/pdf/161129_kentou/2-2-1.pdf

id:you1453

ありがとうございます。順化の問題は理解しています。重要なのは飽き易さをメトリックな形で抽出する手段だと思います。特に関心を持っているのは音楽ですが、対象となる楽曲の因子等から実験・考察している事例等がないか、探しています。

2006/07/29 17:47:17
id:aiaina No.2

aiaina回答回数8179ベストアンサー獲得回数1312006/07/29 16:22:41

ポイント20pt

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=349330

http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1084679

こちら参考になりそうです。

特に

これは音楽より哲学や心理学の問題みたいですね。

忘却や慣れや飽きが無くなれば大変ですよ。もし感動を持続できる人がいれば、その人は苦痛も持続し続けるでしょう。

それより新たな感動を求めて、新しい曲との出会いを探してみたらどうでしょう?まるで恋愛みたいですけど。

id:you1453

ありがとうございます。最初の方の質問は近い問いだと思います。ただこの質問者の方が問うているように、飽き易さを何らかの指標に還元したり理論化することができるのか、というところが重要です。飽きやすいものと飽き難いものがあるのは自明であり、別に飽きてしまって困っているわけではありません。機序を探求したいのです。

2006/07/29 17:45:00
id:adlib No.3

adlib回答回数1983ベストアンサー獲得回数1232006/07/30 00:23:36

ポイント20pt

 音楽における具体的な方法論では、つぎの作品が思いうかびます。

 むかし、小編成のオーケストラで演奏するため(因数分解のように)

簡略化して編曲できないかと考えたことがあります。

 

── 「よい形式の、唯一のテストは興味の連続することである」とつ

ねにいっていた作曲家が、ラヴェル (1875~1937) 、そして、「今まで

だれもそんなことはやらなかった」と独創を重んじた彼が、はたせるか

な、つぎに聴く《ボレロ》で、だれもやらなかった試練を課しています。

まず全曲を通じて、小太鼓が同じリズム、同じクレッシェンドで、独得

のボレロのリズムを刻みます。下降と上昇の二つのメロディを、二回づ

つくりかえして、応答させます。オーケストラのすべての楽器がソロは

もちろん各種の組合わせで、ユニゾンで出没し、旋律を了えたあとは、

かならず伴奏のリズムに参加します。

 すべての指揮者にとって、たいへん演りやすい面もあり、したがって、

だれが振っても変りばえしないであろう、皮肉な作品です。

http://d.hatena.ne.jp/adlib/19710708

 レコード・サロン② ~ Paper Concert ~

 

 8小節の倍数で(相似形に)構築された、絶妙の研究成果なのです。

 おなじ趣向のものに、ベートーヴェン《交響曲第七番・第二楽章》や

ハイドン《皇帝変奏曲》など、すでに検証済みかもしれませんが……。

id:you1453

ありがとうございます。とても参考になります。質問の意図は「ある楽曲の演奏中に興味が持続するか」ではなく「ある楽曲を何度も聴く間興味が持続するか」ですが、両方の問いに共通する部分もあると思います。ボレロが聴衆の注意を持続させられるのは「単純」な構造が微妙にズラされながら反復されるためでしょう。一見「単純」に見えて象徴化し切れない、と考えれば、「意味が想定できるが、その意味がなかなかわからない」と一致するようにも思います。この辺りをもっと具体的に詰めてくれている人がいると良いのですが・・自分でやるしかないのでしょうか(笑)

2006/07/30 00:50:14
id:ta_katsu No.4

ta_katsu回答回数20ベストアンサー獲得回数32006/07/30 03:20:30

ポイント20pt

答え1「その曲のパターンを学習(理解)してしまうから。」


認知心理学、脳科学、学習心理学などの分野で研究されています。

理論では

 その人にとって

  ・飽きないこと(面白いこと)とは、その人が過去に経験にているものに似ていて、ちょっと違うものを学習(理解)している状態こと(ある程度先の展開が予測できるが、過去に経験したことがない新しい展開/知見が発見できる)もの。

  ・飽きること(つまらないもの)とは、完全に知っている(理解済み)状況のことで、先の展開が完全に予測できるもの。  

とされています。

その状況の表現のひとつとして、”学習曲線”が、学問の成果としてあります。数値的に表現できます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E6%9B%B2%E7%B7%9...



ですので、ある曲が飽きやすい曲か、飽きにくい曲かは、各個人の音楽経験によって異なることになります。

 飽きやすい曲は、過去にその人が聞いたことがある曲に非常に似ていて、新しい曲パターンがほとんどなく、すぐに理解できてしまうもの、飽きにくい曲は、過去にその人が聞いたことがある曲とはかなり異なっているが、そのエッセンス(パターン)が含まれているて、かつ、学習すべき新しい曲パターンがたくさんあるもの、と解釈できます。


曲のパターン分析として、こんな論文がありました

「演奏家の経験知識を用いた音楽構造分析」

http://www.jaist.ac.jp/library/thesis/ks-master-2000/paper/sanya...



ネタ元として以下の本をあげておきます。ゲームのおもしろさをテーマにした本です。「飽きる」を「つまらない」と置き換えることで、飽きる理由の一端を知ることができます。また、p28ほか音楽を例にしたものがいくつか提示されていますので、参考になるかと思います。

”「おもしろい」のゲームデザイン―楽しいゲームを作る理論”

「おもしろい」のゲームデザイン―楽しいゲームを作る理論


ーーーー

答え2「その曲の価値を消費してしまったから」


こっちの方の答えの方が、納得しやすいかも。


経済学、社会工学などの分野で研究されています。

「限界効用逓減の法則」というものがあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%90%E7%95%8C%E5%8A%B9%E7%94%A...

一部の人たちの間では、俗称で「かっぱえびぜんの法則」と呼ばれています。

”お菓子のかっぱえびぜん、最初の1個はむちゃくちゃウマイが、2個目、3個目となると、最初のおいしさはなくなり、最後の1個になると、おいしく感じなくなってしまう。最後には飽きて、食べなくなってしまう。”というものです。

最初の1個も、最後の1個も、同じかっぱえびせんでなのに、最初の1個と、最後の1個のおいしさの価値が違ってしまう。しかも回数を重ねていくうちに価値が逓減していき、ある程度までいくと価値がなくなってしまう。

限界効用逓減の法則は、X軸を回数、Y軸を価値とする、右肩上がりの曲線として描かれます。



音楽に直すと

”最初に聞いた時には価値があった(飽きなかった)のに、10回も聞くと価値がなくなり、飽きた”ということになります。もちろん曲によって異なります。早く飽きる曲は、最初に聞いた時の価値がすごくあり、限界にはすぐにたどりついてしまう場合が多いです。飽きない曲は、最初に聞いた時に価値があまりなく限界に達するのが遅い場合と、最初に聞いた時に価値があるが逓減率が低く限界に達するのが遅い場合が考えられます。


もちろん、各個人によって、曲によって、価値は異なり、描かれる曲線グラフも異なりますが、右肩上がりで推移し、いつか限界に達することにかわりありません。


この法則に関する音楽分野の具体的な成果は検索できませんでした。


以上、参考になれば幸いです。


長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

id:you1453

ありがとうございます。こういう答えを待っていました。大変参考になります。特に「演奏家の経験知識を用いた音楽構造分析」は非常に面白いです。正直、音楽理論については素人なので、細かいところはわかりませんが、こうした分析的研究があるだけで興味深いですし、きちんと理解できていないなりに学ぶところがあります。

直観的には2の解釈の方がわかりやすいですが、おそらくバックグランドでは広義の「学習」的メカニズムが働いている、と考えた方が理論的展望があるように感じます。

2006/07/30 14:24:27

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