2006/08/04, 日本経済新聞 朝刊, 13ページ

ですが、
ゾイジーン(横浜市)が

たんぱく質は大腸菌や動物細胞を利用して合成するのが一般的だが、合成に時間がかかるほか、人の抗体を作りにくいケースもあった。新手法は細胞を使わないため、作れるたんぱく質の種類が多くなるほか、時間も従来の半分。人の抗体も直接作れる

だそうです。
愛媛大学の遠藤弥重太先生の技術を使った無細胞タンパク質合成システムでしょうけど、ヒト化はできないのではないでしょうか?

他に情報あるでしょうか?

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  • 登録:2006/08/05 09:38:11
  • 終了:2006/08/10 23:51:59

回答(3件)

id:Stevey No.1

Stevey回答回数12ベストアンサー獲得回数02006/08/05 17:48:28

ポイント27pt

 蛋白質はDNA→RNA→蛋白質の順で様々な酵素の働きによって作られます。その酵素は、生物によって様々で、同じものもあれば違うものもあります。下のURLに蛋白質の生合成について詳しく書かれています。

http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/index3.htm

 いままでは大腸菌に欲しい蛋白質のDNAを入れてやることで蛋白質を作らせていたのですが、いくらヒトの遺伝子を入れたとしても大腸菌ではヒトのもつ酵素を持っていないこともあるので、蛋白質を作ることができなかったり、できたとしても、ちゃんと機能するような形(立体構造の形成)を形成することが困難でした。

 今回の技術では、必要な材料を混ぜることで蛋白質をつくりだす、極端に言えば化学反応を起こして蛋白質を作るということです。この方法ならばヒトで使われる酵素を準備すれば理論上は機能も形もきちんとしたヒトの蛋白質が作れるわけです。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/entrez/query.fcgi?db=pubmed&cmd=...

 ヒト化についてですが、これは、動物に作らせた抗体をヒトに使おうとしてもうまく働かないため、抗体の抗原と反応する部位だけを動物の遺伝子にして、そのほかの抗体を構成する部分はヒトの遺伝子にして作り出したものをヒト化抗体といいます。なので今回の技術ならばもともとヒトのものを作り出すことが可能なので、ヒト化する必要性はありません。ヒト化抗体については以下のURLを見てください。

http://www.biowonderland.com/BioWorld/KotaiMono/20041201.htm...

 長文になってしまい申しわけありません。

id:isogaya

すみません。小麦の無細胞タンパク合成系で、ヒト化が成功した事例をあげてほしいのです。上記の参照文献にはそのような事例みられません。

2006/08/06 00:39:21
id:Stevey No.2

Stevey回答回数12ベストアンサー獲得回数02006/08/06 19:35:12

ポイント27pt

 すみませんでした。質問の意味を読み間違えていました。

 色々と探して見ましたが、ヒト化したものを発現させられた例を見つけることはできませんでした。うまくcDNA、またはmRNAを作り出すことができれば理論上は可能だと思うのですが…

 以下のURLはネイチャーバイオテクノロジーに掲載されていた、無細胞タンパク合成系の論文です。一応載せておきます。

http://www.nature.com/nbt/journal/v19/n8/pdf/nbt0801_751.pdf

 お役に立てなくて申しわけありませんでした。ポイントは結構です。

id:isogaya

装飾用のタンパクが違うので、植物系で簡単に動物用の抗体つくるのは、難しいはずです。

2006/08/06 20:33:58
id:kapibara No.3

かぴ回答回数326ベストアンサー獲得回数142006/08/08 14:38:45

ポイント26pt

ご質問の記事を読んでいるわけではなく、

ゾイジーン社のHPでもそのようなプレスリリースを見つけられなかったので的外れな回答でしたらお詫びいたします。

まず確認させていただきたいのは、ヒト化ができない、というのはこのシステムのみでは修飾などができないので無理だろう、とお考えになっているということでよろしいでしょうか。

確かに無細胞系では膜構造がないため膜タンパクや分泌型タンパクを作ることができません。


ご存じかもしれませんが、コムギ胚芽を利用した無細胞でのタンパク質合成系ですが、既に東洋紡からPROTEIOSというキットが市販されています。

(作っているのは invitrotechと言う会社のようです。このページにも技術情報がいくつか掲載されています)

このキットでは以下のPDFにありますようにこの合成系を用いた後、ミクロソーム試薬を使えば立体構造形成や翻訳後修飾を行うことは可能です。

http://www.toyobo.co.jp/seihin/xr/olul/upld76/conference/proteio...


また、次のデータ中にはヒト由来のタンパクではありませんが、マウスのタンパクでこの試薬を用いて糖鎖を付加した結果が示されています。

http://www.toyobo.co.jp/seihin/xr/olul/upld79/conference/proteio...

従って修飾さえきちんとしてやればヒト抗体を作成することも可能かと思いますが、どうでしょう…


ゾイジーン社はin vitro virus法を用いたハイスループットでの抗体作製、スクリーニングを慶応義塾の柳川先生と共同研究されているようです(以下のURLをご参照下さい)ので、こちらを用いるのでしょうね。

2つめのURL(またPDFです、ごめんなさい)に手法が図示されています。

ざっと読んだだけなので間違っているかもしれませんが、抗原も無細胞系で作成して、それを結合させたビーズでスクリーニングしてくるということでしょうか。

平成16年度科学技術振興調整費による研究実施課題等の評価結果について[2.各論(5)-2)]−文部科学省

http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/unyo/saitaku/16/0405...


(早く実用化されてほしいな…抗体作製中の人間の独り言です)

id:isogaya

>ハイスループットでの抗体作製

ですね。

single-chain antibody variable fragments (scFvs)の作成なんで、記事とはかなり違うような気がします。

学会名:Antibody Engineering Conference (Satellite Meeting of

20th IUBMB International Congress of Biochemistry and Molecular

Biology and 11th FAOBMB Cngress)16-17 June, 2006 @Inamori

Auditorium, Kagoshima

で発表された内容だそうです。

近くWeb上にものるそうです。

2006/08/10 23:51:24

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