街で知らない人に話しかけられることがあります。

街を歩いていたら

男の人がだーっと走ってきて

「今度この近くにオープンする美容室のアンケートなんですけど」。

ひたすらフレンドリーさを演出していて明らかにキャッチ。

ちょうど時間があって、

「こういうのってついていったらどうなるんだろう？」

と思って行ってみました。

その男の人は案内する間もずっと喋り続け、

「自分は怪しい者じゃないですよ」というアピール。

店の開店準備室（を装っているだけ？）に着くと

店内のおねーさんに私を引き渡し、その男の人はまた街へ。

これは想像ですが、たぶん彼は美容室（？）には無関係で

ただキャッチとして雇われたバイトさんのようでした。

（何人連れてくるといくら・とか？）

部屋にはテーブルがいくつかあり、

それぞれにおねーさんとキャッチされた人（女性のみ）が

向かい合って座っています。

けっこうにぎやかに盛り上がっていました。

テーブルで簡単なアンケートのようなもの

（名前、年齢、肌・髪・体の悩み）を書かされ、

それを見ながらおねーさんと話しました。

おねーさんはタメ語。

美容室のはずが結局ダイエットのお勧めに。

「ハタチすぎると運動してもやせないんだよー」（本当かどうかは不明）

（私のフトモモを見て）「これなら全然痩せられるよー！」（聞いていないのに。）

など言われ、ダイエット薬のご紹介。

「全然ね、買わなくていいんだけど、ご紹介ね。」

「ＪＪのモデルさんでも使ってるコいるんだよー」

私がＪＪは読まないからモデルは知らない、と言ったら

そこで話が続かなくなってしまい

（たぶんあちらとしては

「ＯＯちゃん使ってるよ」「ホントですか？！」

みたいな流れにもちこみたかったのでしょう）

私もその薬には興味が全くないし、今無理して痩せようとも思っていないと

言ったら、開放されました。

怖い思いはしませんでしたが、なんだかぐったりしました。

他には、残業帰りの駅（23時頃）で

「お肌とってもキレイですねー！でもこのへん（頬）のシミがちょっと多いですよね」

と人にショックを与える発言

（いくらお仕事とは言え、見知らぬ人をつかまえて

傷付ける発言をするなんて悲しくないんでしょうかね？）。

そして、

「１日限定３人で、あなたが最後の一人なんだけれど、

今後出るかもしれないシミの写真を撮ることができるから来ない？」。

『あなたが最後』とかいかにもなフレーズが出てきて笑っちゃいました。

お断りしました。

あと多いのは

まず第一声が

「あのぉ、１０９の近くでぇ」というおねーさん。

一度立ち止まってあげたら

「美容室のアンケート取ってるんですけどぉ」。

またか、と思ってすぐ逃げました。

渋谷ではないほうの１０９の近くだったんですが、

この「１０９の近くでぇ」という声掛けはとても多いです。

１０９と言えば女性はみんな興味を持つとでも思ってるのでしょうかね。

その単純さが嫌いなので最近は完全無視です。

撃退法？のひとつですが、年齢サバ読み。

20代前半のころ、

「下着についてのアンケートなんですけど、今おいくつですか？」

と聞かれて、18ですとサバを読んだら

「あ…ハタチ以上じゃないとダメなんです、ごめんなさーい」と

撤退しました。

なにかを売り付ける気だったってことでしょうかね。

最近はさすがにそんなサバ読める年齢じゃないので使えないワザです。

長々と失礼しました。