私はこの発言は正しくないと思い、この発言をした人はこの発言が正しいと思っています。
私達の対決の決着をつけるために、皆さんの意見をどうぞ。
絵が客観描写だったら、模範的な絵と見比べることで結論が出るでしょうが、別の絵という表現だけではあいまいすぎます。絵の密度とか、表現技法や技術に話が及ぶなら、一概には言えないでしょう。あやふやな議論かなと思います。
絵は、客観的描写ではないのです。
もし絵画が客観的描写なのなら、先頃発見されたムンクの叫び
なんて、あれほど高く評価されるはずはありません。
私の言っている客観的というのは、画学生が表現手段して学ぶデッサンをはじめとする、対象を忠実に捉える段階の描写です。ムンクのレベルは、その次の密度・表現技法等に当たります。つまり、学びの段階の次ですね。多分、majigarinさんは、デッサンや、リアリズム絵画に関しておっしゃっているのだと想像してはいるのですが。
もちろん、芸術のレベルの表現は、おかしいか否かで比較できないと思います。
まさかそういう深い話が出てくるとは思っていませんでした。ちょっと驚きですが、面白いとも思います。
「素人がちょっとイラストでも描いてみるかとイラストを描いたらなんか変な絵になっちゃた」くらいで想像していただけると幸いです。
「うわっなんか関節の位置が変」「首長いな」「頭でかすぎ」みたいなレベルです。
booboo_002さんの想像が近いと思います。
同じものを同じ角度から描いた状態で、別の人の絵が上手だと思ったら、自分の絵のどこかが変だとわかります。でも、どこが変か判るのは、個人差があります。絵画的なバランス感覚が人によって違うからです。
また、一生懸命描いたりしちゃった場合、自分の子供に対するような思い入れが生まれ、欠点が見えなくなってしまう場合もあるかもしれません。
静物デッサンとかだったらなんとなくのセオリーなんかもあるから、人のを参考にしたり、「人の振り見て我が振り直す」的なことも可能だと思います。
でもイラスト等の場合では、「その発言」は適応されないと思います。皆さんおっしゃってるように、あくまで「絵:自分」だから、他人の入ってくる余地は少ないと思います。
只、たまに私は誰かのあまり上手じゃない絵を見て、「あー、私だったらここをこうするのに…」とか思ったりすることはあります。その、人の絵の失敗(?)を自分の絵ではしないように注意したりとか、反映させたりはできるかも…
技術的な問題点なら、他人の絵を参考にすることで改善が可能です。しかし着眼点が技術的な問題でないのなら、他人の絵を参考にすることは全く無意味。まず「絵の何を評価しようとしているのか」を明らかにしないと、この議論は全く噛み合わないでしょう。