あなたがこの半年間で読んだ(発行ではないです)本で、面白かったもの、ベスト3をあげて下さい。

どのように面白かったのか、ネタバレなしの熱い感想も書いてください。

小説・ラノベ・マンガ・エッセイ、本という形態であればなんでもOKです。

回答の条件
  • URL必須
  • 1人3回まで
  • 登録:
  • 終了:2006/09/19 14:10:05
※ 有料アンケート・ポイント付き質問機能は2023年2月28日に終了しました。

回答45件)

id:takodam No.1

回答回数433ベストアンサー獲得回数4

ポイント12pt

大山倍達正伝

大山倍達正伝

  • 作者: 小島 一志 塚本 佳子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 単行本

第1位は文句無しにこの1冊。伝説に彩られた極真会館の開祖 故・大山倍達 先生に関する徹底検証本。総裁の生い立ち、空手家としての活動のみならず、戦後の日本の復興や民族運動に関しても詳細に考察がなされており、読み応えは十分でした!

世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

世界の日本人ジョーク集 (中公新書ラクレ)

  • 作者: 早坂 隆
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • メディア: 新書

第2位はこれ。色々なところで書評がありましたが、ようやく読みました。世界のなかで、日本人がどのようなイメージで見られているのか、楽しみながら知ることができました。ところどころに作者の東欧での生活が書かれており、こちらも興味深かったです。

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ

  • 作者: 山本 敏晴
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: 単行本

メディアの発達によって、以前よりも世界は小さく身近に感じられるようになりました。しかし、我々はまだまだ知らないことばかりです。世界中の人々が平和に、そして幸せに暮らすために自分達ができること、するべきこと。本当に考えさせられました。

id:chat187

世界の日本人ジョーク集面白そうですね。

回答有難うございました。

2006/09/12 14:58:43
id:Baku7770 No.2

回答回数2832ベストアンサー獲得回数181

ポイント12pt

情報戦の敗北―なぜ日本は太平洋戦争に敗れたのか (PHP文庫)

 太平洋戦争敗戦の理由について書かれている本は数多くありますが、日清戦争に遡り、情報戦に限定して書かれている本は少ないのでは。この本を読んでみると、日清・日露の両戦争に勝てた日本軍が何故太平洋戦争では大敗したのかが解ります。

大東亜戦争、こうすれば勝てた (講談社プラスアルファ文庫)

 上の続きで太平洋戦争に何故敗れたのかを小室さんと日下さんの対談形式でまとめた本です。他にも敗因研究を2冊程読んでいますが、これが一番まとまっています。これだけを取り上げたのは、小室さん一人に書かせたら、多分ただの歴史書で終わったのではということです。つまり日下さんが加わったことで現代に通じる教訓書となっています。

重大事件に学ぶ「危機管理」

 佐々さんの書は殆ど読んでいます。余談を加えると姪の方と一度だけ飲んだことすらあります。

 映画突入せよの主人公のモデルでもある著者ならではの目線で最近の重大事件を扱っています。特に森永事件の見方は新鮮でした。

起業と倒産の失敗学 (文春文庫)

 著者の勧める失敗学に絡んでこの本を求めたのですが、嵌りました。個人的にはプロジェクトの失敗にしか興味がなかったのですが、この本を読んで経営上の失敗にも興味を持ち始めました。

id:chat187

1つ多い(笑)

太平洋戦争についての本が興味深いですね。

回答有難うございました。

2006/09/12 15:00:00
id:hinetk No.3

回答回数516ベストアンサー獲得回数36

ポイント12pt

Winnyの技術

Winnyの技術

Winnyの技術

  • 作者: 金子 勇
  • 出版社/メーカー: アスキー
  • メディア: 単行本

雑誌の懸賞で当たり読んでみました。

前半がファイル共有ソフトの歴史と仕組について記載おり、

後半は設計思想や実装方法が非常にわかりやすく解説されていて普通の読み物として素人が読んでも面白いものでした。

そういえばそろそろ判決ですね。

どうなるのかな

id:chat187

あれ、二つ足りない……。

素人が読んでも分かりやすいのはいいですね。

2006/09/13 09:23:56
id:moony_crescent No.4

回答回数123ベストアンサー獲得回数11

ポイント12pt

●間瀬元朗『イキガミ 1巻』

イキガミ―魂揺さぶる究極極限ドラマ (1) (ヤングサンデーコミックス)

コミックスです。

「国家繁栄維持法」により、小学校入学前の子どもには0.1%の確率で“ナノカプセル”が埋め込まれ、18歳から24歳のあいだの特定の日時になると死亡するようになっているという世界の物語です。

ただし死亡の24時間前には、その本人に「逝紙」と呼ばれる死亡予告証が本人、あるいは家族に配達されることになっています。

突然に「逝紙」が配達された人々が残された1日をどのように生きていくのかを描いているのですが、かなり泣かされます。

それまで“何となく”生きていた人々が、突然に「生」を区切られることで、自暴自棄になる者もいれば、自分にできることを精一杯やりきる者もいたりするのです。

そうした姿に「果たして自分はこうして運命を受けう入れられるだろうか」と考えさせられる作品です。

●久世番子『暴れん坊本屋さん』

暴れん坊本屋さん(2) (ウンポコ・エッセイ・コミックス)

これもコミックスです。

漫画家でありながら本屋であるバイトをしている作者が、そのバイト先での実体験をハイテンションなタッチながら、その実、細かく冷静に観察をして描かれています。

本屋さんは個人的によく利用しており、仕事といえば単に本棚に本を並べ、レジでお金を受け取るだけのものだと思っていたのですが、表に見えない、隠れたところで実に過酷な労働作業であるとは思っても見ませんでした。

横暴な客との攻防、タイトルを覚えてこない客との攻防、版元との攻防、取次との攻防……と、24時間戦ってます。

本や、本屋さんが大好きな人だけでなく、マナーの悪い客にもぜひとも読んでもらって反省してもらいたい1冊です。

●セオドア・ローザック『フリッカー、あるいは映画の魔』

フリッカー、あるいは映画の魔〈上〉 (文春文庫)

久しぶりに再読して、そのおバカっぷりに初読時と代わらない感銘を受けてしまいました。

(再読でもOKでしょうか)

この作品は、とある映画監督の作品に魅せられた一人の青年が主人公です。

その不遇を囲った映画監督の作品はいずれも高度な映像手法が施されており、青年がその手法を研究しているうちにいつしか専門家としての名を上げ、ついにはUCLAの教員になってしまったところまでが物語の前半といえるでしょう。

しかしその後、一気に物語が変わってしまうのです。

あれほどまで映画監督の謎に迫るという風呂敷を広げていた内容を、作者は後半に入るやいなや、ちゃぶ台のようにひっくり返してしまうのです。

この本の見所としては、前半で語られる映画についての薀蓄であると思うのですが、コアな映画ファンでなければ厳しいかもしれません。

しかし真の見所は、この後半の“ちゃぶ台ひっくり返し”にあると思うのです。

「間違えて別の本の下巻を買ってきてしまったのか?!」と思わず心配になってしまうぐらいに作者が仕掛けた大バカなストーリー展開は、映画ファンならずとも「おバカミステリ」ファンであれば堪能できると思います。

id:chat187

再読でもOKです!!

三冊とも興味深いですね!!

基本的にはちゃぶだい返しが気になります。

回答有難うございました。

2006/09/13 09:25:45
id:tachibana26 No.5

回答回数277ベストアンサー獲得回数4

ポイント12pt

1、デスノート http://jump.shueisha.co.jp/deathnote/

映画にもなりましたが、やっぱり原作の方が好きです。思わずのめりこんでしまうストーリー、読み終えた直後にまた読み返してしまう奥の深さに加え絵の綺麗さ。もう最高です!!

2、エヴァンゲリオン http://www.gainax.co.jp/anime/eva/

今までなめてました。まさかこんなにはまってしまうとは…!というほど、ひきこまれてしまいました。あらゆるところに謎がちりばめられ、解明されないまま新たな謎を呼び、一方で人の心の揺れ動きや身近な人の生命など細かな心情表現があり、これはいったい何漫画?と思わされます…。それぞれ少し悲しそうな目をしたキャラクターも、「嫌い!」と思う人が出てこない、皆に感情移入してしまう。そんな漫画。

3、告白 http://www.kadokawa.co.jp/sp/200509-02/

拉致問題について、こんなに自分が何も知らないと思いませんでした。ジェンキンス氏や曽我さんはもちろん、小泉首相などの見方も変わりました。ぜひ、日本中、いや、世界中の人に知ってもらいたい。そう思いました。

有名どころばかりになってしまいました;;読んだものばかりだったらすみません。

id:chat187

いえいえ有名どころも読んだことあるものも

回答としては問題なしです。

デスノもエヴァも大好きです。

告白は気になってはいたものの読んだことなかったので、この機会に読んでみようかと思いました。

回答有難うございました。

2006/09/13 09:27:41
id:kkk13f No.6

回答回数105ベストアンサー獲得回数7

ポイント12pt

ルーンの子供たち 1 冬の剣

ルーンの子供たち 1 冬の剣

  • 作者: ジョン・ミンヒ
  • 出版社/メーカー: 宙出版
  • メディア: 単行本

韓国の女性作家によるファンタジー。

いや~、面白かったです!

全3巻ですが、本の厚みに匹敵する内容の厚さです。

幼い主人公がさまざまな出来事や苦しみ、困難、喜びを通して成長するさまが良く描かれています。

よくありがちなただの成長物語とは一線を画していると思います。

話の先が読めないので、えっ!?こういう展開になっちゃうの?と驚かされたり、言葉のやりとりも思わず吹き出すシーンがあったり切なくなったりじーんとなったりと感情が忙しくなっちゃいます。

波乱万丈の人生を歩む主人公と共に是非一緒に旅してみて下さい。

個性豊かなキャラクターが登場するのできっとお気に入りのキャラがみつかるのではないかと思います。

読み終わらない内に本好きの知人に薦めちゃいました。

ちなみにこの本はオンラインゲーム「テイルズウィーバー」の原作本です。

タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))

タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))

  • 作者: 高畑 京一郎
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • メディア: 文庫

(画像が出ないです…)

タイムトラベルものですが、これはすごい!

本当に主人公と一緒に自分もタイムリープしている気分になります。

読み始めは主人公と同じく訳分からん…て感じですが、読み進める内に段々分かってきて「おー、なるほど」とうなりたくなります。

お話の組立て方や構成もとても上手くできていて、きちっと繋がってるので違和感無く読む事ができます。

推理要素もあるのでそういった意味でのドキドキハラハラも味わえます。

読み終わってから又初めから読み返した本はこれが初めてです。

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

  • 作者: アガサ クリスティー
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

今更ですが、読んでみました。

かなり前に友達が犯人をポロっと言ってしまい自分の中でお蔵入りになっていた本ですが、クリスティーの中でもかなり評判がいいので別の視点から見てみようと思い読んでみました。

別の視点から見ても面白く読めました。

犯人が分かっているにも関わらず巧みな罠を推理する事ができなくてとても情けなかったです。

ポアロにはまだまだ遠いようです。

ですがやはり推理小説は先に犯人を知っちゃいかんと思いました。

犯人を知った時の驚きと衝撃の醍醐味を味わいたかったです。騙されたいです。

ベスト3を決めかねたのですが、こちらの3冊にさせていただきます。

もっとたくさん読めたら(本を読むのがとても遅いのです)又違った作品をあげたかもしれませんね。

id:chat187

どれも興味深いですね。

韓国の小説って読んだことがないので読んでみたいと思いました。

アクロイド殺しは高名ながら未読なので、犯人ネタバレをどこかでぽろりとみないうちに読んでみたいと思いました。

回答有難うございました。

2006/09/13 09:29:56
id:jyouseki No.7

回答回数5251ベストアンサー獲得回数38

ポイント12pt

http://item.rakuten.co.jp/book/3707706/

1.コンピュータ将棋の進歩(5)

最近マスコミも注目し始めたコンピュータ将棋の技術についての論文集。

内容が専門的すぎて一般向けの本ではありませんが、私にとってはよかったです。


http://item.rakuten.co.jp/book/4024557/

2.伊東家の食卓no.1裏ワザ大全集(2006年度版)

テレビ番組「伊東家の食卓」で紹介された裏ワザの中から特に優れたものを集めた本で、実際に役立ったものが多いです。


http://item.rakuten.co.jp/book/1793793/

3.生協の白石さん

東京農工大学生協の職員である白石さんが本来は生協への要望を書くはずの「ひとことカード」に寄せられたありとあらゆる質問への回答を集めた本。

面白いことは間違いないのですが、多くがネット上で公開されていたものです。

id:chat187

コンピューター将棋の本などというのもあるのですね。

伊藤家の食卓は一冊家に置いておくと便利そうですよね。

生協の白石さんは私も大好きです。

回答有難うございました。

2006/09/13 09:31:23
id:fune3 No.8

回答回数170ベストアンサー獲得回数7

ポイント12pt

ベスト3というか・・・

それぞれの分野で面白い物にしました。

あまり順番は関係ありません


ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

ジョジョの奇妙な冒険 (1) (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 荒木 飛呂彦
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: コミック

独特の世界観や台詞の言い方、

とんでもないストーリー展開が

気になって途中で読むのを止められません。

好き嫌いは分かれると思いますが

好きな人はとことん好きになるはず・・・!

(私は初めは苦手な方でした)


子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる

子どもの話にどんな返事をしてますか? ―親がこう答えれば、子どもは自分で考えはじめる

  • 作者: ハイム・G・ギノット 菅 靖彦
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • メディア: 単行本

「こら!!そんなことしちゃだめでしょ!!」

今、あなたがお子さんに

つい言ってしまったことを、

あなたの上司に言われたら、

どんな気持ちになりますか?

「おいおい、何をやっているんだ

こんなもんだめに決まってるだろ。

そんなこともわからないのか?

本当に駄目な奴だな」

・・・こんな風に、例を多用してあるので

人を傷つけない上手な会話のやり方を

簡単に理解することが出来ます。

子どものみならず人と接する立場にある人は

みんな読むトラブルが減るのでは、と思いました。


物乞う仏陀

物乞う仏陀

  • 作者: 石井 光太
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 単行本

衝撃的なアジアの真実が沢山かかれています。

物乞いで稼ぐためにマフィアから

手足を切断される子どもがいるなんて

信じられませんでした。

id:chat187

ジョジョは人気ありますねー。

子供の話にどんな返事をしてますか?は人間関係を円滑にするためにも読んだほうが良さそうですね。

物乞う仏陀は読むのにちょっと勇気がいりそうですね。

回答有難うございました。

2006/09/13 09:35:57
id:lunlunlun No.9

回答回数121ベストアンサー獲得回数5

ポイント12pt

ちょうどベスト3に色んな種類の本がランクインしました。あ、でもジャンルとしてはファンタジーが多いですね(^^;)

【第一位】

予言の守護者 - ベルガリアード物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT) 西方の大君主―マロリオン物語〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)


ベルガリアード物語シリーズです。続編にマロリオン物語シリーズ、さらに外伝が6冊と、はまればしばらく読む本に困りません(^^)ハヤカワFT文庫からめでたく再販されたのをきっかけに手に取りました。物語のジャンルとしてはファンタジーです。アメリカの作家さんが書くファンタジーはどんなものだろうかと思ったのですが、非常によく書き込まれた世界観に脱帽いたしました。

また、それぞれのキャラクターの個性が非常に面白く、同時に日本の作家があまり書かないような印象のキャラが多いなと感じました。


主人公はとある農園の皿洗いの少年・ガリオンです。ほんとうに平凡だった彼が、ある日を境目に旅に出て彼自身に定められた使命を全うするという話。ガリオン少年は平凡な少年らしく旅におけるあらゆる場面で「なんで僕が?」といいます。そんな彼が最終的にどうなるのかが見所となってきます。とってもおススメ。性別に関係なく楽しめる小説だと思われます(^^)私自身は、第二巻でヒロインのセ・ネドラが出てきたあたりから手が止まらなくなり、そのまま寝食を惜しんで読書しました(^^;)



【第二位】

ベルセルク (1) (Jets comics (431)) ベルセルク (21) (Jets comics (839))

「お前は知っていたはずだ

 オレがそうする男だと お前だけは」


三浦健太郎による「ベルセルク」を第二位に選ばせていただきました。もともと、ずーーーーーっと前から気になっていたのですが、手に取ったのは今年4月に入ってからでした。そして、現在発行されている30巻まで読んで、なんで今まで読まなかったのか激しく後悔いたしました。こんなに濃厚でハードで面白い作品を描ける漫画家さんが存在することは日本の誇りだと思います。

第一巻ではやはり初期のこともあり、絵柄が苦手な方もいると思いますが話が進むにつれて作者の画力がめきめきUPしていき、現在では独自の世界観を独自の絵柄で見事に表現されています。


話の内容は、男の友情と夢と狂気と・・・・そんな言葉で表現できるかと思います。「ベルセルク」はグリフィスという男の国取り物語であり、主人公ガッツはそのグリフィスの友であり、彼に復讐を誓った男なのです。この主人公ガッツとグリフィスの両側を描くことで物語が進んでいきます。ふたりの関係はかつては信頼しあえる友だったはずなのに、すれ違い、別れがあり、そして絶望があって、とうとう、復讐への道を辿っていくのです。今後が一番気になる作品です。是非読んでみてくださいませ。


【第三位】

空色勾玉 白鳥異伝 薄紅天女


荻原規子による勾玉三部作を第三位に選ばせていただきました。ジャンルは日本古代ファンタジーといったところでしょうか。古い日本の時代を舞台にした物語で、そこでは神の存在がとても身近でもあります。外国に胸を張って紹介できる日本の物語ではないでしょうか。


三部作どれもが勾玉をめぐった話ではあるのですが、一部にあたる「空色勾玉」では一番神様と人間が近い位置で存在しており、神話のような印象を受けます。二部にあたる「白鳥異伝」では人の愛が激しく書かれています。母の恐ろしいまでの子に対する愛や、滅ぶ覚悟で愛し合うふたりなど、「愛」が物語の鍵になっているのかななんて思いました。そして最後の三部では、時代がわたしたちの知る歴史の時代になってきており、実在の人物が作中に登場したりするなどの楽しみもあります。主人公を前半ではヒーロー、後半ではヒロインがつとめ、それぞれの成すべきことをしていくのです。


すごく長くなりました・・・ネタバレしない範囲でというのはけっこう難しいですね(^^;)しかも、三冊紹介というよりかは三シリーズ紹介になってしまいました。ごめんなさい(涙)

id:chat187

シリーズ紹介でも構いません。

やはりファンタジーはアメリカ作家の方が強いのでしょうか。興味わきます。

ベルセルクは20巻で止まっていますが、再び読み始めたいと思いました。

勾玉三部作は読もう読もうと思いながら読んでないお話でした。やっぱりこの機会に読んでみたくなりました。

ネタバレなしという拘束がある中、回答してくださり、有難うございました。

2006/09/13 09:42:43
id:arugha_satoru No.10

回答回数234ベストアンサー獲得回数8

ポイント12pt

春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)

春の雪 (新潮文庫―豊饒の海)

  • 作者: 三島 由紀夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

春の雪 (新潮文庫―豊饒の海) - はてなキーワード

 三島由紀夫「豊穣の海」。

 リンクは一個だけですが全4巻。読後感に圧倒されました。読まずに死ねない! と読んでから思った一冊です。

 正直、巧く感想を述べる事も分析する事も出来かねています……。本当にすごいとしか言い様がないです。こんなの読んだら日本の現代作家の小説なんてアホらしくて読めない。プー。


異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)

  • 作者: カミュ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

異邦人 (新潮文庫) - はてなキーワード

 この年でこんなの読んでて遅いっ中年! と自分で思いました。

 疎外感と世界(他者)との断絶というテーマを読むと、どうしてもグノーシスと短絡的に結び付けて考えたくなる自分が居ます。

 想定は違いましたが新潮版を読んだように記憶しています。カバー裏のあらすじが大嘘でびっくりしました(笑)。


被差別の食卓 (新潮新書)

被差別の食卓 (新潮新書)

  • 作者: 上原 善広
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 新書

被差別の食卓 (新潮新書) - はてなキーワード

 今年はあんま良い本を読んでなかったかもしれないの予感が(笑)これは以外と当たりかなーと思いました。

d:arugha_satoru:20060412/1144846534

 感想は此方(手抜き)。

 次点でドロヘドロ(林田球)と恋の罪(サド)を上げさせてくだすぁい。

 過去の本を読み返すことが多いんで、今年半年間で初めて読んだ本の中から絞ってみたですよ! マンガオッケーだったんですね。まあいいや。

id:chat187

『春の雪』は映画化もされましたね。読んでみたいです。

『異邦人』タイトルを知ってるだけで未読ですが、あらすじが大うそつきというのが気になります。

被差別の食卓がどんな話がわからないのですが、タイトルは気になりますね。

回答有難うございました。

2006/09/13 10:31:47
id:panda50 No.11

回答回数474ベストアンサー獲得回数4

ポイント12pt

ボッコちゃん (新潮文庫)

ボッコちゃん (新潮文庫)

  • 作者: 星 新一
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

ボッコちゃん 星新一

本を読むのが好きなのですが、ちょっと疲れたなーと思った時に

名前だけは知っていた星新一さんのショートショートをパラパラ

読もう。と思って買ったのですが、結局1冊丸ごと一気に読みました(笑)

ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。

ダーリンは外国人―外国人の彼と結婚したら、どーなるの?ルポ。

  • 作者: 小栗 左多里
  • 出版社/メーカー: メディアファクトリー
  • メディア: 単行本

ダーリンは外国人(マンガ)

ダーリン(トニー)のキャラ最高!

笑ってしまいます。

デセプション・ポイント 上

デセプション・ポイント 上

  • 作者: ダン・ブラウン
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 単行本

デセプション・ポイント

ハラハラドキドキ + トリビアなダン・ブラウンの世界。

ダン・ブラウン大好き!

id:chat187

星新一、いいですよね。

ダーリンは外国人も好きです。

タダ、デセプション・ポイントだけどんな話かわかりません(笑)

2006/09/13 11:47:23
id:metalcollar No.12

回答回数8ベストアンサー獲得回数0

ポイント12pt

カクレカラクリ—An Automaton in Long Sleep

13日にTBSで9時から10時48分まで放映されます。先の展開が全く読めずいっきに読めてしまう冒険ミステリィです。また、登場人物が、廃墟マニアで、頭が良く、ちょっと変わった性格である点が非常に魅力的に感じました。天才からくり師の120年後に作動するからくりを探してゆくというものです。

白戸修の事件簿 (双葉文庫)

次々と事件に巻き込まれる大学生・白戸修を主人公とする短編集です。巻き込まれ型主人公のため、主人公も読者も先の展開が読めないところが特徴となっていると思います。癒し系に分類されそうなミステリーです。

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

有名なライトノベルです。SFも含まれているかと思いますが、やっぱりコメディ色が強いかと思います。キャラクターが気に入ればOKといった感じでしょうか。

id:chat187

カクレカラクリ、ちょうど今日放映です。

ドラマは見る予定です。

白戸修も読んでみたいですね。

いつくるかなーと思ったら、やっとハルヒでましたね。

回答有難うございました。

2006/09/13 11:48:54
id:moaizo No.13

回答回数266ベストアンサー獲得回数6

ポイント12pt

華麗なる一族〈下〉 (新潮文庫)

『白い巨塔』で知られる、山崎豊子の作品です。この本は企業合併(金融・鉄鋼)をテーマに書かれた経済小説です。父が息子を憎悪する気持ちを上手く交え、ドラマ性の高い作品です

風雲児〈下〉 (文春文庫)

 江戸期の人物、山田長政を主人公とした歴史小説です。外国で傭兵として活躍し、のし上がっていく物語です。野心家として描かれているわけではありませんが、出世物語は面白いです

北斗の拳―完全版 (1) (BIG COMICS SPECIAL)

 格闘漫画です。久しぶりに読み直しました。やはり今読んでも面白いです。昔よく北斗の拳ごっこをしましたよ。北斗百裂拳とか、北斗剛掌波とか

id:chat187

重厚な作品が二冊きて、その後の一冊が北斗の拳というチョイスにうなされました。

回答有難うございました。

2006/09/14 15:35:22
id:bijyou No.14

回答回数107ベストアンサー獲得回数4

ポイント12pt

○第一位○

 丸谷才一『思考のレッスン』

思考のレッスン (文春文庫)

思考のレッスン (文春文庫)

  • 作者: 丸谷 才一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

 八月は、半月この本についてブログを書いた。

 小説や思想には全体の流れというものがある。

 読んでいる作家がその流れのどこにいるのかがわかれば、理解がより進み、次に楽しめる本の見当がつく。

 また、物語におけるダイアローグ(対話)の大切さについても語られている。


○○第二位○○

 東村アキコ『ゑびす銀座天国』

ゑびす銀座天国 (りぼんマスコットコミックス)

 人力検索で紹介してもらい、病み付きになった東村アキコの中篇マンガ。

 ドライアイス屋という舞台設定がたまらない。

 いくえみ綾、多田かおるという集英社系や高野文子の流れを感じる。対話で作品世界を表現する才能もある。

 成長していくタイプの漫画家なので、今後傑作短篇を生むかもしれない。

 エッセイマンガだけで一生食べていける可能性極大。


○○○第三位○○○

 半藤一利『日本のいちばん長い日』

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)

決定版 日本のいちばん長い日 (文春文庫)

  • 作者: 半藤 一利
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

 玉音放送が流された昭和二十年八月十五日正午までの、さまざまな立場の者たちが命を賭して交錯した二十四時間をテンポよく描いたノンフィクション。日本版『24』。

 十五年間の日本人の生と死からつむぎだされた玉音放送は、さまざまな人間の信念や人生を飲み込んだ大日本帝国という大きな流れが、河口へ流れついたことを知らせるファンファーレであった。

 また、陸軍に対するレクイエムであった。

id:chat187

興味深い三冊です。どれも読むと自分のためになりそうですね。

回答有難うございました。

2006/09/14 15:36:46
id:Jupiter-1 No.15

回答回数187ベストアンサー獲得回数3

ポイント12pt

主にラノベ読みなのでベスト3もそっちに偏っています。

第3位 「永遠のフローズンチョコレート」

永遠のフローズンチョコレート (ファミ通文庫)

永遠のフローズンチョコレート (ファミ通文庫)

  • 作者: 扇 智史
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • メディア: 文庫

殺人鬼の少女と不死身の少女が出会ったとき

何かが起こるかと見せかけて何も起こらずに淡々と日常が過ぎていく

何事にも淡泊で物事に興味を示さない少年との三角関係になりそうでならない寸止めの関係とか

設定は異常なのにストーリーは青春ものという不思議な物語

第2位 「聖遺の天使」

聖遺の天使 (双葉文庫)

聖遺の天使 (双葉文庫)

  • 作者: 三雲 岳斗
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • メディア: 文庫

同作者の「M.G.H」とどちらにしようかと考えた末、一般受けしそうなこっちにしました。

15世紀末、聖遺物の鑑定に教会の使節団が訪れたミラノ郊外の城塞で嵐の夜、持ち主が殺された。

中庭の壁にキリストのように磔にされた遺体

目撃された天使

消えた聖遺物

「白貂を抱く貴婦人」チェチリアの依頼で天才ダ・ヴィンチが謎に挑む。

第1位 「涼宮ハルヒの消失」

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒの消失 (角川スニーカー文庫)

  • 作者: 谷川 流 いとう のいぢ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 文庫

テレビアニメの影響で読み始めた「涼宮ハルヒ」シリーズですが、中でもこの「消失」が最高です。

タイムパラドックスの処理や意外な真犯人(?)

それに何より普通の女の子している長門有希に萌えました。

id:chat187

ラノベ好きなので歓迎です。

個人的には「永遠のフローズンチョコレート」に凄く興味抱きました。

ハルヒはアニメしか見てないのですが、長門有希が普通の女の子しているというののも興味抱きました。

ちゃんと小説版も読んでみます。

回答有難うございました。

2006/09/14 15:39:47
id:sokyo No.16

回答回数1377ベストアンサー獲得回数97

ポイント12pt

おはようございます♪

 

MISSING (双葉文庫)

MISSING (双葉文庫)

  • 作者: 本多 孝好
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • メディア: 文庫

 

最近はてなで何度か書いているのですが、まずはこれですね。

実は自分は短編って苦手だなあと思っていたのですが、

いや、もしかして短編ってものすごく好きなのかも、なんて思ってしまった作品。

「瑠璃」が特に素敵なのでぜひ♪

 

High and dry (はつ恋)

High and dry (はつ恋)

  • 作者: よしもとばなな
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 単行本

 

「最近のよしもとばななって苦手だー↓」

っていう人が私の周りに何人もいるのですが、そうかなあ?

私はこの、すごく偏見なしで見られるようなばななのスタイルが好きなのです。

この作品は特に挿し絵がものすごくきれいで、しかもナゾで、

しかもすっごく物語と合っている気がしてそこがお気に入りです。

 

イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)

イリヤの空、UFOの夏〈その1〉 (電撃文庫)

  • 作者: 秋山 瑞人
  • 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
  • メディア: 文庫

 

最後はラノベいきます。

昨日 読了したトコで、実は終わり方がいまいち腑に落ちなかったりするのですが、

でもプロセスは文句なく面白かったのでらぶ☆

「その1」から「その4」までありますが、

そんなわけで「その3」がいちばんお気に入りだったり。

 

あまり面白みのない選書でごめんなさいーo

id:chat187

本多 孝好さんは違う作品を読んで凄く素敵な話を書く方だなぁと思ってたので、この作品も読んでみたいです。

はつ恋は絵が素敵ですね。

イリヤの空も興味深いです。

回答有難うございました。

2006/09/14 15:50:11
id:tori_toi No.17

回答回数22ベストアンサー獲得回数3

ポイント12pt

膚(はだえ)の下

「われらはおまえたちを創った。 おまえたちはなにを創るのか」

SF作家神林長平氏の火星三部作の最終作です。

単品で読んでも充分楽しめるのでお勧めです。

とにかく厚い本なのですがそれとは感じさせない位勢いで眠れず、残りページが惜しい本でした。

アートルーパーという生き物である主人公・慧慈が自己の位置を確立していく様が素晴らしかったです。

パイドパイパー 4 (バーズコミックス)

デザインセンス・デッサンなど精緻な狂いもなく徹底的に描かれた画面で定評のある浅田寅ヲ氏の漫画。

先日、全6巻で完結したシリーズです。

主人公で日本人の夏比古、韓国人である瑛二、在日中国人の高橋君、世界中をたらい回しにされているナイロン、国籍も名前も持たない謎のロシア人少年

これらの登場人物が東京で大規模な抗争争いに巻き込まれていく…という漫画です。

登場人物の設定で解ると思いますが、人種や国というなかなか口を出しづらい話題をそれも漫画という枠の中で見事に描ききっているのは圧巻です。

画面から受け取る情報量がとても多いので、一度では理解出来ないシーンも結構多いので何度も読める本です。

大奥 (第1巻) (JETS COMICS (4301))

「男女逆転大奥」、というキャッチフレーズでそっち系かと笑 思われるかも知れませんが内容は真っ当なSF?だと思います。(あ、見返したらちょっとはそう言う風な所がありますね…)

男女の人口比が不均衡になった世界で男性・女性の役割や立場の変化、が想像力をもって描かれています。将軍が女!という意外な設定でも違和感なく仕事をこなす世界がとても不思議ですが続きがとても気になるシリーズです。

よしながふみ先生は人間の感情の機微やふと持っている内面の闇を描くのが上手くて「愛すべき娘たち」もお勧めです。

id:chat187

「膚(はだえ)の下」コピーに思わず惹かれました。

「パイドパイパー」も凄く面白そうですね。早速読んでみたいです。

「大奥」は既読ですが、好きな話です。「愛すべき娘たち」も所々痛かったりするのですが良い漫画でした。

回答有難うございました。

2006/09/14 15:53:14
id:goodgroove24 No.18

回答回数1ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

ドキュメント 戦争広告代理店―情報操作とボスニア紛争

10年前勃発したボスニアの独立に伴うボスニア紛争で暗躍したPR会社の功罪について記したノンフィクション。

PR会社によっていかに世論が操作され、セルビア人ひいてはミロシェビッチが悪役に仕立て上げられていったかが淡々と記されています。

項羽と劉邦〈下〉 (新潮文庫)

三国志の時代よりもさらに前、秦の始皇帝が亡くなり各地で叛乱が頻発する中で立ち上がった二人の英雄、項羽と劉邦の戦いといかに項羽が敗れ去ったかまでを記した著書。

並び立つ物のない豪傑である項羽と「徳」以外には何もとりえの無い劉邦の対比が面白いです。

プリズンホテル〈4〉春 (集英社文庫)

この半年間に読んだ本ではないのですが、初めて声を上げて泣きながら読んだ本です。まだ多感な頃だったというのもあるのでしょうが・・・。

夏秋冬と来て読む「春」は心に応える物が必ずあります。まだお読みでなければ是非読んでみることをオススメします。

id:chat187

戦争広告代理店、興味深いですね。

司馬さんもいつくるかなーと思ったらやっときましたね。

プリズンホテル、未読なので読んでみたいです。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:14:50
id:puffin No.19

回答回数51ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

わたしを離さないで

わたしを離さないで

  • 作者: カズオ イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 単行本

感想、書けません。この本は先入観を一切排除して読んでいただくのが良いです。ネタバレ感想など読まれませんよう…。

とにかくおすすめです、としか言えません。

ストリート・キッズ (創元推理文庫)

ストリート・キッズ (創元推理文庫)

  • 作者: ドン ウィンズロウ
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • メディア: 文庫

文句なしに面白かったです。青春を味わえます。ミステリーっぽいサスペンスで、主人公はもとストリートキッズの大学生です。

「父さん」に探偵稼業を叩き込まれ、事件に巻き込まれていくのですが、かなりのアップテンポでぐいぐい読ませますよ。

WORKING!! 2 (ヤングガンガンコミックス)

WORKING!! 2 (ヤングガンガンコミックス)

  • 作者: 高津 カリノ
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • メディア: コミック

「働かない」ファミレス四コマ。1巻もいいですが個人的には2巻の方が好きです。すべてのページでクスリと笑ってしまいます。

キャラクターもかなり個性的で、ありえない!と思いながら読んでしまいました。

作者の公式ページで公開している四コマも面白いです。

http://www.gahako.com/

id:chat187

「わたしを離さないで」装丁がかっこいいですね。感想が書けないというのもまた興味抱きました。

「働かないファミレス」というのも興味抱きました。

公式サイトの四コマも面白かったので読んでみたいと思いました。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:17:51
id:miyatyu No.20

回答回数31ベストアンサー獲得回数2

ポイント11pt

となり町戦争

となり町戦争

  • 作者: 三崎 亜記
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 単行本

官僚主義と無関心の行く末にうまれる戦争について、シニカルに描いている小説。淡々とした感じがとても面白いです。

ある日、市報に「となり町との戦争を開始しました」という一文を見つけるところから話がスタートします。

クチコミはこうしてつくられる―おもしろさが伝染するバズ・マーケティング

クチコミはこうしてつくられる―おもしろさが伝染するバズ・マーケティング

  • 作者: エマニュエル ローゼン
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • メディア: 単行本

Web2.0とか言われる前の2002年に書かれているけれど、昨今聞くバイラルマーケティングとかそこら辺と同じような話が書いてある。なんとなく結局「みんなずーっと同じことを考え続けているのだな」と思いつつも豊富な事例/逸話を楽しみながら読める。

失踪日記

失踪日記

  • 作者: 吾妻 ひでお
  • 出版社/メーカー: イースト・プレス
  • メディア: コミック

漫画家が仕事を投げ出して失踪してから、ホームレスしたりガテン仕事したりアル中になったりするノンフィクション漫画。作者の実体験をもとにコミカルに(悲壮感を出さずに)描かれています。

現状から逃げ出したくなったときに何度も読んでしまいます。『お前には現状を捨ててこの漫画と同じだけのことをする勇気はあるのか?』と問いかけてしまいます。

id:chat187

「となり町戦争」冒頭がいいですね。今の世の中も現しているようで読んでみたいです。

「クチコミ--」今でも通用するというのが一読してみたい気分になりました。

「失踪日記」既読ですが私も好きです。

悲壮感がない分、この先どうなっても大丈夫じゃない?!とか思ってしまいますが(笑)

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:20:12
id:goldwell No.21

回答回数502ベストアンサー獲得回数61

ポイント11pt

今年の2月にはてなグループの一つである「100冊読書」に参加しまして、自分のダイアリーに読書記録をつけ始めました。

現在67冊目(上・下巻やシリーズものはそれぞれ1冊ずつでカウント)ですので、質問の期間に該当するのは約60冊。

こちらの質問への回答を考えるにあたり、一覧としてまとめておいたのが参考になりました。


この中で自己評価が最高の5をつけたのが6作ありましたが、さらにそこから入手しやすさとか読み応えといった点で3作に絞りました。もともと半数以上が歴史物なんで、選んだ作品も歴史物だけになってしまいましたが。

蛇足ながら、それぞれの最後に私のレビューのURLを貼りましたが、ネタばれもあったりするのでご注意を。


壬生義士伝 上   文春文庫 あ 39-2 壬生義士伝 下   文春文庫 あ 39-3

浅田次郎『壬生義士伝(上・下)』

映画にもなりましたね。

初っ端に主人公が切腹を仰せつかる場面から始まるのですが、恐持ての剣豪揃いである新撰組にいながら、どことなく頼りない吉村貫一郎の印象が、様々な人のを回想を重ねていくうちに・・・。

私は斉藤一の回想シーンで涙しそうになりました。

こんな展開で読者をぐいぐい引き込むなんて、正直やられました。

http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20060803


始祖鳥記 (小学館文庫)

始祖鳥記 (小学館文庫)

  • 作者: 飯嶋 和一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: 文庫

飯嶋和一『始祖鳥記』

江戸時代の町人の様子を描くといっても、職業や身分によって違う様々な服装や、長屋の一間に置かれた何気ない生活用具まで、実に見てきたように詳細に描写されている文章に驚きます。淡々とした描写ながら、抑圧された人々が熱い感情に揺り動かされて行動を起す様がじわじわと来ましたね。読後の一言。江戸時代の庶民にこんなに熱い男達がいたんだ!

http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20060512


傭兵ピエール〈上〉 (集英社文庫) 傭兵ピエール〈下〉 (集英社文庫)

佐藤賢一『傭兵ピエール(上・下)』

教科書的なことしか知らなかったフランスの救世主ジャンヌ・ダルクを聖女という面と、人並みに恋したり嫉妬したりする生身の女性という両面から描いてあって、読んでいくうちに彼女の存在に深く興味をそそられました。

物語では有能であると同時に冷酷非道な傭兵隊長を主人公に置き、二人の何度かの出会いと別れを通じて互いに影響しあっていくストーリーについ惹き込まれます。

『双頭の鷲』でも感じたのですが、中世~近世ヨーロッパという日本人にとってある意味ステロタイプな印象しか持たない時代を本格的に書ける巧さと、歴史上のキャラクターをすごく魅力的に描くのに長けた作家だなぁと思います。

http://d.hatena.ne.jp/goldwell/20060822

id:chat187

『壬生義士伝』映画にもなりましたね。未読なのでぜひ読んでみたいです。

『始祖鳥記』風俗史が細かく描かれているのに興味抱きました。

『傭兵ピエール』ジャンフ・ダルクというと、聖女のイメージしかなかったのでとても興味深い作品だと思いました。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:23:36
id:origopen No.22

回答回数6ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

1位:沙門空海唐の国にて鬼と宴す(夢枕 獏/徳間書店/全4巻)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/419861878X

初めて夢枕獏の本を読んだのですが、最初から最後まで、ワクワクしながら読めました。内容もそんなに小難しくなくて、物語にすんなり入り込めます。装丁もとてもキレイで、大変満足しています。

2位:西遊記(中野 美代子:訳/岩波文庫/全10巻/一~三巻=新訳,四~十巻=改版)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E9%87%8E%E7%BE%8E%E4%BB%A...

改訂版です。旧版も持っていてお気に入りだったのですが、少し内容が変更されたり、ページが増えているので揃えてしまいました。だいぶ読みやすくなっているのですが、旧版の読みづらい古くさい口調の文体に馴れてしまっていたせいか、違和感を感じながら読んでいます……。

中野美代子氏の作品もけっこう好きです。でも内容難しいです……。

3位:なるたる(鬼頭 莫宏/講談社アフタヌーンKC/全12巻)

http://www.geocities.jp/nahoowner/mono/p_top.htm

ケーブルTVでアニメを放送していたので、観ているうちに好きになってしまって、全巻揃えてしまいました。

テーマは重く暗く、考えさせられるものですが、絵も内容も大好きです。アニメは原作の途中で終わっています。

キレイなアニメーションなのでこちらもオススメしたいのです。

小さなお子様向けではないです。

id:chat187

「沙門空海唐の国にて鬼と宴す」

中華系のお話なんですかね? 最初から最後まで飽きなく読めるのはいいですね。

「西遊記」

有名作品だけに未読ですが、読むには少しじっくの腰をすえないとダメそうですね。

「なるたる」

最近のアニメは尻切れで終わることが多いなぁと本当思います。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:28:18
id:sonta No.23

回答回数124ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

図書館内乱

図書館内乱

  • 作者: 有川 浩
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • メディア: 単行本

有川浩の最新作

独特の有川節とキメ細やかな描写。ライトノベルのような読みやすさ。はまると一日で読みきってしまいます。

うちのネコが訴えられました!? -実録ネコ裁判-

うちのネコが訴えられました!? -実録ネコ裁判-

  • 作者: 山田 タロウ
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: 単行本

「オタクの猫が家の車を傷つけたので損害賠償を払ってください。」という書類が彼の祖父(故人)あてに届いてからの裁判での珍問等の記録。ブログを文章化した本。

ファントム

ファントム

  • 作者: 本田 透
  • 出版社/メーカー: 二見書房
  • メディア: 単行本

ライトノベルの雑誌。

何作かはまじめに面白い、何作かはワケが分からない、そして何作かは狂って・壊れている。活字好きならそれなりに面白い本でした。

id:chat187

「うちネコ」こういうのが日本でもあるんですね。読んでみたいです。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:30:16
id:hazy-moon No.24

回答回数4ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

半年以内のベスト10から、他の人と被りにくそうなものを3つ選んでみました。

完全な真空 (文学の冒険シリーズ)

完全な真空 (文学の冒険シリーズ)

  • 作者: スタニスワフ・レム
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • メディア: 単行本

「存在しない架空の本に関する書評集……面白いのかなぁ」とか自分でも疑問に思いつつ購入しましたが、これがまた面白かったです。

無人島に漂着した主人公が、自らの空想で生み出した人々によって振り回されていく『ロビンソン物語』や、南米のジャングルにSS少将がフランス宮廷生活を模倣する『親衛隊少将ルイ16世』の「架空の書評」は、読んでいてこの本が実在しないのが悔やまれるほど。

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

香水―ある人殺しの物語 (文春文庫)

  • 作者: パトリック ジュースキント
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

天性の嗅覚を持つが、価値観の全てが匂いのみに基づいている男グルヌイユが主人公。作中に溢れる香り、臭いの描写が読みごたえがあってよいです。

作者は作中に溢れる匂いの数々を、数々の香料、匂いを放つ品々、グルヌイユの嗅覚にしか嗅ぎ取れない僅かな匂いなどの描写の積み重ねで表現しています。この方法は作中でかなり効果を上げていて、グルヌイユの感じる匂いの世界を確かに感じさせる物になっています。


精霊たちの家

精霊たちの家

  • 作者: イサベル アジェンデ
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

19世紀末からチリ・クーデターまでを舞台にしたある一族の年代史であり、またジャーナリスティックな視点を持った自伝的作品でもある小説。ボルヘスやガルシア・マルケスに比べて読みやすいので、南米文学入門としていける気がします。

ちなみにチリなど南米の方では、9.11と言うとニューヨークよりも作中で扱われているチリ・クーデターの方を連想するらしいです。

id:chat187

三作ともすごく興味深いです。

特に存在しない架空の本に関する書評集というのは凄いこと考えたなぁと思いました。

いっそう、ちゃんと小説にしてほしいですよね。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:31:59
id:maashi No.25

回答回数76ベストアンサー獲得回数2

ポイント11pt

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

  • 作者: 梅田 望夫
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • メディア: 新書

ベストセラーですみません。

私の中ではこの半年間ではダントツ1位です。

仕事以外でパソコンを使うことがあまりなかった私にとって、この本は衝撃的でした。「知の再編成」や「富の再分配」「ロングテール」etc・・・ネットを積極的に活用している人にとっては、当たり前のことでしょうが、私にはカルチャーショックでした。「はてな」もこの本で知りました。

それからも何冊かこういった関係の本を読みましたが、これが最も鳥瞰的な視点から書かれていると思ってます。

のだめカンタービレ(1)

のだめカンタービレ(1)

  • 作者: 二ノ宮 知子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: コミック

マンガです。

嫁さんが集めているので読んでます。

私には馴染みのないクラッシック音楽の世界の話ですが、新しい世界を知ることができて、とても楽しいです。

特に主人公の「のだめ」の天才ながらのぶっとび様が面白いです。1つの巻で5回以上は笑えます。

シリアスな部分も引き込まれます。

信長の棺

信長の棺

  • 作者: 加藤 廣
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • メディア: 単行本

これまたベストセラーですみません。

50代後半の経営コンサルタントが書いた歴史小説。

この小説で、初めて本能寺の変の新しい説を知りました。歴史に詳しい人には、物足りないらしいですが、私はこの初めて知る説にどんどん引き込まれていきました。

id:chat187

ベストセラーでも全然かまいません。

「ウェブ進化論」普段なら絶対手にしないであろう本ですが、こう薦められると読んでみたくなります。

「のだめ」

既読ですが、この話をどう月9でドラマ化するのか興味深いです。

「信長の棺」

読んでないので、ちょっと読みたくなりました。

歴史はいろいろな説があるので面白いですよね。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:35:23
id:labtest No.26

回答回数76ベストアンサー獲得回数4

ポイント11pt

1.柳美里さんの「命・4部作」

第一幕「」、第2幕「」、第3幕「」、第4幕「」。

エッセイとは思えないほど、濃い内容です。生きることと死ぬことについて考えさせられます。泣けます。

2.江國香織さんの「神様のボート

切ないラブストーリーです。江國さんのファンの方の1番人気の作品です。

3.重松清さんの「流星ワゴン

親子の愛がメインの泣ける作品です。

id:chat187

「命」四部作。

見かけたり内容をかいつまんで聞いたりはしているものの、未読の作品でした。

「神様のボート」は私も大好きです。

「流星ワゴン」親子愛には弱いので読んでみたいです。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:37:15
id:Maki306 No.27

回答回数1ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

「願いが叶う 心の筋トレ」みさきよしの著 大和出版

わたしが去年の12月東京セミナーではじめてお会いした「たんぽぽの願いさん」こと「みさきよしのさん」の本で、「心の仕組み」が面白いほどよく分かります。

お金と仕事の宇宙構造.JPG

お金と仕事の宇宙構造 小林正観著 宝来社

ただがむしゃらにお金儲けするのではないお金の儲け方が楽しく分かります。

身体を緩め心を放つ.JPG

身をゆるめ、心を放つ 高岡英夫著 サンマーク出版

スポーツ選手必見、肩こり腰痛もこれで解消のすぐれもの、ただし実践した人だけに効果があります。

http://plaza.rakuten.co.jp/adc306/

id:chat187

今までとはちょっと系統が違うものがきて、新鮮で嬉しかったです。

三冊とも興味深く、読んでみて、ぜひ実践してみたいと思いました。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:39:07
id:rikuzai No.28

回答回数1366ベストアンサー獲得回数141

ポイント11pt

次から次へと読む割にメモなどとっていないので半年間で何を読んだのやら…。

なのでつい最近読んでおもしろかったものを。


フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)

フランチェスコの暗号〈上〉 (新潮文庫)

  • 作者: イアン コールドウェル ダスティン トマスン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

フランチェスコの暗号〈下〉 (新潮文庫)

フランチェスコの暗号〈下〉 (新潮文庫)

  • 作者: イアン コールドウェル ダスティン トマスン
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

フランチェスコの暗号

書店ではよくダヴィンチ・コードと並べられて置いてあるので、その辺りがお好きな方は良くご存知かもしれません。

ただ、確かに既存の書物の謎を解明していくミステリという意味では同じカテゴリだと思いますが、こちらのテーマは謎と同じくらい謎を解く人間の葛藤に当てられているので、単純に娯楽を求めるとちょっと肩透かしをくらうかもしれません。

実際上巻はほぼ暗号解読より、宮本輝の青春小説をアメリカを舞台にしたらこうかしらというような、大学生の青春小説といった方がいいかも。

けれどそのある意味冗長な部分に色々と伏線が隠されているので、倦まずに下巻へ行けば知的好奇心をくすぐられる暗号のコンボです。

実は同時期に立て続けにダン・ブラウンも読んでいて、十分楽しかったのですが(とりあえず一押しは今のところ「天使と悪魔」)、なんとも言えない文芸臭さと、元本の魅力、そして最近少々ローマ流行の私に直撃したということで、この作品を最初にあげることにしました。


群青学舎 一巻 (ビームコミックス)

群青学舎 一巻 (ビームコミックス)

  • 作者: 入江 亜季
  • 出版社/メーカー: エンターブレイン
  • メディア: コミック

群青学舎

「コダマの谷」という同人時代の作品とぱふの連載をまとめたものと同時刊行された、この作者のコミックデビュー作。

予備知識なしで装丁が気になって手に取ったところ、その夜mixiで友人とその友人二人が「装丁買い」をしていたことが発覚。

こんな偶然はなかなかない、と翌日購入したいわく付きの本。

「コダマの谷」とどちらを挙げるか迷ったのですが、作品としてこちらの刊の方がよくできていると思ったのでコチラを。

(設定的には断然「コダマ」の方が好きなんですが)

「花の28年組」で育った私には少々懐かしさを感じる作風と画面で、学舎に関わる短編連作集。

お気に入りは「白い火」。ツンデレな彼女が好み。

(というか全体的にキャラのツンデレ傾向高し)


ワンダーJAPAN (2) 2006 SUMMER

ワンダーJAPAN (2) 2006 SUMMER

  • 出版社/メーカー: 三才ブックス
  • メディア: ムック

日本の《異空間》探険マガジン ワンダーJAPAN (2) 2006 SUMMER

ええと、最後に変り種で。

書籍というかムックです。

とにかくちょっと変わったところに行って見たい、変わった景色が見てみたい人のための本で、

「さようなら軍艦アパート」「大阪ワンダー」という表紙の字にやられて、

何度か迷った挙句ヴンレッジ・ヴァンガードでお買い上げです。

多くを語るとヘンな人になりそうなので、こういうものがお好きな人は是非どうぞ、とだけ。

ちなみに私はこの本でしばらく満腹できました。

id:chat187

紹介文がとても魅力的で、三冊ともぜひ読んでみたいくなりました。

ワンダーJapanはぜひ買ってみたいです。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:41:52
id:ratonantena9-12 No.29

回答回数219ベストアンサー獲得回数5

ポイント11pt

1位

夜明けまで1マイル―Somebody loves you (集英社文庫)

夜明けまで1マイル―Somebody loves you (集英社文庫)

  • 作者: 村山 由佳
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 文庫

私が持っていたのではないのですが、家にあったあだち充さんの「KATSU!」(ISBN:4091263011)の山に埋もれていたのを発見して読んでみたら意外とおもしろかった。

村山由佳さんの作品は前からわりと好きなんですが、主人公の涯の悩みやうさぎのせつない気持ちに共感できた。

2位

この言葉!―生き方を考える50話 (PHP新書)

この言葉!―生き方を考える50話 (PHP新書)

  • 作者: 森本 哲郎
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

病院行くのに待つ時間あるからなにか本を持っていこうと思い、持って行った本。昔の偉人の言葉が50載っている。そのひとつひとつに筆者の森本さんが解説するエッセイ。森本さんの現代社会に対する思いが伝わってくる。昔の人は重みのある言葉を発してたなと感心した。人生に疲れたときとか悩んだとき、この本はヒントになると思う。

3位

半落ち (講談社文庫)

半落ち (講談社文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

横山秀夫さん本当に好きです。「クライマーズ・ハイ」や「第三の時効」はTVドラマでしか見たことないのですが、すごくおもしろいですよね。特に「第三の時効」の話は好きです。

この本は映画化されると聞いたときに買いました。最後が少し物足りない気がして残念なのですが、梶の人柄が好きなのでときどき読んでしまいます。個人的には中尾の章が一番感情移入できました。映画の寺尾聰さんは本のイメージ通りに梶を演じていたので良かったです。横山さんは、人間の内面をリアルに書いているとと思います。

id:chat187

「夜明けまで」私も村山さんが好きなので未読のこの本はぜひ読んでみたいと思いました。

「この言葉」

偉人の言葉が載っているだけでなく、解説まで入っているというのがいいですね。

「半落ち」

有名作品なのに未読です。

この機会に読んでみたいです。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:44:25
id:trattoria No.30

回答回数3ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

よつばと! (5) (電撃コミックス (C102-5))

よつばと! (5) (電撃コミックス (C102-5))

  • 作者: あずま きよひこ
  • 出版社/メーカー: メディアワークス
  • メディア: コミック

  • 「よつばと」

少女よつばの日常を描いたあずまきよひこ氏の漫画です。

キャッチコピーは"いつでも今日が一番楽しい日"。

作画が非常に丁寧で、作者の仕事の質の高さがうかがえます。

内容はひとりの少女の日常を描いたものですが、お隣に住む3姉妹や周りの大人達が非常に個性的で、

それが絶妙のコマの配置・台詞まわしと相まって毎回笑わせてくれます。

また、誰もがいつかどこかで体験したことがあるような、、、そんなノスタルジーも感じさせてくれます。

今までにはなかったジャンルの漫画でしょう。私が今最もお勧めする漫画です。


君の名残を

君の名残を

  • 作者: 浅倉 卓弥
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • メディア: 単行本

  • 「君の名残を」

著者は「四日間の奇跡」の浅倉卓弥氏。

この物語は二人の高校生男女が平安時代末期に別々に飛ばされるところから始まります。

否応なく源平の争乱に巻き込まれる中で、不安に駆られながらも現実を受け入れ力強く生き抜こうとする

彼らの強さに心惹かれます。そして運命は意外な巡り合わせで二人を再会させます。物語の伏線も秀逸で

「これはこういうことだったのか!」と思わせる展開で一気に読み上げてしまいました。

全編に漂う悲しみ・切なさが非常に印象的な物語です。


私たちが好きだったこと (新潮文庫)

私たちが好きだったこと (新潮文庫)

  • 作者: 宮本 輝
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

  • 「私たちが好きだたこと」

ひょんなことから一つの部屋に住むことになった男女4人の物語です。著者は宮本輝氏。

人はどこまで相手を思いやれるのか、相手に優しくなれるのか、好きな人の幸せのために何ができるのか、

何をするべきなのか、、、その問いかけに対する一つの答えがこの物語に示されている気がします。

自己中心的な現代の風潮の中で、人に対する思いやりや優しさを思い出させてくれる物語でした。

id:chat187

「よつばと」

きたか!! という感じでした(笑)良いですよね。私も好きです。

「君の名残を」はネダバレを読んでしまったのですが、それでも小説をちゃんと読んでみたいと思っていた話でした。

「私たちが好きだったこと」

宮本輝さんは読んだことがないのですが、読んでみたいと思いました。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:46:55
id:jelousy1002 No.31

回答回数27ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

(1)新宿スワン 

   作者 和久井 健 

   講談社

   http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/top.html

   

コミック。スカウト(街中で女の子に声をかけてAV・風俗・キャバクラなどに斡旋する仕事)の物語。ヤンマガで連載中。人気急上昇中です。(本屋でバイトしてるんですがばか売れです。)

(2)RAINBOW-二舎六房の七人 

   安部譲二原作 柿崎正澄作画

   小学館

http://www.youngsunday.com/rensai/index.html

コミック。昭和30年、少年院に堕ちた6人の男達の院内、出所後を描く、愛と勇気の物語。ヤングサンデーで連載中。泥だらけの友情がくさいくらいに美しくて、涙なしには読めません。昭和の汚い部分が多く描かれているところも昭和をあまり経験していない人にはおもしろい。

たぶんノーチェックな人が多いと思うので隠れた名作です。

(3)喧嘩商売

   作者 木多 康昭

   講談社

   http://www.yanmaga.kodansha.co.jp/ym/top.html

コミック。格闘技を舞台にしたギャグマンが。

ヤンマガで連載中。究極の下ネタと実在の人物を描写したギャグは健在。多分また途中で打ち切りになると思うけど、いまのところストーリーもまとまってます。下ネタがすきなら爆笑必死。ただかなり汚い下ネタなので子供はよんだらだめ。

結局全部コミックになっっちゃった

   

id:chat187

「新宿スワン」

あまり知らない世界の物語なので、ぜひ読んでみたいと思いました。

「RAINBOW」

原作が安部譲二なんですね。

興味深いです。

「喧嘩商売」

読むべきか否か(笑)悩むところです(笑)

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:50:00
id:cubicdaiya No.32

回答回数1ベストアンサー獲得回数0

ポイント11pt

ハッカーと画家

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

技術系ベンチャーを成功させたハッカーの痛快なエッセイ集です。

トピックは多肢に渡っていて, 富のつくりかた, 格差について,

ものづくりのセンス, ベンチャー企業が大企業に勝る点等々,

著者の経験や過去の歴史との類似点を組み合わせた

非常に興味深い考察がなれさています。

夏への扉

夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))

タイムトラベルを扱ったSF小説です。

結構早い段階でオチがわかってしまう可能性がありますが,

所々に散りばめてある伏線の張り方がうまくて, オチがわかったときは

「なるほど, あれはそういうことだったのか」と思わせてくれます。

決断力

決断力 (角川oneテーマ21)

ほとんど将棋の話ですが, ほかの分野でも応用できそうな考え方がいろいろ書かれています。

話自体も著者の経験談から来ているので, 説得力があります。

id:chat187

「ハッカーと画家」「夏への扉」

装丁がとてもよいですね。つい手に取りたくなります。

「決断力」

羽生さんが書かれたものというだけでも一読してみたくなります。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:51:57
id:NAPORIN No.33

回答回数4892ベストアンサー獲得回数909

ポイント11pt

最近ミステリづいてまして、

煙か土か食い物 (講談社文庫)

煙か土か食い物 (講談社文庫)

  • 作者: 舞城 王太郎
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

ミステリ界の和製ハードボイルド。

ノリで読んで、涙してさっぱり。

最初の部分で主人公が好きになれないとちょっとつらいけど、

我慢すればあとは流れ降りるだけのジェットコースターみたい。


工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)

工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • メディア: 文庫

は、実は半年内は読んでないので読んだ方を挙げると)

封印サイトは詩的私的手記―I Say Essay Everyday (I say essay everyday)

封印サイトは詩的私的手記―I Say Essay Everyday (I say essay everyday)

  • 作者: 森 博嗣
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • メディア: 単行本

ミステリ界のエッセイ巧者。作家の生活を覗き見するに、

えらい人のすなおな感嘆ってなんでこんなに面白いんだろう。


月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

月の影 影の海〈上〉 十二国記 講談社X文庫―ホワイトハート

  • 作者: 小野 不由美
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • メディア: 文庫

もう10回くらいは通読しているのですが、

読み始めるととまらないシリーズの第一巻。

絵のわりに殺伐ってラノベの特徴かなあ?


上の方があげてらしたアクロイド殺しもついおととい

読みました。

ネタバレになるからなにもいえません。

早く読んで語り合えるようになりましょうねw

待ってます~

id:chat187

きたか、きたか、きたかという三冊をあげてくださり、ありがとうございます。

舞城さん来ないなーと思っていたら、やっときましたね!!

森氏は大好きなので、既読ですが、どくどくの観点がとても楽しいですよね。

十二国記。

よくぞあげてくださいました。大好きです。

上巻のあまりの暗さに挫折する人もいるようですが、最後まで読んで、ぜひ陽子と共に強くなってほしいと思います。

アクロイド殺し。

本当、どこでネタバレに接するかわからないので、早々に読みたいと思います。

回答ありがとうございました。

2006/09/15 16:55:49
id:akkk No.34

回答回数395ベストアンサー獲得回数6

ポイント10pt

ぼくの地球を守って―愛蔵版 (8)

ぼくの地球を守って―愛蔵版 (8)

  • 作者: 日渡 早紀
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • メディア: コミック

「ぼくの地球を守って」

子供の頃読んでも意味わからなかったけど

最近読んでものすごくはまってしまいました。。。

内容がかなり深い!

BASARA (16) (小学館文庫)

BASARA (16) (小学館文庫)

  • 作者: 田村 由美
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: 文庫

これも同じように、昔理解できなかった漫画。

最近読み返して泣きました(笑


ケロロ軍曹 (2) (角川コミックス・エース)

ケロロ軍曹 (2) (角川コミックス・エース)

  • 作者: 吉崎 観音
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • メディア: コミック

アニメの方が人気ありますが・・・。

最近漫画を読んで、そのマニアックさにはまってしまいました。。

30代男性ならかなりはまるでしょう!

id:sukeshi No.35

回答回数214ベストアンサー獲得回数3

ポイント10pt

最近の本で面白いものを挙げてみたら、なんだか育児関係の本ばっかりになってしまいました…。


毎日かあさん3 背脂編

毎日かあさん3 背脂編

  • 作者: 西原 理恵子
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • メディア: 単行本

『毎日かあさん3 背脂編』

毎日かあさんは1巻からの愛読書なんです。

第9回手塚治虫文化賞「短編賞」を受賞してます。

なんてのは、正直どうでもいいんですけどね。

↓なんたってこんなんですので…。

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/women/etc/riezo/



ぞうくんのさんぽ(こどものとも絵本)

ぞうくんのさんぽ(こどものとも絵本)

  • 作者: なかの ひろたか なかの まさたか
  • 出版社/メーカー: 福音館書店
  • メディア: 大型本

『ぞうくんのさんぽ』

絵本です。ゴメンナサイ。ウチの子供がハマッてるんです。

だって読み聞かせがいのある最高の一品なんですよっ



http://www.warm.jp/c_book/top_book2.html

『育児の原理』

最近、子供の年齢のところを読み返したんですよね。

私は究極・至高の育児書であると思っています。

なんというか、やさしさがあふれているんですよ。


これに限らず、育児書って結構面白いんですよね。

id:love-and-peace No.36

回答回数239ベストアンサー獲得回数2

ポイント10pt

こんにちは

私の場合、個人的に最近「精神に傷を負った」という認識があり、精神活動が正直停滞気味です。読書についていうと具体的には、既読の本を再読することが多かったのです。とはいえ半年もあれば20数冊くらいは購入しますのでまったく推薦する本がないということではないのですが。

もっとも面白かったのは雑誌になりますが

日経サイエンス 2006年8月号のなかの

宇宙最初の100万分の1秒

http://www.nikkei-science.com/

日経サイエンス 2006年 08月号 [雑誌]

日経サイエンス 2006年 08月号 [雑誌]

  • 出版社/メーカー: 日経サイエンス
  • メディア: 雑誌

素粒子衝突実験の最新の成果にわくわくしてしまいます

別の月にはマイクロブラックホールを作る話も出てきます。

次に

吟行版季寄せ草木花

季寄せ-草木花 夏・上 吟行版 (3)

季寄せ-草木花 夏・上 吟行版 (3)

  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • メディア: 文庫

春2巻、夏2巻、秋2巻、冬1巻の7巻構成です

上述の事情で心にアタラクシアを求める意識が強くこんな感じの本にはまりました。元来園芸は大好きですが。

最後に古い本ですが著者の別の著作を読み取り寄せたのが

大室幹雄 正名と狂言

正名と狂言―古代中国知識人の言語世界

正名と狂言―古代中国知識人の言語世界

  • 作者: 大室 幹雄
  • 出版社/メーカー: せりか書房
  • メディア: 単行本

古代中国における民人と権力者、漂泊者としての知識人。雄大な空間構造を提示してくれるダイナミックな著作です。特に、第三章「羽仙登化した滑稽者-東方朔の〈狂〉について」は卓越しています。

id:SwordBF No.37

回答回数2ベストアンサー獲得回数0

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凍月 (ハヤカワ文庫SF)

読了したのは何年も前なんですが、何度も読み返してつい昨日また読んでた本と言うのはOKですか。

22世紀の月で暮らす主人公の姉が理論的に蘇生可能な410の冷凍死体(の頭)を地球から持ち込んだ事から起こる事件を描いてます。ついでに言うと、主人公が政治的指導者として研鑽半ば(と言うかそもそもやりたくて始めた訳ではない駆け出し)と言うのがある意味珍しいカモ。

ちなみにあんまり本がくたびれてきたんで買い直したら、何故か帯付きの初版だったと言うオチがついて笑ってしまいました。(元々持っていた本には帯が無かった)


皇国の守護者 (1) (ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ)

とあるblogでオススメされていたのを見て試しに買って見たらハマりました。

明治ぐらいの日本をモデルにしていると思われる(歴史に疎いので違っているかもしれませんが)<皇国>が、やはりその頃のロシアをモデルにしていると思われる<帝国>の侵攻を受ける所から物語が始まります。結構生々しい戦争が繰り広げられますが、龍(東洋的な龍)がいたり「猫」と呼ばれるサーベルタイガーがいたりとファンタジーな部分もあったり。

コミックスが3巻目に入った所でようやく原作の1巻目の内容が消化されていると言う具合ではありますが、主人公が自分の中の黒々とした部分を承知しながらも、とにかく生きて帰る為に非情な手段をとる事をいとわない所が好きです。

ちなみに原作の方もちまちま買い揃えているのですが、先の展開を知るのが怖くてマンガの進行に合わせて読み進めています(苦笑


ゆきのはなふる

この中では1番最近買った本カモ。この人の本は目に付く端から買い漁ってしまいます。

この本は基本的に付け合わせ的に様々なコミックスに収録されてきた、1つの世界観でつづられたショートストーリーを1冊に纏められてますが、表題作は書き下ろしとなってます。雪を降らせる事を生業とする青年がある日人形を拾う所から始まるのですが、人工生命的な物を扱っている所為か、それまでの和風で穏やかな一連の話と打って変わって重いです。

しかし最後に歌う所は泣いてしまいました。とにかくこみ上げてくるモノがあります。

id:tani-y No.38

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順番はつけられないので、面白かった本の中から3冊。

武装錬金 (10) (ジャンプ・コミックス)

武装錬金 (10) (ジャンプ・コミックス)

  • 作者: 和月 伸宏
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: コミック

全10巻の漫画です。10月から一部地域でアニメが放送開始。

ヒロインの「ハラワタをぶちまけろ!」のセリフに驚いて読んでいる内にファンになった漫画です。

最初はヒロインが悪人のようだと思いました。

敵であっても分かり合いたいという気持ちがある主人公の男子高校生の、

甘いかもしれないけど熱いセリフや表情が良いです。

レンタルお姉さん

レンタルお姉さん

  • 作者: 荒川 龍
  • 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
  • メディア: 単行本

ニートを支援するNPOで働くお姉さん、お兄さんの仕事の内容を通して、

電子メールではなくて手紙を送る、

電話だけでなく直接話すという、

人に近づいていくコミュニケーションの大切さが書いてある本。

「レンタルお姉さんは大丈夫なのか!? ケガしないの!?」

と、お姉さんやお兄さんの仕事の様子を心配しつつも、

ニートとのコミュニケーションなどを最後までじっくり読むことができました。 

スローライフ―緩急自在のすすめ (岩波新書)

スローライフ―緩急自在のすすめ (岩波新書)

  • 作者: 筑紫 哲也
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 新書

のんびりだけでもなく、急ぐだけでもない、緩急自在でいこう、ということが書いてある本です。

意識して緩急自在をするのは難しいですが、

緩急自在ができるようになれば、自分に変化があるかもと思いました。


http://d.hatena.ne.jp/tani-y/

id:haecceitas No.39

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ポイント10pt

まずは何といってもこれです。

夕凪の街桜の国

夕凪の街桜の国

  • 作者: こうの 史代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • メディア: 単行本

昨年話題となったマンガのようですが、『わしズム』ではじめて著者の作品を読みファンになりました。

広島の被爆者の悲劇が今なお続いている事実に静かに気付かせてくれます。こうのさんのユーモラスでほのぼのしたタッチが何度でも再読を促す名作となってると思います。


次はこれかな。

「負け組」の哲学

「負け組」の哲学

  • 作者: 小泉 義之
  • 出版社/メーカー: 人文書院
  • メディア: 単行本

一応職業柄選んでみました。勝ち組・負け組という二文法がまことしやかに語られる現在、「そんなもんなんじゃい」と笑い飛ばす理論武装としてお勧めです。難しい記述は読み飛ばしてもなお放言集として楽しめます。


最後は文庫になったのを記念して。

二十一世紀の資本主義論 (ちくま学芸文庫)

著者の岩井克人は高名な経済学者ですが、経済学素人の私にとっては好きなエッセイストの一人でもあります。20世紀末の通貨危機に触発されて書かれた巻頭論文も重要ですが、もろもろのエッセイが読ませます。「V 時代とともに」に収録されているエッセイには、現在の著者の関心が先取りされてます。

id:uchagi No.40

回答回数4ベストアンサー獲得回数0

ポイント10pt

すごく偏りがあるんですが…

ジェーン・エア (上) (新潮文庫)

愛する村上春樹の長編小説です。時間を置いて何度か読むと、難解な小説が何を表しているのかぼんやりとながら見えてくるような気がします。もちろん読む人によって解釈は違うでしょうけれど、私の解釈は「人類が「良心」を失いかけ、それを取り戻そうとする戦いの年代記」です。

ジェーン・エア (上) (新潮文庫)

つい最近読んだ、イギリス女流作家の名作古典。ハーレクインの元祖かと思いました。怪奇ロマンスです。ハートをグイグイつかまれて、途中でやめることができません。それでも、ヒロインの個性的な性格と心理の描写がすばらしく、最高の文学作品だと思います。

海神別荘―他二篇 (岩波文庫)

この時代の日本人が、こんなに活き活きとした壮大な想像力を働かせたことを発見して、ちょっと誇らしい気持ちになりました。戯曲集ですが、舞台のイメージが緻密に描かれていて、興味深いです。ストーリーはそれほどスバラシイわけではありませんが、やはりこの時代の日本の文化人がこんな先進的な考えを持っていたのか!と、見直してしまうような概念が随所に見られて、個人的に良書でした。


この半年で、と思うと選択が難しいですねー。「これまでに読んだ全ての中で」だと結構スラスラ答えられるような気がするんですけど。あ、でもそれだと3つに絞るのは難しいかなー。

※すみません、リンクがうまく生成されてないかも?

id:MYSON No.41

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ポイント10pt

最近、本屋で立ち読みした本です。

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)

  • 作者: 梅田 望夫
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • メディア: 新書

改めて読み直してみました(笑)

テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0

テレビCM崩壊 マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0

  • 作者: Joseph Jaffe
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • メディア: 単行本

TVCMが崩壊するというのは少し過激な気がしますが、

現在のTVCMの問題点をよく突いておりメディアの特性をよく捉えているように思いましたね。

少しセンセーショナルな切り口な気がしますが、その分軽く楽に読めました

PHPによるWebアプリケーションスーパーサンプル 第2版

PHPによるWebアプリケーションスーパーサンプル 第2版

  • 作者: 西沢 直木
  • 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
  • メディア: 大型本

はてなのAPIサービスを利用したくて読んでみました

id:kiao No.42

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ポイント10pt

読書数の少ない私ですが、初めて回答させていただこうと思います。

怪盗ニックを盗め (ハヤカワ・ミステリ文庫)

怪盗ニックを盗め (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者: エドワード・D. ホック
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

短編集。怪盗ニック・ベルベットは一般的に価値のないもしか盗みません。依頼が来た時点で5W1Hの中のWhy(なぜ依頼人にとって価値があるのか?)が提起され読者の興味を引くので、物語世界へ導く早さではまさに短編向きです。そしてそれにHow(どうやって盗むのか?)もしくはWhen(いつ盗むのか?)が付随します。一話一話がちょうどいい文量で、すぐに次の話を読みたくなってしまいます。

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)

九マイルは遠すぎる (ハヤカワ・ミステリ文庫 19-2)

  • 作者: ハリイ・ケメルマン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • メディア: 文庫

これも短編集。有名な作品ですが、私は少し前にようやく読みました。

「九マイルもの道を歩くのは容易じゃない、まして雨の中となるとなおさらだ」

たったこれだけの文章から目くるめく論理展開が繰り広げられます。妥当性という仮説で肉付けし、抽象的ともいえるこの文に具体的背景が構築されてゆく。そして訪れる発想の飛躍、そのことにより思考実験と現実の境目がぐるりと反転してしまいます。

短編がもつ魔力というものが、この表題作に、ギュッと濃縮されているように思えました。

(裏表紙のあらすじ内容で、多少ネタバレしているので、気をつける必要がありますね)

みんな元気。

みんな元気。

  • 作者: 舞城 王太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 単行本

最期も短編集(中篇にちかいものも有り)。舞城作品は1・2冊まだ読み残していますが、私のなかでは、本書が1番好きです。圧倒的な個性を持つ著者特有の文章のグルーヴ感もさることながら、どんな出来事も、悲劇と喜劇、臭汚と麗美、善良と悪意といったものが常に対で存在すること、完璧に正しい(もしくは間違っている)ことなどないという「すべては等価である」ということを教えてくれているような気がします。

気がつけば、短編集縛りになっていました(笑)

id:jagging No.43

回答回数11ベストアンサー獲得回数0

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ネガティブハッピーチェーンソーエッジ

ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ (角川文庫)

いわゆる、『青春小説』ってヤツなんだけど、

近頃読んだのでは、一番おもしろかった。


わけわかんねぇ!暗示(?)にとんだスタートから、

淡々と、日常を流れていく、

貧乏下宿の高校生を、描きつつも、ラストに向かって様々な人生経験のごとく出来事がさわやかに駆け抜けていくのは爽快!


ラストニ、三章の物語への吸い込まれ方はすごい!


実はこれ、作者がリアルひきこもりだった時に書きあげた。

とかいう曰く付きの

作品なんだ。だが、内容も面白く、賞を取ってるだけに

十分に楽しめたよ。興味あれば読む価値アリ!!

いわゆる『A級戦犯』

いわゆるA級戦犯―ゴー宣SPECIAL

ごめんね。いきなり堅い本持ってきちゃって、

でも、日本に生きて生活している以上、

最低限、知っておかなければならないことだと思うんだ。


基本的にこの作者の本(漫画)はおもしろい。

内容的に練りこまれていて納得できるし、

この人のぶれない国家観が

随所に現れていて、圧巻なんだ。


いや、本文借りて悪いが

『A級戦犯とは何か?私達はその答えを知らないはずである。』

知ってて損はしないし、

内容も、かなり熱がこもってておもしろいですよ。

図解雑学 ユング心理学

ユング心理学 (図解雑学)

『一気に読み通す』っていう爽快さや物語性は無いものの、

ちまちま、暇なときに適当にめくって読むには最適!


これまた、全く違うジャンルなんだが、

俺自身、近頃、良く読みふけっていたのでな。


ユングが切り開いた、心理学の一ジャンルや、

精神分析の過程が、

一口サイズのコマギレ雑学として楽しめるという良書だよ。

id:bonne No.44

回答回数53ベストアンサー獲得回数3

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この手の「おすすめ本」的な質問大好きです!

戦争で死ぬ、ということ (岩波新書)

戦争で死ぬ、ということ (岩波新書)

  • 作者: 島本 慈子
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • メディア: 新書

終戦の日を前に読んだ本です。

愉快な内容の本ではありませんが、とても興味深く読みました。

関連のいわしを立てたのですが、あまり盛り上がりませんでした(^^;

http://q.hatena.ne.jp/1155204826

戦争に関する小説・ドラマ・映画・論説、、世にいろいろ出回っていますが、戦争状態の中で迎える「死」のバリエーションについてこれだけ多くの例がコンパクトにまとめられた作品はあまり無いと思います。

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

クライマーズ・ハイ (文春文庫)

  • 作者: 横山 秀夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

これも日航機墜落事故の日を前に手にしました。

「沈まぬ太陽」ほどの重みはないですが、あの事故を別の現場から見た物語として面白く読めました。表紙デザインも良かったです。

理由 (新潮文庫)

理由 (新潮文庫)

  • 作者: 宮部 みゆき
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • メディア: 文庫

今更ながら読みました。私にとっては本来なら出たらすぐ買うべき作家だと思っているのですが、世間で言う旬を過ぎたとしてもいつ読んでもきっと後悔しないだろう、という妙な安心感があるため、気が向いたら買って読むことにしております。同じ理由で「模倣犯」も未読です。

「理由」は、事件の真相が明らかになる過程の見せ方と登場人物の家族(それも膨大な数の!)が肌理細やかに描かれているのに関心しました。

id:diarymasa No.45

回答回数35ベストアンサー獲得回数1

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ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)

ガダラの豚〈1〉 (集英社文庫)

  • 作者: 中島 らも
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • メディア: 文庫

エンターテインメント小説。

アル中の大学教授オオウベが、新興宗教やアフリカの呪術師とたたかう話です。

ストーリーも先を急いでしまうほどによいですし、アル中、新興宗教や呪術のさまざまなトリックについて、種明かしの薀蓄が楽しめます。

中島らも氏の作品はこの作品が初めてでしたが、おもしろかったのでその後4冊よみました。


ダレン・シャン 1 (小学館ファンタジー文庫)

ダレン・シャン 1 (小学館ファンタジー文庫)

  • 作者: ダレン・シャン
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

子供向け?ファンタジー小説。

普通の少年、ダレン・シャンがあるサーカス団との出会いから、ヴァンパイアや小人たちの人外の世界の住人になっていく話。

感情の描写がとてもよいです。

私もまだ2巻しか読んでいないですが、部屋に積んである続きが読みたくて仕方ないです。


くさいはうまい (文春文庫)

くさいはうまい (文春文庫)

  • 作者: 小泉 武夫
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • メディア: 文庫

食べ物エッセイ。筆者の小泉氏は東京農大教授。

菌のはたらきが重要な世界の食べ物、飲み物について書かれています。

文体が大変読みやすいです。

↓ここに感想を書きましたので、よかったら読んでください。

http://kasaibros.seesaa.net/article/21797321.html

  • id:Baku7770
     #a2で回答した者です。ごめんなさい。どうしてもベスト3に絞りきれなかったものですから、ベスト4になってしまいました。
     流れ的には太平洋戦争の敗因分析→企業の失敗・倒産となっています。
  • id:Baku7770
     すみませんはまぞうが消えていますねって、絵が無い!さっきまであったのに!;_;
     講談社文庫「大東亜戦争、こうすれば勝てた」小室直樹・日下公人共著です。
     
  • id:watanyabe
    初心者なのでみなさんのようにリンクが貼れないことを先にお詫びします

    ベスト1 ランドリー http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30938794

    ベスト2 佐賀のがばいばあちゃん http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31565712

    ベスト3 いま、会いにゆきます http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31098199

    以上の3作です

    どれも最近or近日公開の邦画作品の原作となっています
    元々の口語で書かれた文体と共に映画のキャストが頭によぎり、まるで各キャラクターたちがしゃべりだすようにスムーズに読むことが出来、それゆえに感動も大きかったと思います

    他にも現在の映画界は原作ものが増えてきているので参考にしていただければと思います


  • id:chat187
    すみませんっっ!!!
    気づいたら、20ポイント送信しないと回答オープンできなくなってしまいました……orz
    はてなの仕組みが変わったのに気づいてませんでした。
    ほかの皆様のオススメ本も知りたかったのですが、ちょっと今ポイントが足りないので、気長にオープンしていきたいと思います。
    どなたかのっかってオープンしてくださると、凄く助かります。

    すみませんでした。

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