石の建築について教えてください
http://www.muuka.com/finnishpumpkin/churches/helsinki/chteh/chur...
http://ezorisu.jp/fin/helsinki/temppeli/index.html
フィンランドにあるテンペリアウキオ教会です。
固い岩盤をくりぬき、そのくりぬいた岩を穴の周囲に積み重ねた、独特な造りの建築物です。
石(というか岩)の特性で、建物は音響効果に優れているそうです。私もこの場所を訪れたことがありますが、岩の印象は冷たいものではなく、むしろ荒々しい自然の温かみを感じました。
石の性質としては
などの長所がある一方、
などの短所があります。
鉄骨造や鉄筋コンクリート造が普及する以前は、木造と並んで構造材料として、広く使われていました。特に、ヨーロッパのゴシック様式においては、石とは思えないほどの繊細で軽やかな建築を実現させています。
構造体としての石造建築は、組み上げて積み上げる、という意味で組積造に分類され、普通は壁を基本構成要素としています。当然ながら窓や入口など開口部を開けるのは難しく、大き目の石材を掛け渡したり(まぐさ)、アーチ形状を組んだりします。
石材で屋根をかけるには、さらに高度な技術を必要とし、ボールトやドームと呼ばれる形状にします。この技術はローマ時代から用いられていましたが、その高度さゆえ秘密結社フリーメーソンの原点となったとも言われています。
ただ、石造建築は、各個の石は積んであるだけ、あるいは間にモルタル等を充填してあるだけです。もし、地震が来て建物が浮き上がったり(引張力)ずれたり(せん断力)、あるいは面外方向に倒れたり(モーメント)するような動きには、あまり強くありません。地震の多い日本では、江戸時代までほとんど普及しなかったのは、このためでしょう。
現代では、下記のような法律で縛られています。
http://kozo.milkcafe.to/houki/soseki.html
現代においては、その色や風合いをいかして、化粧材として壁や床に多く使われています。その際は、構造体から力を受けて割れたりはがれたりすることのないよう、十分検討する必要があります。壁に貼る場合は空積み、乾式工法等をもちいて躯体から浮かす、床に敷く場合は砂等のクッション材を敷くなどします。カーテンウォールに打ち込んだりもします。
詳細は、このサイトが動画付で紹介しています。
http://www.granitec.co.jp/index.html
回答者 | 回答 | 受取 | ベストアンサー | 回答時間 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | ![]() |
16回 | 10回 | 0回 | 2006-09-13 19:55:00 |
コメント(0件)