ちなみに私は英語の授業を必修化することは基本的には反対です。
根拠は
・なぜ英語である必要があるのか。子どもの言語野が発達する時期に「英語」だけを必修化することによって得られるメリットが不明。その意図に基づくのなら、中国語韓国語ロシア語ドイツ語フランス語イタリア語などをなぜしないのかわからない。
・日本で生きていくのなら、基本的に英語は不要。
・日本語の機微を理解するのが、英語の文法をおぼえるよりも難しい。
・ 言語というものは曖昧なものであり、RとLの発音・a→anなどは(第二外国語として習っているところは特に)人によって異なるものであり、統制する必要はない。
ディベートをしたいわけではないので、各自ばらばらに自分の主張を言ってもらって結構です。
義務化ということは適応できない子供を振り分けるということであり、英語によって成立した概念に意識の基本が大きく影響を受けるということです。中学生での教育も出来れば選択性にするべきなのです。単純に知識の総量が増えるからと歓迎すべきではありません。
外国語を習う=他言語の構造を理解して使える様になる、ですよね。言語、というコンセプトを小さい頃に理解しておくのはいい事なんじゃないでしょうか。結果的に日本語の理解も深まると思いますが。日本語も言語の中の一つ、という突き放した視点から母国語を見ることが出来る様になるのは大きいです。
>日本で生きていくのなら、基本的に英語は不要。
これだけ企業の多国籍化が進む中で「取引相手も仕入れ先も、すべて日本企業」なんて会社、あるんでしょうか?原料の購入先も工場もすべて日本国内???どこで生きていくにせよ、何らかの経済活動に参加するならば基本的に英語は必要だと考えていた方が無難だと思います。
言語は確かに曖昧なものですが、それでも(私が知る限りフランス語、ドイツ語、英語、日本語、ラテン語に関しては)統制をとる中央機関が必ずあり、言葉がめったやたらにバラけるのを防いでいます。また、RとLの発音に関しては「訛り」の一つなので別に目くじらを立てる事もないと思います。ですが、a→an等の文法まで「第二外国語だから」無視していい、軽視していい、というのは極論じゃないでしょうか。