すでにご存知だと思いますが、
http://japan.maxim-ic.com/quick_view2.cfm?qv_pk=1257
新設計用に推奨されていません。
型番 MAX038
推奨置換品 該当なし
説明
この製品は外部ファウンドリによって製造されたマキシム製品ですが、今後その入手ができなくなりました。新設計用に推奨されていません。詳細についてはお問い合わせください。データシートは既存ユーザ向けのみに提供されています。
仕事で新規に使うのは推奨されていません。
このICではありませんが私は過去にMAXIMの量産体制の遅れでえらい迷惑を被った記憶があるのでこのメーカーのICだけは使いたくないという熱い思いがあります。
ともあれ、すでに必要な数のICを入手した上で活用するのでない限り、新規の仕事で使うべきではないICです。
http://elm-chan.org/docs/max038.html
ここにも触れられていますが
MAX038のオリジナルモデルの8038という石の事は
ご存知でしょうか?
個人的には、こっちの方が馴染みがあります。
数十年前からある石なので(出た当時は凄い高価だった)
電子工作や、シンセサイザーの自作等では定番の石でした。
30年近く前の話ですが・・・。
パッケージもセラミックだったんですよね。
ロットというか、8038CCJDというのが、人気があった
のですが、他のロット(例えば8038CCDDみたいな)
だと、同じ回路で全然動かなかったり、気難しい面もありました。
MAX038は、きっとそこらも改良はされてるんでしょうけど、
基本的には一緒かもしれませんね。
色々試したらしい、当時の知人の受け売りですけど・・・。
理由は良く覚えてないんですが。
MAX038はどうか良く知らないのですが、8038の事を
書いた本や当時の雑誌等は結構あるので、図書館等で
一通り目を通しておくと良いかもしれませね。
発振回路以外にも、これを応用した面白い回路とか
結構あったように思います。
なんか、あまりMAX038の話になってなくてすいません^^;)
8038なら「思い入れ」のある人、結構いそうです。
というか、居ました(笑)何人か知ってます。
それだけ便利な石だったという事で・・・。
8038といえば、100k近くなると、推奨回路で設計すると発振がおかしくなる?というような話を聞いた事があります。で、なんかオペアンプを追加したスイスのエンジニアが書いた回路図がありました。しかし、当時の私には、なぜ、そうするのか理解できなかった訳であります。あれは確か、実用電子回路集かなにかだったと思いますが、もう一度見てみたいですね。今ならわかるかな
MAX038は、使ったことが無いのですが、ICL8038の話題が出ているようですので。
この手の大幅改良版のICは、オリジナルより、ずっと微細なプロセス技術を使っ
ているため、ICに責任はありませんが、ちょっとしたミスで壊し易いですね。
アマチュア工作で、ちょいちょいと作って、拙ければ修正する、ってことをする
と、ICが壊れていたりします。
電源投入中にプローブを当てようとして、ショートなんてことでも、あっさり
壊れていることがあります。
私はうっかりものなので、こういったICを使うときは、三倍時間をかけて注意
するか、コストが許せば、予備ICを、三倍くらい用意しています。
一応、予備は1個確保しましたが、念のため、もう1個かっておいたほうがいいかもしれませんね。ICソケットは使うなっていうところが痛いですよね。100kくらいまでしかのびなかった帯域を20Mまで拡張したわけですから、相当無茶をしているのかもしれませんね。いっその事、コンデンサも内蔵にしてほしかったです。
マキシムは、この手の話が多いみたいですね(^^; 趣味で設計しておりますので売るわけではありませんので、その点はOKです。(うまくできたら、オークションで売りさばくかもしれませんが、)データシートを見ていると、AD9851とかの方がらくだなぁと、つくづく思ったりしますが、ここはあえて、ディスコン記念にきわものに挑戦したいという意気込みで望んでいます。